帯広市手話言語条例制定10周年記念事業を開催しました

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1022215  更新日 2025年12月26日

印刷大きな文字で印刷

令和7年11月29日、30日よつ葉アリーナ十勝において、帯広市手話言語条例制定10周年記念事業を開催しました。

ダイアローグ・ジャパンソサエティ理事 志村真介氏による講演会

志村理事による講演会

ダイアローグ・ジャパンソサエティ理事

ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパンFounder

志村真介氏による記念講演会

「わかりあう つながりあうー共生社会の実現にむけてー」

を開催しました。

講演会には手話通訳のほか、UDトークによる情報保障が行われ、約120人の来場者が多様性を認め合う大切さについて学びを得ました。

志村理事と帯広市長による特別対談

 

 

講演会後半には米沢則寿市長との特別対談を実施。

相手の立場に立ち物事を考えるエンパシー(共感力)をキーワードに意見交換を行いました。

相手の感情や状況をわかりあうことが共生社会の一歩であると対談を締めくくりました。

ダイアログ・イン・サイレンス・ショーケースin帯広

緊張な面持ちの参加者

音のない世界で
言葉の壁を超えた対話を楽しむエンターテイメント

北海道初開催となった
「ダイアログ・イン・サイレンス・ショーケースin帯広」

会場に案内された参加者はこれから何が始まるのか
不安そうな表情で開始を待ちます。

まずは参加者の緊張をほぐすため
アテンドからボールが投げられます。

大きなボール?小さなボール?ひとつ?ふたつ?

イメージを膨らませ存在しないボールによるキャッチボールが
始まり、次第に参加者の表情も和らぎます。

ヘッドフォンを装着し聞こえない世界の体験

各グループをアテンドするのは聴覚障害者のスタッフ。
参加者はヘッドフォンを装着し
「音のない世界」
でジェスチャーや表情だけで意思疎通をとります。
言葉に頼らないコミュニケーションの難しさ
アイコンタクトの重要性への気づき
新たなコミュニケーションの方法で
初対面の人と心を通わせる体験となりました。

エアカフェ

想像が生み出す飲食

なんにもないけどなんでもある、「想像が生み出す飲食」を楽しむ特別なカフェをオープンしました。
“エア”なカフェの文字通り、実際に飲食はできません。

この日のメニューは「とかち帯広」仕様
「とかち産牛乳を使ったコーヒー牛乳」
「とかち産バターを使ったホットケーキ」
「とかち産牛乳のソフトクリーム」など

カフェスタッフはみなさん聴覚障害者、音声言語では注文できません。
さて、どうやって注文しよう?

想像が生み出す飲食

困り顔のスタッフ・・・
肝心の牛乳がありません。
タイミングよくスタッフが扮する牛を発見
みんなで牛をひっぱって連れてきて
乳しぼりから始めます。

 

 

会場を走り回って全身で表現をして
心の底から笑顔いっぱいになるカフェになりました。

手話・要約筆記・UDトーク体験会

ワークショップ(障害の体験)会場では、「手話体験」「手書き要約筆記体験」「UDトーク体験」を開催しました。

手話体験を楽しむ

【手話体験】
テーブルに並べられたイラストのカード、どうやって身振りで表現する?
相手に伝わる身振りの方法を考えて表現する参加者たち
身振りで伝えたあとにろう講師から「手話」での表現方法を学びました。
「大切なのは伝えたいと思う気持ち」
手話がわからなくてもろう者とコミュニケーションはとれる
幅広い世代が楽しみながら、気づきとなる体験会でした。

 

 

 

 

 

要約筆記体験を楽しむ

【手書き要約筆記体験】
OHC(オーバーヘッドカメラ)を使用し、会話の内容を油性ペンでロール紙に書いて
スクリーンに拡大投影します。
書く文字の大きさや文章の区切りなど、読み手に伝わりやすく
「書く」ことに参加者は苦労しながらも楽しんでいました。
※手書き要約筆記とは会話の内容をリアルタイムで要約し文字で伝える聴覚障害者向けの
 コミュニケーション支援のひとつです。

 

 

 

 

 

UDトーク体験を楽しむ

【UDトーク体験】
手話言語条例制定10周年記念講演会の情報保障でも使用された
「UDトークアプリ」の使用体験を行いました。
デモ機(タブレット端末)による体験だけでなく、
実際に自身のスマートフォンにアプリのダウンロードを行い使用方法を学ぶ方
講演会の情報保障で興味を持ち体験会に足を運んでくれた方
多くの参加者に体験していただきました。
※UDトークとは音声認識技術を使い、会話をリアルタイムで文字に変換する
 アプリケーションシステムです。

手話言語条例制定10周年記念冊子

手話で伝えるやさしい気持ち

手話言語条例制定10周年を記念し記念冊子を作成しました。

本市での10年間の取り組みや、「手話」や「手話言語条例」について説明をしています。

市内施設や教育機関に設置しています。

ぜひ、お手にとってご覧ください。

添付ファイルから印刷することも可能です。

※冊子の配布は終了しました。

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するご意見・お問い合わせ

市民福祉部福祉支援室障害福祉課障害福祉係
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
電話:0155-65-4148 ファクス:0155-23-0163
ご意見・お問い合わせフォーム