たばこと健康

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ページ番号1004903  更新日 2024年2月20日

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やめる理由がある。たばこは、あなたの大切な人の命まで削ります。

帯広市作成【禁煙啓発動画】を公開しています。

たばこによる影響

たばこの煙には、数多くの発がん物質が含まれており、がん以外にも脳卒中や虚血性心疾患、慢性閉塞性肺疾患など多くの病気と関係しています。たばこを吸う人は吸わない人に比べ、がんになるリスクは1.5倍高まることがわかっており、他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙についても、健康への悪影響が科学的に明らかになっています。
一人ひとりがたばこの健康への悪影響について理解を深め、禁煙、受動喫煙防止について考え、実施することが必要です。
(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット 喫煙のページ、国立がん研究センター がん情報サービス)

※レベル1に近い病気ほど、喫煙によってなりやすい病気で、禁煙や受動喫煙を避けることで、その病気の発生を減らすか、遅らせることができると言われています。

喫煙者本人への影響

因果関係

疾患

 

レベル1
証拠は因果関係を推定するのに十分

  • がん(肺、胃、膵臓、子宮頸部等)
  • 循環器の病気(虚血性心疾患、脳卒中等)
  • 呼吸器の病気(慢性閉塞性肺疾患(COPD)、呼吸機能低下)
  • その他(二型糖尿病の発症、歯周病、妊婦の喫煙による乳幼児突然死症候群、早産、低出生体重等)

 

レベル2
証拠は因果関係を示唆しているが不十分

  • がん(大腸、乳がん等)
  • がん患者全体の生命予後悪化、再発リスク増加等
  • 循環器の病気(胸部大動脈瘤)
  • 呼吸器の病気(気管支喘息の発症及び増悪等)
  • その他(虫歯、歯の喪失、閉経後女性の骨密度低下、認知症等)

他人への影響(受動喫煙)

因果関係

疾患

 

レベル1
証拠は因果関係を推定するのに十分

  • がん(肺)
  • 循環器の病気(虚血性心疾患、脳卒中)
  • 臭気・鼻への刺激感
  • 母子への影響(妊婦の喫煙と小児の受動喫煙による乳幼児突然死症候群、小児の受動喫煙と喘息
    の既往)

 

レベル2
証拠は因果関係を示唆しているが不十分

  • がん(乳がん、鼻腔・副鼻腔)
  • 呼吸器のへの急性影響(吸器症状、呼吸機能低下)
  • 慢性呼吸器疾患(喘息の発症、コントロ―ル悪化等)
  • 母子への影響(低出生体重、胎児発育遅延、小児の喘息の重症化、小児の呼吸機能低下等)

(参考:喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書(平成28年8月))

禁煙の効果

長年たばこを吸っていても、禁煙するのに遅すぎることはありません。
禁煙は病気の有無を問わず、健康改善効果が期待できます。

禁煙の効果

禁煙期間

健康上の変化

24時間後

心臓発作の可能性が低くなる

2週間から3か月後

心臓や血管など、循環機能が改善する

2~4年後

虚血性心疾患のリスクや脳梗塞のリスクが低下する

5~9年後

肺がんのリスクが低下する

10~15年後

様々な病気になるリスクが非喫煙者のレベルに近づく

(参考:厚生労働省 e-ヘルスネット 喫煙のページ)

禁煙の取組

健康推進課の取組

健康推進課では平成25年に策定した健康おびひろ21の計画の中で禁煙対策について「未成年の喫煙をなくすこと」「たばこをやめたい人がやめられるようにする」ことを目標に取り組んでいます。依頼に応じて企業への健康講座や、中学校への講座等を行っています。お問合せや申し込み等は帯広市健康推進課(電話0155-25-9721)までお願いします。

出前健康講座

企業や町内会など地域の団体からの依頼により、たばこの害や禁煙に関する講話を実施します。

中学校での「たばこと健康」講座

依頼のあった中学校に出向き、たばこの害の講話を実施し、たばこを誘われた際の断り方などを実際にロールプレイ体験をしてもらうことで、未成年からのたばこ対策を進めています。

写真:市内中学校での講座実施の様子

参加した生徒のアンケート結果より抜粋
  • わかったこと
    「たばこに入っている有害物質の量が印象的でした。自分が思っているより多くてびっくりしました。」
    「友達に誘われたとしても、きちんと断ることが印象に残った。もし誘われたとしても今日みたいにきちんと断りたい。」
  • 感想
    「今日の講演で、将来タバコを吸いたいなぁという人は、たぶんいなくなったと思います。もし、この講演会に行っていなければ、もしかしたら吸っていたのかもしれません。ほかにもいろんなことがわかって、とてもためになりました。」
    「とても楽しかったです。クイズや生徒たちが話し合ったり、楽しめたのは工夫だと思います。今後の参考にしたいと思います。とてもいい勉強になりました。タバコはだめです。」

健康相談

生活習慣病対策の一つとして、禁煙希望の方のご相談に対応しています。また、市内の禁煙外来をご紹介するなど、禁煙に関する支援を行っています。

その他 国や北海道、企業の取組

厚生労働省や帯広保健所のホームページです。下記をクリックしてご覧下さい。
帯広保健所のホームページには管内の「空気のきれいな施設」や「禁煙体験談」などのページが掲載されていますので、禁煙される方におすすめです。
また、帯広市のホームページにも受動喫煙対策について掲載しています。

5月31日 世界禁煙デー、5月31日~6月6日 禁煙週間

世界保健機関(WHO)は5月31日を「世界禁煙デー」、厚生労働省は世界禁煙デーから始まる一週間を「禁煙週間」として定め、将来のご自身、ご家族の健康を守るために取り組んでいます。

「受動喫煙のない社会を目指して」ロゴマークの使用について(平成28年11月25日更新)

受動喫煙が健康に及ぼす悪影響は、科学的に明らかで、心筋梗塞や脳卒中、肺がんに加え、子どものぜんそくや乳幼児突然死症候群等のリスクを高めることがわかっています。

このことから厚生労働省では、受動喫煙防止対策についての共有認識を広くめ、受動喫煙防止の取組に積極的に活用できるように、受動喫煙防止のためのロゴマークを作成しました。

各企業、店舗、団体等のウェブサイトや印刷物、個人の名刺など、使用料は無料となっておりますので、受動喫煙のない社会をめざす取組への賛同を示す意思表示として使用するなど 広くご活用ください。

ロゴマーク:受動喫煙のない社会を!厚生労働省


なお、使用上の留意点等につきましては下記ガイドラインをご覧ください。

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このページに関するご意見・お問い合わせ

市民福祉部健康保険室健康推進課健康づくり係
〒080-0808 帯広市東8条南13丁目1番地 帯広市保健福祉センター内
電話:0155-25-9721、0155-25-9722 ファクス:0155-25-7445
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