新エネルギー・省エネルギーの紹介-熱・高効率利用
省エネルギーとは、資源を効率よく使うことであり、「革新的なエネルギー高度利用技術」とも呼ばれ、従来の機器等と比べてエネルギーの利用効率を高める技術のことをいいます。これらの技術は、資源を余すところなく使う工夫を施したもので、新エネルギーの活用にも大きく寄与しています。
利用方法
高効率にエネルギーを利用する技術として、注目を浴びているものの一つが、「ヒートポンプ」というものです。例えば、技術の一例として「エコキュート」の名称で知られる給湯暖房器があります。これは、空気が持つ熱を高効率に回収して、給湯や暖房を行うことができる装置で、従来の機器に比べて3分の1程度、電気の使用量が削減できるとされています。
同じく、給湯・暖房用途として、「エコジョーズ」という排気熱を回収して給湯効率を高めたガス給湯器もあり、従来型の機器と比べガス使用量が15パーセント程度、削減できるとされています。
また、エネルギーを多方面から活用することで、使用の効率を高める技術として、「コージェネレーションシステム」というものがあります。これは、石油やガスを燃料にして、発電と熱利用を同時に行ってエネルギーの利用効率を高める技術で、電気のみあるいは、熱のみの利用と比べて総合的に高い効率を生み出すものです。
二酸化炭素の排出削減量(目安)
このエネルギーを使うことで、石油燃料や電気の使用量を削減したと考えることができ、下表のように二酸化炭素の排出量が削減できます。
項目 |
削減量※ |
---|---|
灯油 |
二酸化炭素2.489キログラム毎リットル |
A重油 |
二酸化炭素2.709キログラム毎リットル |
軽油 |
− |
ガソリン |
− |
都市ガス |
二酸化炭素2.234キログラム毎立方メートル |
電気 |
二酸化炭素0.353キログラム毎キロワット |
※削減量は、温室効果ガス算定排出量等の集計の方法等を定める省令による。
具体的な削減量の例として、いままで灯油を年間1000リットル暖房に使っていた場合に、これを新エネルギー利用機器(ペレットストーブ等)に交換したとして計算します。この時、今まで使っていた灯油1000リットルを、新エネルギー利用機器の交換によりまったく使わなくなったとすれば、2,489キログラムの二酸化炭素を削減できたことになります。
1,000リットル×二酸化炭素2.489キログラム毎リットル(灯油)=二酸化炭素2,489キログラム
機器及び利用方法
潜熱回収型給湯器、空気熱ヒートポンプ給湯器、コージェネレーションシステム
関連情報
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