令和3年4月28日 市長記者会見
- 日時
- 令和3年4月28日(水曜日)13時30分〜13時50分
- 場所
- 市庁舎4階会議室
- 出席者
- 帯広市長 米沢 則寿
政策推進部 関口部長、中里参事、
総務部 廣瀬部長、市民福祉部 五十嵐保健医療担当参事 - 記者数
- 12名(テレビカメラ6台)
会見項目について動画(YouTubeへのリンク)でお伝えします。
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会見項目
市長から
- 新型コロナウイルス感染症について
記者からの質問
- 帯広市内で、開業医などへのワクチン接種は順調に進んできているのか、ほか。
- 来月24日から送付する接種券は、対象となる48,000人に一斉に送付するのか伺いたい、ほか。
- 帯広市では、ワクチン接種の予約での混雑などを防ぐために、予約のとり方の工夫、コールセンターの回線数の増強といった対策は考えているのか伺いたい。
- 先日、ばんえい競馬で、騎手が馬の顔を蹴るという事案が発生した。このことに対して、市長はどのように捉えているか伺いたい、ほか。
- 全国的なコロナの感染状況は、帯広市の今年度予算が発表された時点の想定とは変わっているが、帯広市のコロナ対策の考え方を改めて伺いたい。
- 5月の大型連休に向けて、市の対策、市民の皆さんへのメッセージを伺いたい。
- 東京オリンピックの聖火リレーについて、国内では無観客で実施する自治体もある。帯広市としての考え方を伺いたい。
市長から(要旨)
新型コロナウイルス感染症について
<市長>
帯広市では、4月26日より、特別養護老人ホームなどの高齢者施設から、新型コロナワクチンの接種を開始し、現在まで順調に進んでいます。
一般の65歳以上の高齢者の皆さんの接種は、6月1日、火曜日から、市内の各医療機関で開始する予定です。
これに伴い、5月24日から、順次、約48,000人に接種券を送付し、コールセンターや医療機関で予約を受け付けますが、お電話がつながりにくい場合や6月上旬の接種は、混み合うことが予想されます。
6月中には、十分な量のワクチンが、供給される予定のため、かかりつけ医などと相談しながら、焦らずに、ご予約いただきたいと思います。
国は、4月23日に緊急事態宣言を発令しました。
現在、全国各地で、感染者数が増加傾向にあり、医療体制もひっ迫してきています。
感染が拡大すると、ワクチン接種が滞るなどの影響も考えられます。
市民の皆さん、事業者の方々には、北海道の要請をふまえ、大型連休中の感染拡大地域との往来や、花見における宴会などの自粛のほか、基本的な感染予防を、徹底いただきますよう、改めてご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
記者との質疑応答(要旨)
<北海道新聞社>
帯広市内で、開業医などへのワクチン接種は順調に進んできているのか。
<市長>
ワクチン接種を進めるにあたって、最も重要なことは、市民の皆さんが安心して、かつ安全に接種が行えるということ。そのため、帯広市では、市民の個々の健康状態を把握している、かかりつけの医療機関の個別接種を基本としており、帯広市医師会や関係機関のご協力のもと、ここまでは順調に準備が進んできている。
新型コロナのワクチン接種は、誰も経験したことのない大きな事業だ。接種が開始されると、想像もしていない事態が発生したり、市民の皆さんの意見、不安も増えると考えている。
帯広市では、コールセンターの設置など、早め早めに準備を進め、市民の皆さんへの積極的な情報提供に努めてきた。
また、医師会や保健所とのコミュニケーションも密に取ってきている。そこが、しっかりしていないと、不測の事態が発生した時に対応が遅れる可能性がある。
ワクチン接種が円滑に進むよう、これまでと同様、関係機関とのコミュニケーションを大切にしながら、着実に進めていく。
<市民福祉部保健医療担当参事>
感染者を診療したり、ワクチン接種を実施する医療機関への接種は、3月上旬から始まり、既に2回の接種を終えているところもある。個々に実施率の差はあるものの、遅くとも6月上旬までに終了し、高齢者のワクチン接種に備えたい。
また、歯科医師や消防職員など、他の医療従事者へは、ワクチンが供給される5月中旬から1回目の接種を始める予定であり、6月末に終了するスケジュールである。
<北海道新聞社>
遅くとも6月上旬までに接種を終了させるのは、かかりつけ医なども含まれると理解してよいか。
<市民福祉部保険医療担当参事>
そのとおりである。
<十勝毎日新聞社>
来月24日から送付する接種券については、対象となる48,000人に一斉に送付するのか伺いたい。また、接種の予約は、接種券が対象者に届き次第、受け付けるのか伺いたい。
<市長>
いずれも、そのとおりである。
<NHK>
全国では、高齢者による予約が殺到し、電話での受付が間に合わなかったり、窓口が混雑するといった事例がみられる。帯広市では、そうした事態を防ぐために、予約のとり方を工夫する、コールセンターの回線の数を増やすといった対策は考えているのか伺いたい。
<市長>
帯広市は、コールセンターだけでなく、各医療機関でも予約を受け付けるため、コールセンターに電話が殺到して対応できないということにはならないと、今のところ想定している。
ただ、一時的に電話が混み合う場合はあると考えておかなければならない。コールセンターの体制については、状況に合わせて柔軟に対応していきたいと思っている。
<北海道新聞社>
先日、ばんえい競馬で、騎手が馬の顔を蹴るという事案が発生した。このことに対して、市長はどのように捉えているか伺いたい。また、今後の再発防止についても、考え方を伺いたい。
<市長>
4月23日にコメントしたとおり、皆様に不快な思いをさせたことに対して、主催者として深くお詫び申し上げる。如何なる理由であれ、出走馬を蹴る行為は認められるものではない。
全国の方々から、常態化しているのではないか、そのほかの事例はないのかといった、さまざまな意見が寄せられている。現在、関係者に確認するなど、幅広く現状を把握し、再発防止策などについて整理したうえで、来る4月30日に会見を開くこととしている。
<北海道新聞社>
全国からの意見の中には、ばんえい競馬そのものへの批判もあると聞くが、今後、ばんえい競馬の運営にとって問題、障害になるようなことはあるのか伺いたい。
<市長>
そうした点も含めて、4月30日の会見で説明させたい。
これまで、ばんえい競馬で公正なレースを確保しようと取り組んできたが、今回は、検査の中で不適切な行為があった。今後、どのような対策を通じて、ファンの皆さんの信頼、支援につなげていけるかなどを、今、関係者と話し合っているところ。
<十勝毎日新聞社>
最近、道内では札幌を中心に感染者が増加傾向にあり、東京や大阪では緊急事態宣言が出されているなど、全国的には、帯広市の今年度予算が発表された時点の想定とは状況が変わっているが、帯広市のコロナ対策の考え方を改めて伺いたい。
<市長>
お話のとおり、昨年の今ごろと今年を比較したとき、変異株の増加に伴い、感染のスピードや規模など、状況は変化してきていると認識している。
感染症の対策は長期化すると想定される。中長期的な視点を持ち、また、大変難しいことだとは再認識しているが、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図りながら、取り組みを進めていく必要がある。
今後も、地域の実情やワクチン接種の状況のほか、国や北海道の動きなども踏まえ、臨時交付金なども活用しながら、感染拡大の状況等に応じた、市民の皆さんに納得感のある効果的な対策を検討、模索してまいりたい。
<十勝毎日新聞社>
5月の大型連休に向けて、市の対策、市民の皆さんへのメッセージを伺いたい。
<市長>
緊急事態宣言は、繰り返しの発令となる。市民の皆さんも、「慣れ」や「自粛疲れ」の気持ちが広がる中、対策の効果を疑問視する声もあると認識している。
ただ、基本的な感染対策をここでゆるめてしまうと、今の状態を長引かせかねない。さらには、変異株の割合が増加し、急激な再拡大につながる恐れもある。すべての世代で、重ねて、基本的な対策、国や道から呼びかけられている対策にご協力をお願いしたい。
特に、大型連休に際してお願いしたいのは、これまでも、連休など、人の移動が多い時期のあとは、感染が増加する傾向にある。
冒頭にもお伝えしたが、北海道は、感染拡大地域との往来や、花見での宴会自粛などを要請している。こうした要請を踏まえ、緊急事態措置の対象地域との往来は、控えていただきたい。また、札幌など、感染が拡大している地域との往来も、やむを得ない場合を除き、控えてほしい。
飲食の場面でも、4人以下、短い時間で、マスク会食を徹底するなど、これまでの対策を継続して行っていただきたい。
<十勝毎日新聞社>
東京オリンピックの聖火リレーについて、国内では無観客で実施する自治体もある。今後の感染状況にもよると思うが、帯広市としての考え方を伺いたい。
<市長>
聖火リレーは、東京2020組織委員会とオリンピック聖火リレー北海道実行委員会が実施主体となっており、現在のところ、北海道において無観客で開催するとの情報は得ていない。
当日は、ばんえい競馬の開催日であり、北海道から無観客開催の要請があった場合は、関係者と協議して、対応を決めることになる。
市としては引き続き、組織委員会や北海道実行委員会、関係機関と協力し、6月13日の実施に向け、警備対策や感染症対策などの必要な準備を進めていく。オリンピックの機運醸成につながるよう、役割を果たしていきたい。
【以上】
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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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