新エネルギー利用機器(方法)の紹介 コージェネレーションシステム
このシステムは、発電時に発生する熱を、温水や蒸気として電気と同時に利用するものです。温水は、熱源として給湯や暖房に、蒸気は冷暖房・工場の熱源などに広く利用できます。このように「電気」と「熱」を同時に無駄なく有効に利用できれば、燃料が持っているエネルギーの総合エネルギー効率が70〜80パーセントにも達することもあります。
導入コスト
地域熱供給など大規模な熱供給事業の際に、採用が検討されることが多いようです。また、バイオガスプラントでは効率的にバイオガスを使うために、発電設備の導入にあたってこのシステムを取り入れることが多くなっています。
二酸化炭素の排出削減量(目安)
この機器装置(方法)を使うことで、石油燃料や電気の使用量を削減したと考えることができ、下表のように二酸化炭素の排出量が削減できます。
項目 |
削減量※ |
---|---|
灯油 |
二酸化炭素2.489キログラム毎リットル |
A重油 |
二酸化炭素2.709キログラム毎リットル |
軽油 |
− |
ガソリン |
− |
都市ガス |
二酸化炭素2.234キログラム毎立方メートル |
電気 |
二酸化炭素0.353キログラム毎キロワット |
※削減量は、温室効果ガス算定排出量等の集計の方法等を定める省令による。
具体的な削減量の例として、いままで灯油を年間1000リットル暖房に使っていた場合に、これを新エネルギー利用機器(ペレットストーブ等)に交換したとして計算します。この時、今まで使っていた灯油1000リットルを、新エネルギー利用機器の交換によりまったく使わなくなったとすれば、2,489キログラムの二酸化炭素を削減できたことになります。
1,000リットル×二酸化炭素2.489キログラム毎リットル(灯油)=二酸化炭素2,489キログラム
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