水痘・帯状疱疹について
水痘と帯状疱疹は、どちらも「水痘帯状疱疹ウイルス」というウイルスが原因で起こる病気です。
水痘は別名「水ぼうそう」として知られており、小児によく見られます。水痘が治癒した後もウイルスが神経に潜伏し、免疫低下や加齢に伴いウイルスが再び活性化することにより、帯状疱疹を発症します。
水痘とは
水痘は「水ぼうそう」ともいわれ、「水痘帯状疱疹ウイルス」によって引き起こされる発疹性の感染症です。
予防のポイント
有効な予防法は予防接種です。平成26年10月に小児を対象として水痘ワクチンが定期接種化されて以降、患者報告数は減少しています。
帯状疱疹とは
水痘と同じ「水痘帯状疱疹ウイルス」が原因で起こる皮膚疾患です。水痘が治癒した後もウイルスが神経に潜伏し、免疫低下や加齢に伴い、ウイルスが再び活性化することによって発症します。
帯状疱疹の症状
皮膚に分布している神経に沿って、水疱が帯状に出現します。
通常、皮膚症状の出現2~3日前からかゆみや痛みが出現し、初期は皮膚が赤く腫れます。1週間程度経過すると、水疱が多発するようになり、発熱、頭痛、リンパ節の腫れなどの症状も出現するようになります。通常、2~4週間で水疱が破れて痂皮化し、皮膚症状が正常に戻ります。
皮膚症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる神経痛が続くことがあります。
治療方法と予防のポイント
【治療方法】
治療には抗ウイルス薬等が使用されます。より早期に使用すると効果が高くなる場合もありますので、症状がある方はお早目に医療機関を受診することが大切です。
【予防のポイント】
免疫機能の低下が発症する要因の一つとなります。加齢や疲労、ストレスなどによって免疫機能が低下すると、潜伏していた「水痘帯状疱疹ウイルス」が再び活性化しやすくなります。
一般的に、好き嫌いのある食事、運動不足、睡眠不足などは免疫機能を低下させてしまうと言われています。バランスの良い食事、適度な運動、規則正しい生活を心がけるなど、免疫力が低下しない生活習慣が大切です。また、自分なりのストレス対処法をみつけておくことも大切です。
帯状疱疹の予防接種は、発症予防や重症化予防の効果が期待ができるとされており、高齢者の方を対象として令和7年4月から定期接種化されます。定期接種の対象者や接種費用などの詳細は下記ページをご確認ください。
なお、定期接種の対象ではない方は、任意接種(全額自己負担)となりますので、接種費用などについては直接医療機関へお問い合わせください。
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〒080-0808 帯広市東8条南13丁目1番地 帯広市保健福祉センター内
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