帯広市史跡標示板 幸震駅逓所跡

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ページ番号1005243  更新日 2020年12月14日

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幸震駅逓所跡標示板写真

標示板設置場所
帯広市大正本町本通1丁目10
真宗大谷派大昭寺 敷地内
史跡所在地
帯広市大正本町本通1丁目10
真宗大谷派大昭寺 付近

説明

駅逓とは、北海道で開拓初期から交通の不便な地域に、駅舎や人馬を備えて旅人の宿泊や運送の便をはかるために設置された、建物または制度のことをいいます。

幸震駅逓所は、明治32(1899)年、現在の帯広市幸福町東6線159番地(現在の道道927号線・旧広尾道路沿い)付近に、8畳と6畳の客室を持つ駅舎と官馬4頭(牝3頭、牡1頭)を配備して、官設駅逓所として開設されました。

その後、大正初期に幸震拓殖道路(現在の国道236号線)の開設に伴って通行者が途絶えたため、大正4(1915)年にこの場所(帯広市大正本町本通1丁目2番地・現 大昭寺所在地)へ移転し、客室は4室に拡張されました。

交通機関、宿泊や郵便物逓送など、重要な役割を果たしましたが、旧国鉄広尾線の帯広−中札内間開通前年の昭和3(1928)年に、その役割を終え、廃止されました。

なお、「幸震」の読み方は、当初、アイヌ語のサツナイ(乾く・川)に幸(サツ)と震(ナイ=古語)の漢字を当てて「幸震(サツナイ・サチナイ・サチナエ)」と呼称していましたが、その後、漢字の音読みである「幸震(コウシン)」が定着し、一般化したと推測されます。

※駅逓所の設置・移転・廃止年は、北海道庁告示によります。

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