令和3年7月2日 市長臨時記者会見

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ページ番号1009572  更新日 2021年7月8日

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日時
令和3年7月2日(金曜日)11時30分〜11時55分
場所
市庁舎4階会議室
出席者
帯広市長 米沢 則寿

政策推進部 関口部長、中里参事、桃井財務室長、総務部 廣瀬部長、

市民福祉部 下野部長、五十嵐保健医療担当参事 

記者数
7名(テレビカメラ2台)

会見項目について動画(YouTubeへのリンク)でお伝えします。

動画再生中に広告が表示される場合がありますが、当市とは無関係であり、推奨しているものではありません。

報道機関との質疑応答要旨(テキストデータ)については、会見終了後1週間以内をめどに掲載しています。

会見項目

市長から

  1. 令和3年度補正予算案(一般の方へのワクチン接種)について

記者からの質問

  1. 集団接種会場が、2か所目として保健福祉センターに開設されることになった経緯や理由などについて伺う、ほか。
  2. 高齢者の方々の集団接種について、予約状況などを伺う。
  3. 集団接種会場の開設期間を伺う、ほか。
  4. これから始まる64歳以下の予約に向けて、工夫する点などを伺う。
  5. 国からのワクチンの供給しだいで、予約日程が前後することはあり得るのか伺う、ほか。
  6. インターネット予約に関して、職員による支援の内容を伺う、ほか。
  7. 保育士や教職員の接種について、関係団体からの要望を踏まえ、近隣3町とどのような連携を考えているのか伺う、ほか。
  8. 7月6日に一斉に接種券を発送するのか伺う、ほか。
  9. 改めて接種を早めた理由と、市民にメッセージをお願いしたい。
  10. 接種券の送付後、予約案内が送付され、2通が手元に届く認識でいいのか、伺う。
  11. 市長は、ワクチンを接種されたのか。終えていれば感想も伺う、ほか。
  12. 現在の集団接種会場について、予約が空いている日程を別の接種に活用する考えはあるのか伺う、ほか。
  13. 学校に通う児童生徒は、平日の接種が難しいことも考えられるが、どのような調整を行うのか、伺う。

市長から(要旨)

令和3年度補正予算案(一般の方へのワクチン接種)について

<市長>

新型コロナウイルスのワクチン接種についてご説明いたします(配布資料参照)。
市では、12歳から64歳までを対象とした、一般の方々への11月末までの接種終了を目指し、7月臨時会に提案する補正予算案を取りまとめました。
現在、1か月程度、前倒しで接種が進んでいる状況や市内でも複数の職域接種が予定されていることから、来週、64歳以下の対象者に接種券を送付することとしました。
接種券は、7月6日から発送しますが、対象者が多いことから、お届けが完了するまで最大5日間ほど要する見込みです。
なお、予約の受け付けは、混乱を避けるため、60歳から64歳、50歳から59歳、40歳から49歳、19歳から39歳の、4区分に分け、8月上旬から段階的に開始し、接種は8月中旬から始める予定です。
現時点で、ワクチンの供給時期が不透明なため、予約開始日については、決まりしだい改めて個別にご案内します。
接種は、医療機関での個別接種に加え、イトーヨーカドー帯広店、保健福祉センターの2か所で集団接種を行います。
なお、12歳から18歳までの接種については、学校や医療機関などと協議中のため、後日、お知らせします。
現在、実施中の高齢者の皆さんへの接種は、重大な副反応の報告もなく、総じて順調に進んでいます。また、基礎疾患を有する方への接種券も予定を早め、昨日発送しました。
今後も、市民の皆さんに安心して、かつ、早期に接種を受けていただけるよう、接種体制の確保や適時の情報提供に努めてまいります。

記者との質疑応答(要旨)

<十勝毎日新聞社>
集団接種会場が、2か所目として保健福祉センターに開設されることになった。その経緯や理由、当会場においてどのくらいの人数の接種を予定しているのか伺う。

 

<保健医療担当参事>
継続して集団接種を行う予定のイトーヨーカドー帯広店は、位置的に南方面にある。また、医療機関での個別接種の位置付けではあるが、西方面の休日夜間急病センターでも水曜日、木曜日、土曜日の接種を継続する。保健福祉センターは東に位置しており、位置的にバランスが良いことから、今回、追加した。
想定している接種人数は、イトーヨーカドーでは1日、最大1,500人。金曜日、土曜日、日曜日の開設を予定している保健福祉センターでは、金曜日で最大240人、土曜日、日曜日はそれぞれ最大600人を見込んでいる。

 

<十勝毎日新聞社>
イトーヨーカドー会場で行われている高齢者の方々の集団接種について、1日最大400人の接種枠が7月末までに、どの程度埋まっているのか、予約状況を伺う。

 

<保健医療担当参事>
予約状況に応じて、柔軟に接種体制を変更することとしている。これまで、1日400人の枠で十分、対応できると判断し、体制を整備してきているところ。1回目の接種は20日間となるため、約8,000人の枠を用意しているが、7月1日現在、4,843人の予約数となっている。

 

<北海道新聞社>
イトーヨーカドーでの集団接種の現在の期間は、7月末までとなっていたと思うが、そのあとも引き続き開設するのか、開設時期を伺う。併せて、64歳以下は働いている人も多く、土日に受けたいとの希望もあると思うが、どのように取り組まれるのか、伺う。

 

<保健医療担当参事>
8月中旬の開設を予定している。イトーヨーカドーでは、土日に接種を行う。保健福祉センターでも、土曜日は午後から夜、日曜日は午前と午後を予定しているが、時間帯については検討中である。

 

<北海道新聞社>
65歳以上の予約では、混雑したり、電話がつながりにくいといった課題も見えてきたと思うが、これから始まる64歳以下の予約に向けて、回線数の増設など、予約の受け付けで工夫する点などを伺う。

 

<市長>
これまで各医療機関に直接申し込む方式から、一般接種は、原則、コールセンターやインターネットで一括して予約を受け付ける方式に変更する。予約状況を常に把握できるようにするため、効率的に予約を受け付けることが可能になるものと考えている。
また、64歳の方々は、年代的にインターネットでの予約が増えると考えている。そのため画面の見やすさや操作性の改善も図っている。
ネット予約の手順動画を配信したり、市役所本庁舎に窓口を設けて、職員がネット予約の支援を行うなど、インターネットで予約をしやすい環境を整備する予定である。少ない待ち時間で、各会場の空き状況も一覧で確認できるインターネット予約を、ぜひ活用していただきたい。
コールセンターも最大32回線から50回線に拡充することで、混雑解消に努めたい。予約状況を見ながら、時間の延長や土日の対応も臨機応変に検討したい。

 

<北海道新聞社>
今、全国の自治体でワクチンが不足し、予約停止するような自治体もあるが、帯広市も国からの供給しだいで、予約日程が前後することはあり得るのか伺う。

 

<市長>
ワクチンの供給については、全国共通の問題になっていると思う。これまでは、一定のインターバルで要求した量のワクチンが送られてきていたが、これが止まると遅れる可能性もある。
我々としては、従来どおり、ワクチンが供給されることを見込んで、体制づくりをしている。

 

<北海道新聞社>
現時点では、特に遅れていないのか。65歳以上の分は確保できているのか伺う。

 

<保健医療担当参事>
高齢者については、確保できている。

 

<北海道新聞社>
ネット予約に関して、市役所に窓口を設けて、職員が支援するとのことだが、具体的にどのような形になるのか伺う。

 

<保健医療担当参事>
パソコンをお持ちでない市民がインターネット予約をできるよう、自由に使えるパソコンを数台、設置し、職員が操作方法を支援するもの。場所は、本庁舎の総合案内の横に設置することを考えている。対応する職員は、現時点で2名程度と考えているが、状況に応じて対応したい。
予約が開始になった時点、8月からの設置を想定している。

 

<北海道新聞社>
保育士や教職員の接種について、関係団体から、近隣3町と連携した接種について、以前、要望があったと思うが、どのように対応されるのか伺う。

 

<市長>
全国的にもいえるが、十勝・帯広でも保育所や学校で複数のクラスターが発生した。
乳幼児や児童などのワクチン接種はまだ行われないこと、また、保育施設や学校の休止などの事態を避けるためにも、一般接種に先行して、保育士や幼稚園教諭、教職員などに対して接種を実施する必要があると判断しているところ。
なお、日常生活や経済活動において、密接な関係にある1市3町においては、ワクチン接種の円滑な実施と住民の利便性向上につなげるため、連携しながら接種を進めていけるよう、調整している。場合によっては、協定の締結になるかもしれないが、いずれにしても1市3町で連携していきたい。

 

<北海道新聞社>
まだ、協定の締結は行っていないのか。

 

<市長>
協定の締結も含め、どのような形で連携するのか、協議を進めているところ。

 

<北海道新聞社>
今、帯広に住みながら芽室に勤めている、逆に芽室に住んでいて帯広で勤めている方もいると思う。1市3町の中で、それぞれの勤務地で優先して接種できるようにするのか、連携の具体的なイメージについて伺う。

 

<市長>
通常は、それぞれ自分の住んでいるところで接種すると思うが、職域接種などは、居住地ではなく勤務地の帯広市で接種する方が便利な場合もある。そうした場合と同様に帯広で接種でき、接種後の書類の手続きなども行政で行うようにするもの。

 

<保健医療担当参事>
併せて、居住地以外の接種では、本来届出が必要なため、それを省略して、簡便化するもの。

 

<NHK>
7月6日に一斉に接種券を発送するのか、伺う。

 

<保健医療担当参事>
順次、発送して、結果的に5日間ほどかかる。

 

<NHK>
接種券の対象人数は、医療従事者や高齢者施設の従事者、基礎疾患を有する人を除いた実数は、わかるのか。

 

<保健医療担当参事>
この人数には、含まれている。現時点で実数を把握することは難しい。

 

<NHK>
改めて、ワクチンを接種できず不安になっている市民に向けて接種を早めた理由と市民へのメッセージを市長にお願いしたい。

 

<市長>
まず、65歳までの皆さんについて、7月末までの接種終了に向けて取り組んでいるが、道内他都市も、同じようなスピード感で進んでいると思う。64歳以下の皆さんについても、できるだけ早くスタートしたいと考えた。
また、国の主導により進められている職域接種との手続き上の問題なども出てくる可能性がある。手続きで皆さんにストレスがかからないよう、お手元に接種券があることが大切だと考えた。
市民の皆さんに一日でも早く、一番便利な形で接種方法を選び、接種していただけるよう、接種券の配布を早くするもの。
ただ、人口数が多いため、一斉に予約を行うと、別のストレスも出てくる。冒頭に説明したとおり、年齢を区切って、1週間程度ずらして、予約を受け付けたい。
ワクチン自体が不足しているとの国の発表もあり、我々としては、できることをできるだけ早く準備しておき、スケジュールがはっきりし、ワクチンが届き始めたら、遅滞なく対応できる体制を整えておかなければならないと考えた。

 

<北海道新聞社>
接種券を発送したあと、予約案内を同封した通知を送付するとのことだが、手元に2通、届く認識でいいのか伺う

 

<市長>
そうである。職域接種を選択される人は、行政の行う接種よりも早くなる可能性がある。皆さんの手元に接種券をお届けすることで、安心感を持っていただきたいと考えた。
接種券の送付までに、スケジュールを確約できれば、一度で送付する選択肢もあるが、ワクチンの供給も含め、未確定の部分があるため、2回に分けて送付する判断をした。

 

<十勝毎日新聞社>
市長は、ワクチンを接種されたのか。終えていれば、感想なども伺う。

 

<市長>
私は、1回目を終え、2回目を今月、受ける予定。個別接種を選択したが、接種を受けたクリニックは、大変、スムーズに運営されていた。また、接種を受けていた方も、落ち着いて粛々と接種を受けて、笑顔でお帰りになられていたのが印象的だった。

 

<十勝毎日新聞社>
予約は、インターネットからか。

 

<市長>
接種券が届いた当日、インターネットで予約した。接種を受けたいクリニックの空きを確認し、その中で一番早い日程を予約した。

 

<北海道新聞社>
イトーヨーカドー会場について、現在、8,000人の枠に対して6割程度が予約で埋まっているとのことだが、空いている4割について、別の接種などに活用する考えはあるのか伺う。

 

<保健医療担当参事>
先ほどお伝えしたとおり、保育士や教職員の方などについて、先行して実施したいと考えているが、まずは、現在、行われている集団接種の後半日程に予約の余裕があるため、一部、前倒しして、保育士などが接種できるよう、実際に調整しているところ。

 

<北海道新聞社>
保育士や学校職員など、教育に関わる職業の中での優先順位はあるのか。

 

<保健医療担当参事>
ヨーカドー会場の空きの中で、すべての人の接種を行えるわけではないため、まずは、保育施設に従事する職員などから行いたいと考えている。

 

<十勝毎日新聞社>
18歳以下の接種について、具体的なスケジュールが示されていないが、学校に通う児童生徒のため、平日の接種が難しいことも考えられる。どのような調整を行うのか、伺いたい。

 

<市長>
現時点で、国から明確な指導はないが、個別接種を基本とする方針が出されていることから、かかりつけ医など、医療機関での接種を想定している。
しかし、平日、学校を休んで受けることが難しい場合は、土日や夏休み期間などを利用した接種も受けられるよう、現在、医師会や教育委員会などの関係機関と検討している段階である。

 

【以上】

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