日高山脈襟裳十勝国立公園について

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ページ番号1003714  更新日 2024年7月4日

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お知らせ

「日高山脈襟裳十勝国立公園」誕生

 令和6年6月25日に、国内で35番目の国立公園として、「日高山脈襟裳十勝国立公園」が新たに指定されました。

 指定を祝し、市役所において関係6市町村及び十勝町村会、十勝総合振興局、環境省帯広自然保護官事務所が共同で記念のセレモニーを行いました。また、市役所市民ホールにお祝いの懸垂幕を設置しました。

指定記念セレモニー

日高山脈襟裳十勝国立公園について

写真:冬の日高山脈

 帯広市をはじめとした十勝、日高管内13市町村にまたがる「日高山脈襟裳十勝国立公園」は、北海道中央南部に位置し、氷河の作り出した地形や日本唯一の地質がみられるほか、北海道を代表する野生動植物が多く生息しています。公園区域は25万2千ヘクタール、国内最大の広さを誇る国立公園です。

 国立公園の指定にあたっては、日高山脈が内陸部から海まで延々と連なる雄大さと、その一帯が原生的な自然状態を保ったまま、国内最大のまとまりをもって存在することが、我が国を代表するに足る傑出した自然の風景地であると評価されました。

 日高山脈は、その特異な成り立ちと、山岳から海岸までの多様な自然環境を有することから、この地域にしかいない固有な動植物がみられるなど、学術的にも高い評価がされています。また、利用者の多くは、主に登山を目的に訪れていますが、日高山脈には一般的な登山道が少なく、沢通しに山頂を目指すような冒険的ルートが多く、経験者向けの山としても知られています。

指定日:令和6年6月25日

公園面積:252,177ha(陸域 245,668ha、海域 6,510ha)

関係市町村:(十勝管内)帯広市・清水町・芽室町・中札内村・大樹町・広尾町

 (日高管内)日高町・平取町・新冠町・浦河町・様似町・えりも町・新ひだか町

<年表>
1950年8月15日

襟裳道立公園に指定 

1958年4月1日 襟裳道立自然公園に移行
1981年10月1日 日高山脈襟裳国定公園に指定
2024年6月25日

日高山脈襟裳国定公園を解除

日高山脈襟裳十勝国立公園に指定

 

国立公園とは

国立公園は、日本を代表する自然の風景地として、自然公園法という法律に基づいて国(環境省)の指定を受け、管理されています。
国立公園は全国で34か所(令和5年4月1日現在)が指定されていて、国定公園、都道府県立自然公園とともに日本の自然環境のネットワークをつくり、その中心となっています。

日高山脈国立公園化推進事業実行委員会

視点場マップ表紙の写真

日高山脈地域の国立公園指定に向け、地域の機運醸成を図るため、令和2年より十勝の関係6市町村(清水町、芽室町、帯広市、中札内村、大樹町、広尾町)で実行委員会を設置し、国立公園化推進事業を実施してきました。

2020年 「国立公園化応援!日高山脈写真コンテスト」及び作品展の実施
 「日高山脈写真コンテスト応募作品視点場マップ」の作成

2021年 「国立公園化応援!日高山脈フォトラリー(インスタグラム)」の実施

2022年 「レンジャーさんから日高山脈を教わろう!キッズプログラム」の開催

2023年 「日高山脈を学ぼう!キッズプログラム」の開催

国指定名勝ピリカノカ「十勝幌尻岳」について

写真:Mt.TokachiPorosiri

帯広市と中札内村にまたがる十勝幌尻岳(標高1,846メートル)は、自然豊かな森と、山頂から望む日高山脈の眺めが素晴らしい山です。
この山は、自然が素晴らしいだけでなく、その山容が広く十勝一円から望めることもあり、古くからアイヌの信仰の山として知られ、十勝平野のランドマーク的な存在となっています。

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このページに関するご意見・お問い合わせ

都市環境部環境室環境課自然公園係
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
電話:0155-65-4136 ファクス:0155-23-0159
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