新エネルギー利用機器(方法)の紹介-バイオガスプラント
家畜のふん尿、下水汚泥、生ごみといったものを発酵させて、おもにメタンガスを取り出す装置です。取り出したメタンガスは、発電に利用され、その時に発生する熱も有効に利用する設計がされたものが主流です(コージェネレーションシステム)。また、十勝管内は、プラントの導入が道内でも比較的進んだ地域で、実際に運用されている施設(鹿追町など)もあります。
導入コスト
建設コストは目安として、1億円程度
※施設へのバイオマス日搬入量 10トン/日 ※発電機出力20~30キロワット
【参考】バイオマスエネルギー導入ガイドブック(第2版)NEDO、緑の分権改革事業報告書(平成22年度 ニセコ町)
二酸化炭素の排出削減量(目安)
この機器装置(方法)を使うことで、石油燃料や電気の使用量を削減したと考えることができ、下表のように二酸化炭素の排出量が削減できます。
項目 |
削減量※ |
---|---|
灯油 |
二酸化炭素2.489キログラム毎リットル |
A重油 |
二酸化炭素2.709キログラム毎リットル |
軽油 |
− |
ガソリン |
− |
都市ガス |
二酸化炭素2.234キログラム毎立方メートル |
電気 |
二酸化炭素0.353キログラム毎キロワット |
※削減量は、温室効果ガス算定排出量等の集計の方法等を定める省令による。
具体的な削減量の例として、いままで灯油を年間1000リットル暖房に使っていた場合に、これを新エネルギー利用機器(ペレットストーブ等)に交換したとして計算します。この時、今まで使っていた灯油1000リットルを、新エネルギー利用機器の交換によりまったく使わなくなったとすれば、2,489キログラムの二酸化炭素を削減できたことになります。
1,000リットル×二酸化炭素2.489キログラム毎リットル(灯油)=二酸化炭素2,489キログラム
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