外来種について
バイカルハナウドについて
札幌市内において、毒性の強いバイカルハナウドと似た植物が確認されました。帯広市内でバイカルハナウドと疑われる植物が自生しているとの情報はありませんが、似た在来の植物が自生しており、触れるとかぶれるなどの症状が出る場合がありますので、見つけてもむやみに触らないでください。
バイカルハナウドと似たセリ科の植物には、 帯広市内に多く生育しているエゾニュウやオオハナウドなどがあります。こうした在来種と異なる特徴の植物を見つけた場合は、帯広市環境課 0155-65-4136までご連絡ください。
帯広市内で自生している似た植物の例
- エゾニュウ
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科名 セリ科
開花時期 8月上旬
特徴 高いもので3m程度になる1稔性の多年草。茎は中空で直立し、上部で分岐します。茎頂に大きな複数形花序を形成します。 - オオハナウド
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科名 セリ科 開花時期 6月下旬
高さ1.5m~2m程度の多年草。全体に毛が多く、ざらつく感触があります。初夏に小さな白い花を複数つけます。
エゾニュウ
エゾニュウ
オオハナウド
オオハナウド
オオハナウドの葉
オオハナウドの葉
形態 | 特徴 |
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茎の直径と高さ |
茎 5-10cm、 高さ 3m ※開花している個体であっても、高さが1m未満であればバイカルハナウドではないと考えられています。 |
葉の形状 | 深く切り込みがあり、縁がギザギザしている |

バイカルハナウドについては、以下もご参照ください。
外来種とは
外来種とは、もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のことを指します。海外から日本に持ち込まれた生物に限らず、日本国内であってもある地域からもともといなかった地域に持ち込まれた場合には「外来種」となります。
外来種の中で、地域の自然環境に大きな影響を与え、生物多様性を脅かすおそれのあるものを、特に侵略的外来種といいます。
外来種の問題点
生態系は、長い時間をかけて食う・食われるといったことを繰り返し、微妙なバランスのもとで成立しています。ここに外から生物が侵入してくると、生態系のみならず、人や農林水産業まで広くにわたって悪影響を及ぼす場合があります。
生態系への影響 |
在来種を食べる 在来種の生息、生育場所を奪ったり、エサの奪い合いをする 在来種と交雑して雑種をつくる |
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人の生命・身体への影響 |
毒をもっていて危険 人をかんだり刺したりする |
農林水産業への影響 |
農林水産物を食べる 畑を踏み荒らす |
外来種による被害を予防するために
<外来種被害予防三原則>
- 入れない~悪影響を及ぼすおそれのある外来種を入れない
- 捨てない~飼養、栽培している外来種を適切に管理し、「捨てない(逃がさない、放さない)」
- 広げない~すでに野外にいる外来種を他地域に「拡げない(増やさない)」
特定外来生物とは
「特定外来生物」とは、海外起源の外来種であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれのあるものの中から外来生物法により環境省が指定する生物です。指定された生物の取り扱いについては、輸入、放出、飼養等、譲渡し等の禁止といった厳しい規制がかかります。特定外来生物は、生きているものに限られ、個体だけでなく、卵、種子、器官なども含まれます。
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このページに関するご意見・お問い合わせ
都市環境部環境室環境課
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
電話:0155-65-4135 ファクス:0155-23-0159
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