新エネルギー利用機器(方法)の紹介 チップ
木材を細かく砕いて、取扱いを容易にして燃焼しやすくした燃料で、簡単な加工の割に大きな発熱量が得られるので、現在のところ低コストなバイオマス燃料であるという特徴があります。チップは、産業的に見ても設備投資が進んでおり、製造コストが他の方法で作られる燃料より低く重油と同程度であるともいわれており、今後とも活用が見込まれています。
導入コスト
木材チップ価格(パルプ向、平成23年)
- 針葉樹 12,700円毎トン
- 広葉樹 17,300円毎トン
※農林水産省 木材価格統計調査
二酸化炭素の排出削減量(目安)
この機器装置(方法)を使うことで、石油燃料や電気の使用量を削減したと考えることができ、下表のように二酸化炭素の排出量が削減できます。
項目 |
削減量※ |
---|---|
灯油 |
二酸化炭素2.489キログラム毎リットル |
A重油 |
二酸化炭素2.709キログラム毎リットル |
軽油 |
− |
ガソリン |
− |
都市ガス |
二酸化炭素2.234キログラム毎立方メートル |
電気 |
− |
※削減量は、温室効果ガス算定排出量等の集計の方法等を定める省令による。
具体的な削減量の例として、いままで灯油を年間1000リットル暖房に使っていた場合に、これを新エネルギー利用機器(ペレットストーブ等)に交換したとして計算します。この時、今まで使っていた灯油1000リットルを、新エネルギー利用機器の交換によりまったく使わなくなったとすれば、2,489キログラムの二酸化炭素を削減できたことになります。
1,000リットル×二酸化炭素2.489キログラム毎リットルL(灯油)=二酸化炭素2,489キログラム
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