令和3年11月29日 市長記者会見

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ページ番号1010519  更新日 2021年12月3日

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日時
令和3年11月29日(月曜日)11時〜11時20分
場所
市庁舎4階会議室
出席者
帯広市長 米沢 則寿

政策推進部 関口部長、中里参事

総務部 廣瀬部長、

市民福祉部 下野部長、五十嵐保健医療担当参事、毛利地域福祉室長

生涯学習部 葛西参事、藤原生涯学習文化課長

記者数
10名(テレビカメラ4台)

会見項目について動画(YouTubeへのリンク)でお伝えします。

動画再生中に広告が表示される場合がありますが、当市とは無関係であり、推奨しているものではありません。

報道機関との質疑応答要旨(テキストデータ)については、会見終了後1週間以内をめどに掲載しています。

会見項目

  1. 新型コロナウイルス感染症について
  2. 帯広市成人の集いの開催について

記者からの質問

  1. ワクチン接種について、1回目、2回目で見えてきた課題、3回目に向けての改善点を伺う、ほか。

  2. 灯油代の助成事業について、想定されている対象者の人数や範囲、規模などについて伺う、ほか。

  3. 年末年始に向けた感染対策の徹底について、市長から市民へのメッセージをお願いしたい、ほか。

  4. 成人の集いについて、全国的には、ワクチン接種証明や陰性証明を必要とする自治体もあるが、帯広市では2週間の健康観察を求めるだけなのか、考え方を伺う。

  5. 国の経済対策が閣議決定された。今後、帯広市では、臨時交付金を活用してどのような取り組みを進めていくのか伺う。

  6. 十勝圏活性化推進期成会の会長として、十勝圏全体の課題を、どのように解決していきたいと考えているか伺う。

市長から(要旨)

1 新型コロナウイルス感染症について

はじめに、新型コロナワクチンの追加接種「3回目接種」についてご説明します。
市では12月1日から、まず、医療従事者の方々の接種を開始し、65歳以上の施設入所の方は来年2月上旬、そのほかの皆さんについては、2月下旬に接種を開始する予定です。
接種券は施設入所者の方も含め、接種時期が到達する月の前月までを目安に、順次、お届けします。接種体制は1・2回接種と同程度の実施医療機関数となる見込みで、現在、接種できる枠数の調整を行っているため、詳細については改めてお知らせします。
国はワクチンの3回目接種に加え、19日には非課税世帯や生活困窮者向けの給付金のほか、事業者への支援金など大規模な経済対策を発表しました。
市ではこれらの対策をふまえ、まず「18歳以下への給付金」について、年内の現金支給に向け、明日から開会する12月定例議会に必要な補正予算を追加提案するため、準備を進めているところです。
なお、追加補正には、3回目接種と18歳以下への給付金に係る経費のほか、灯油価格の上昇に伴う生活困窮世帯への緊急支援として、灯油代の一部助成に係る経費も計上する考えです。
国のコロナ対策は新たな局面へと移り、今後はワクチン接種の促進はもとより、医療・検査体制を強化しながら社会・経済活動を維持していく考えです。
市では、これまで飲食店等への支援に加え、事業者向けの窓口を設置し500件を超える相談対応を行ってきているところです。新たな国の経済対策に関しても詳細が決まりしだい、丁寧な周知や相談支援はもとより、必要な対策について検討してまいります。
感染の再拡大を防ぎ、経済活動を維持していくため、引き続き、市民の皆さん、事業者の方々のご協力をよろしくお願いいたします。

2 帯広市成人の集いの開催について

成人の集いは、昨年度、新型コロナウイルス感染症の影響により中止を余儀なくされましたが、今年度については、感染症拡大防止策を徹底した上で令和4年1月9日(日曜日)に開催を予定しています。
感染症拡大防止策としては、式典を2部制に変更し、密を回避するほか、入場者の制限、検温・消毒の徹底、2週間前からの健康チェックシートの記入など万全を期して進めてまいりますが、今後の感染状況により、式典開催について変更がある場合は、市のホームページなどを通じ、お知らせすることとしております。
新成人の皆様には、12月9日(木曜日)に案内はがきを郵送します。健康チェックシートの記入はもとより、日頃からの感染症対策のほか、式典前後での大人数での会食を控えるなど、成人の集いが安全安心に開催できるよう、ご協力をお願いいたします。

記者との質疑応答(要旨)

<北海道新聞社>
3回目のワクチン接種について、1回目、2回目で見えてきた課題、3回目に向けての改善点を伺いたい。

 

<市長>
課題については、まず、ワクチンの供給見通しがある。現時点で、高齢者以降の供給スケジュールや供給数がわかっていない。また、これまで接種したワクチンの種類に関わらず、交互接種が可能となる。基本的にはファイザーを使用するが、モデルナのワクチンも一部、供給される予定であり、一つの会場で複数のワクチンを取り扱う可能性があるため、混乱が生じないよう、接種体制を調整する必要があると考えている。市民の皆さんへの周知方法など、混乱を招かないような対応も必要。
また、予約については、対象者の人数に合わせてコールセンターの人員を調整しながら、ネット予約の支援などと組み合わせて、混雑解消を目指す。
体制については、1・2回目接種は、12歳以上の15万人を対象としていたが、3回目接種は18歳以上で2回目の接種が終わった方を対象としており、現時点の市における対象者数は、約12万人 程度と想定している。
一方、3回目接種の期間が令和4年9月30日となったことを受け、初回接種の期間も延長された。また、今後、5歳~11歳の接種が始まる可能性もある。
市では、当初から長丁場となることを想定し、早期に「新型コロナワクチン接種推進室」を設置し、これまで、医師会や医療機関との信頼関係を構築してきた。
3回目も、1・2回目と同程度の医療機関の協力が得られる見込み。安心して接種いただける体制を構築できるものと考えている。
引き続き、市の推進室を中心として、コールセンターも運営しながら、市民の皆さんの相談や問い合わせに丁寧に応えていく。

 

<市民福祉部保健医療担当参事>
3回目でも、医療機関での個別接種を基本に考えているが、来年3月は、ひと月の対象者が36,000人、その後も20,000人程度で推移することが想定される。接種者数に合わせて集団接種を併用するなど、効率的な運用を目指す。集団接種の会場や、接種の曜日、日時などは未定。現在、医師会と協議しているところ。
今後の接種に向け、現時点では、1・2回目接種と同様の50か所以上の医療機関で実施できるよう調整している。高齢者への接種券送付前には決定し、皆さんにお伝えする。

 

<北海道新聞社>
予約体制についても、1回目、2回目と同様に、コールセンターの人員を増やすなどの対応をされるのか伺いたい。

 

<市民福祉部保健医療担当参事>
コールセンターにおいて、最大50人の体制がとれるよう、準備しているところ。インターネットでの予約を活用いただけるよう、支援ブースの設置なども検討している。

 

<十勝毎日新聞社>
灯油代の助成事業について、想定されている対象者の人数や範囲、規模などについて伺いたい。

 

<市民福祉部地域福祉室長>
対象は、約6,000世帯と想定している。前回、平成30年に支給したときと同様に、世帯全員が75歳以上の世帯や重度障害者のいる世帯、ひとり親の世帯のうち、市民税非課税の世帯で一定の所得要件を満たす世帯が対象となる。また、今回は、現金給付で5,000円を予定している。

 

<十勝毎日新聞社>
最短で、いつごろに支給されるのか伺いたい。

 

<市民福祉部地域福祉室長>
スケジュールは、前回と同様に1月上旬から申請の受け付けができないか、現在調整しているところ。

 

<北海道新聞社>
年末年始で、忘年会や新年会など会食の機会も増える。感染対策の徹底について、市長から市民へのメッセージをお願いしたい。
また、成人の集いについて、出身中学別に2回に分けて開催するとのことだが、区分の考え方について詳しく伺いたい。

 

<市長>
道内では、先々週から、飲食店や医療機関でクラスターが発生している。最近、感染者が増減している現状もあり、第6波に備え準備を進めておく必要がある。
国や北海道では、ワクチン接種の促進や治療薬、病床の確保などを進めている。市としても、引き続き、医療機関と連携しながら、対応していきたい。
感染が抑えられている現状を維持するため、市民の皆さん、事業者の方々には、引き続き、警戒感を持ちながら、基本的な動作を維持徹底し、感染対策にご協力をいただきたい。

 

<生涯学習部生涯学習文化課長>
成人の集いは、卒業中学校別に第1部と第2部に分けている。また、帯広市の学校を卒業されていない方で、帯広市の成人の集いに出席を希望される方については、第1部に出席をお願いしたい。

 

<北海道新聞社>
成人の集いについて、全国的には、ワクチン接種証明や陰性証明を必要とする自治体もあるが、市では2週間の健康観察を求めるだけなのか、考え方を伺いたい。

 

<生涯学習部生涯学習文化課長>
令和3年の成人式開催をした近隣自治体や道内自治体の例を参考に、健康チェックシートの提出を求めることとしている。

 

<十勝毎日新聞社>
国の経済対策が閣議決定され、自治体向けの臨時交付金も増額された。今後、帯広市では、交付金を活用してどのような取り組みを進めていくのか伺いたい。

 

<市長>
現時点では、国から交付限度額などの詳細が示されていないが、これまでと同様に、地域の実情や、国・北海道の動きなども踏まえ、感染拡大の状況等に応じた、納得感のある、効果的な対策を検討していきたいと考えている。

 

<十勝毎日新聞社>
市長は先日、十勝圏活性化推進期成会の会長に選任された。会長として、十勝圏全体で取り組む課題を、どのように解決していきたいと考えているか伺いたい。

 

<市長>
11月25日の臨時総会において会長に選任された際、私から、「皆さんと力を合わせ、『本質において一致、行動において自由、全てにおいて信頼』をモットーに、十勝の持続的発展に向けて取り組んでまいりたい」と申し上げた。
19市町村が、十勝というプラットフォーム上で、未来をつくっていくという本質において一致していて、まちづくりの個々の取り組みは自由、異なっていても、全てにおいて信頼関係で結びついている、そうした圏域ができたらいいなという思いを込めて、お話しした。
こうした考え方を、皆さんと共有しながら、力を合わせて、一次産業をベースに、例えば、宇宙や国立公園化、スマートビレッジなどの取り組みを、十勝全体として後押しできるものはしていきたい。それぞれで進めたほうが効率的なものは、それぞれで進めてもよいと思うが、根底では、十勝全体のプラットフォームの中で、効果を最大化できるよう認識を共有していきたい。

 

【以上】

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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