日高山脈襟裳十勝国立公園について
お知らせ
日高山脈襟裳十勝国立公園協議会が設立されました
令和6年8月27日に、日高山脈襟裳十勝国立公園協議会の設立総会が開催されました。協議会は、日高山脈襟裳十勝国立公園の保全と利用の目標を示した国立公園ビジョンを策定するとともに、その実現を目指して、関係者が連携した取組を推進することで、国立公園の優れた自然環境の保全と適正な利用を推進することを目的とし、国や道、市町村のほか、登山関係団体、自然保護団体、観光関係団体、学識経験者で構成されています。今後、この協議会において、国立公園の目指す姿や地域のルールなどについて、協議が行われます。
日高山脈襟裳十勝国立公園指定記念式典及び祝賀会が開催されました
令和6年7月20日に、新ひだか町で関係者による国立公園指定の記念式典及び祝賀会が開催されました。式典では、関係13市町村のそれぞれの国立公園の特徴が紹介されたほか、中村北大名誉教授による講演が行われました。
「日高山脈襟裳十勝国立公園」誕生
令和6年6月25日に、国内で35番目の国立公園として、「日高山脈襟裳十勝国立公園」が新たに指定されました。
指定を祝し、市役所において関係6市町村及び十勝町村会、十勝総合振興局、環境省帯広自然保護官事務所が共同で記念のセレモニーを行いました。また、市役所市民ホールにお祝いの懸垂幕を設置しました。
日高山脈襟裳十勝国立公園について
帯広市をはじめとした十勝、日高管内13市町村にまたがる「日高山脈襟裳十勝国立公園」は、北海道中央南部に位置し、氷河の作り出した地形や日本唯一の地質がみられるほか、北海道を代表する野生動植物が多く生息しています。公園区域は25万2千ヘクタール、国内最大の広さを誇る国立公園です。
国立公園の指定にあたっては、日高山脈が内陸部から海まで延々と連なる雄大さと、その一帯が原生的な自然状態を保ったまま、国内最大のまとまりをもって存在することが、我が国を代表するに足る傑出した自然の風景地であると評価されました。
日高山脈は、その特異な成り立ちと、山岳から海岸までの多様な自然環境を有することから、この地域にしかいない固有な動植物がみられるなど、学術的にも高い評価がされています。また、利用者の多くは、主に登山を目的に訪れていますが、日高山脈には一般的な登山道が少なく、沢通しに山頂を目指すような冒険的ルートが多く、経験者向けの山となっています。
【指定日】令和6年6月25日 【公園面積】252,177ha(陸域:245,668ha、海域:6,510ha)
1950年8月15日 |
襟裳道立公園に指定 |
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1958年4月1日 | 襟裳道立自然公園に移行 |
1981年10月1日 | 日高山脈襟裳国定公園に指定 |
2024年6月25日 |
日高山脈襟裳国定公園を解除 日高山脈襟裳十勝国立公園に指定 |
自然公園利用のマナー
自然を守るため、自然公園の利用マナーを守りましょう。日高山脈は上級者向けの山域です。自分の登山技術、体力に見合った登山計画を立て、日程に余裕を持つなど、安全に登山することに留意してください。
日高山脈国立公園化推進事業実行委員会
日高山脈地域の国立公園指定に向け、地域の機運醸成を図るため、令和2年より十勝の関係6市町村(清水町、芽室町、帯広市、中札内村、大樹町、広尾町)で実行委員会を設置し、国立公園化推進事業を実施してきました。
2020年 「国立公園化応援!日高山脈写真コンテスト」及び作品展の実施
「日高山脈写真コンテスト応募作品視点場マップ」の作成
2021年 「国立公園化応援!日高山脈フォトラリー(インスタグラム)」の実施
2022年 「レンジャーさんから日高山脈を教わろう!キッズプログラム」の開催
2023年 「日高山脈を学ぼう!キッズプログラム」の開催
国指定名勝ピリカノカ「十勝幌尻岳」について
帯広市と中札内村にまたがる十勝幌尻岳(標高1,846メートル)は、自然豊かな森と、山頂から望む日高山脈の眺めが素晴らしい山です。
この山は、自然が素晴らしいだけでなく、その山容が広く十勝一円から望めることもあり、古くからアイヌの信仰の山として知られ、十勝平野のランドマーク的な存在となっています。
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このページに関するご意見・お問い合わせ
都市環境部環境室環境課自然公園係
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
電話:0155-65-4136 ファクス:0155-23-0159
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