令和3年10月29日 市長記者会見
- 日時
- 令和3年10月29日(金曜日)13時30分〜13時50分
- 場所
- 市庁舎4階会議室
- 出席者
- 帯広市長 米沢 則寿
政策推進部 関口部長、
総務部 廣瀬部長、
市民福祉部 五十嵐保健医療担当参事、
経済部 礒野参事
- 記者数
- 10名(テレビカメラ3台)
会見項目について動画(YouTubeへのリンク)でお伝えします。
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報道機関との質疑応答要旨(テキストデータ)については、会見終了後1週間以内をめどに掲載しています。
会見項目
- 新型コロナウイルス感染症について
- 第52回おびひろ菊まつりの開催について
記者からの質問
- 新型コロナワクチン接種について、希望する方は、10月末までに接種できる見通しに変わりはないか伺う、ほか。
- 7割以上の市民が接種を受けた中で、年代別の違いや傾向などがあれば伺う、ほか。
- 今年の菊まつりの菊花展から、大臣賞が廃止された経緯と、菊花同好会の方々との協議状況について伺う。
- 市長の任期満了までちょうど半年となった。残り半年間で、取り組みたいことを伺う、ほか。
市長から(要旨)
1 新型コロナウイルス感染症について
はじめに、新型コロナワクチンの接種状況については、12歳以上の対象者を母数にした2回目の接種率は、29日時点で77.9%となります。
また、全市民を母数にした場合は71.5%となります。
10月末で概ね8割の方への接種を終了するため、11月以降につきましては、今後の予約状況などもふまえ、個別接種、集団接種ともに、順次、規模を縮小する予定です。
具体的には接種の受付時間や予約方法を変更するものですが、引き続き、希望される方への接種体制は維持してまいりますので、それぞれのご事情で未だ接種されていない方は、改めて接種の検討をお願いいたします。
なお、予約方法などにつきましては、今後、ホームページなどでも順次お知らせしてまいります。
十勝・帯広では、市民の皆さんや関係機関のご協力のもと、感染対策が徹底されたことやワクチン接種が順調に進んだことなどによって、10月における感染者数はこれまで3名に抑えられています。
市では感染対策を継続した上で、行事やイベントの実施はもとより、おびひろ割の再開など、日常生活の回復に向けた取り組みを進めているほか、3回目のワクチン接種について、国の動向を注視しながら医師会や関係機関と接種手法の調整を行うなど、準備を進めています。
現在、全国的に感染者は減少していますが、ウイルスがゼロになったわけではありません。
ワクチン接種がさらに進んでもこれまでの基本的な対策を継続することが大切です。
再拡大を防ぎ、社会・経済活動を維持していくため、引き続き、基本的な感染予防を心がけていただきますよう、市民の皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
2 第52回おびひろ菊まつりの開催について
今年も帯広のまつり推進委員会の主催、帯広菊花同好会の共催のもと、「晩秋にロマンといろどりを」をテーマに、明日10月30日(土曜日)から11月3日(祝日)までの5日間、とかちプラザにて、おびひろ菊まつりを開催いたします。
新型コロナウイルス感染症対策のため、昨年に引き続き、菊の展示・鑑賞に限った内容となります。毎年ご好評いただいているステージイベントやアトリウムコンサートといった人が集まるイベント、飲食コーナーは実施いたしませんが、今年も、手塩にかけて育てられた色とりどりの菊を多数展示いたします。
万全な感染症対策をして皆さまをお迎えいたしますので、ぜひ会場に足をお運びください。
記者との質疑応答(要旨)
<十勝毎日新聞社>
新型コロナワクチン接種について、希望する方は、10月末までに接種できる見通しに変わりはないか伺いたい。また、今後の接種体制の段階的な縮小の考え方について伺いたい。
<市長>
ワクチン接種については、これまで順調に進んできていると認識している。希望者の多くは、接種を終えることができると考えているが、仕事の都合や体調などそれぞれの事情から、11月以降に接種を行いたい人もいると認識している。最終的には、85%程度の接種率になるのではないかと予測している。
<市民福祉部保健医療担当参事>
集団接種会場のうち、保健福祉センターは、現在、金曜日の夜間、土曜日の午後から夜、日曜日の終日に実施しているが、金曜日の夜間のみとする。イトーヨーカドー帯広店は、現在、土曜日・日曜日の終日に実施しているが、午前中のみに変更し、11月末までに終了する。既に11月末までの予約はいっぱいの状況。休日夜間急病センターは、現在、水曜日・木曜日・土曜日の午後に実施しているが、11月6日以降は、第1回目の接種の方を対象に、土曜日の午後のみに変更する。
医療機関での個別接種については、11月、12月は、入院患者やかかりつけ患者への対応とする。ご希望の医療機関へ直接相談いただきたい。
<十勝毎日新聞社>
道内他都市をみても、帯広の接種率は高い水準で推移している。その要因などをどう捉えているか。
<市長>
人口規模や年齢構成の違いもあるため、一概には言えず、順位付けをすることで誤解を生むこともあるのではないかと、これまでもお答えしてきた。
あえてお話しするなら、医師会や医療機関の皆さんとの関係を大切にしながら、接種方法や体制の構築に努めてきたことだと思う。その信頼関係が、長期にわたる接種事業に有効に働いたのではないかと感じている。長期にわたる、先が見えない中での事業であったため、スタートダッシュよりも、皆さんが安心する、安定的な体制をつくることに重きを置いてきた。
個別には、64歳以下は、接種券を一括して発行した。このため、保育士や教員などの先行接種のほか各年代の接種を切れ目なく実施できる体制を維持できた。また、8月から9月上旬にかけて職域接種が並行して行われ、市全体のワクチン接種が滞ることがなく進んだ。医師会や医療機関、各企業の皆さんの協力はもとより、接種券の早期送付など、市として企業の皆さんとの連携もスムーズに行えた結果だと捉えている。
<北海道新聞社>
7割以上の市民が接種を受けた中で、年代別の違いや傾向などがあれば伺いたい。また、今後、規模を縮小すると、ワクチンの融通の必要性も生じるが、十勝総合振興局のワクチンセンターを活用する考えはあるのか伺いたい。
<市民福祉部保健医療担当参事>
年代別では、他の自治体も同様だが、65歳以上の高齢者の接種率は、95%以上となっている。若い年代は低い状況にあるが、予約状況をみると、56%程度は接種を受ける見込みであり、今後も周知啓発に努めていきたい。
ワクチンに余剰が生じないように、1瓶あたりの接種可能数の倍数で予約を受けるように、各医療機関へ依頼している。集団接種会場でも同様。必要に応じて十勝総合振興局を通じたワクチンの融通も受けたい。
<十勝毎日新聞社>
今年の菊まつりの菊花展から、大臣賞が廃止された経緯と菊花同好会の方々との協議状況について伺いたい。
<経済部参事>
各大臣賞の賞状には、各省庁の表彰規程に基づく公印ではなく、大臣の私印を押印いただいており、まつり推進委員会でも課題であると認識していた。また、私印については、国会議員の方々をはじめ、多くの方々のご協力を得ながら押印いただいていたが、近年、押印いただくことが難しい状況になってきていた。
そこで、今年度から大臣賞をやめ、市長賞をトップとして各賞を設けていくこととした。菊花同好会には、夏ごろに打診をし、何度か意見交換をしながら、概ねの了解はいただき、今日に至っている。
<十勝毎日新聞社>
来年以降も、同様の対応とするのか伺いたい。
<経済部参事>
そう考えている。
<十勝毎日新聞社>
市長の任期満了までちょうど半年となった。残り半年間で、取り組みたいことを伺いたい。また、来年の市長選について、どのように考えているか伺いたい。
<市長>
前回の選挙の際に、4年間で取り組む公約を示しており、また、その後、第7期総合計画を策定してきたところ。公約の達成状況の確認をしながら、達成できるものは達成すべく、努力を続けていきたい。第7期総合計画でも年次計画を策定して推進しているので、着実に進めていきたい。
新型コロナ拡大という予期しないことが起きたが、これを契機に、デジタル化や働き方への考え方などへの皆さんの関心も高まってきていると思う。これらを踏まえ、残り半年をしっかりと務めてまいりたい。
来年の市長選についてのご質問もあったが、まず公約の達成状況や成果などを振り返り、そのうえでしかるべき相談をしなければならない方々への相談、そして自分自身の気持ちの整理が必要だ。
どの時期までに、ということは現時点では考えていないが、残りの任期をしっかりと全うしていきたい。
【以上】
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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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