多様な性を考えよう

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ページ番号1007374  更新日 2023年10月4日

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 一人ひとりに個性があるように、人々の性も、身体と心の性が異なる場合や、同性に恋愛感情を抱く場合など、人によって多様であることが知られてきています。一方で、周囲の無理解や偏見・差別、性別に基づく制度や慣行などでさまざまな困難に苦しんでいる人たちがいます。

 性の多様性について理解し、偏見や差別を無くしていくことが求められています。

多様な性

性の構成要素

戸籍の性
出生証明書をもとに届けられた戸籍に記載されている身体的な性別(身体の性)

性的指向

恋愛感情や性的な関心がどの性別に向いているか(好きになる性)

性自認

自分の性別がどの性別であるかの認識(心の性)
性表現
服装やしぐさ、行動・振る舞いなど、自分の性をどう表現しているか

 個人の性は、戸籍の性である「男性」「女性」に加え、性的指向、性自認、性表現の組み合わせや程度の違いによって、さまざまなあり方があります。また、性的指向や性自認は、出生時の性と同じく、自分の意志で選択できるものではありません。

LGBTとSOGI

LGBT

L:Lesbian

 レズビアン

性自認が女性、性的指向が女性の人

G:Gay

 ゲイ

性自認が男性、性的指向が男性の人

B:Bisexual

 バイセクシュアル

性的指向が男性、女性の両方に向いている人

T:Transgender

 トランスジェンダー

身体と心の性別に違和感があるなどで、生まれた時の性別とは違う性別で生きたいと望む人

 LGBTとは、上記の頭文字を組み合わせたもので、性的マイノリティの総称として用いられる場合もあります。

 LGBは性的指向、Tは性自認に関係しています。

 LGBT以外にも、X-gender エックスジェンダー(心の性を男性・女性のいずれかとは明確に認識していない人)、Questioning クエスチョニング(自分の性を決められない、または決めない人)など、さまざま性のあり方があるため、「LGBTs」や「LGBTQ」、「LGBT等」と表していることがあります。

SOGI(ソジまたはソギ)

 「性的指向」Sexual Orientation(セクシャルオリエンテーション)と「性自認」Gender Identity(ジェンダーアイデンティティ)の頭文字をとった略称で、すべての人が持っているそれぞれの性に対する特徴を包括的に表す考え方です。

SOGIハラ

 性的指向や性自認に関する差別や嫌がらせ(ハラスメント)を「SOGIハラ」と言います。

 セクハラやDV・マタハラ同様に、SOGIハラも社会が認識し、当事者が我慢をすることや自分に非があると思い苦しむことがないようにしなければなりません。

カミングアウトとアウティング

カミングアウト

 自分がLGBT等の当事者であることを自覚し、そのことを当事者が自らの意志で望む相手に打ち明けることです。

アウティング

 他者の性的指向や性自認を本人の同意や了承なく、第三者に言いふらしたり、暴露したり、SNSに書き込んだりすることです。

 アウティングは本人のプライバシーに関わる重大な人権侵害です。絶対に他人に話してはいけません。

Ally アライを知っていますか?

 アライとは、LGBTを知り、支援したいと思う人のことで、困りごとを抱えて悩んでいる人がいるときに一緒に考え、行動する人のことです。

 図の6色のレインボーは多様な性を尊重する象徴として用いられています。レインボーのフラッグやリボンを掲示するなど、アライであることを表現する取り組みも行われています。

レインボーフラッグ

リボン

気をつけましょう

 LGBT等の当事者の方は、からかいや嫌がらせの対象となったり、自分の性的指向や性自認を偽ったり、誰にも相談できず悩んだりするなど、生きづらさを抱えています。

 性的指向や性自認に関わらず、すべての人の人権は尊重されなければなりません。次のようなことがないよう、気をつけましょう。

  • 「ホモ」「オカマ」「ソッチ系?」などの言葉で笑いのネタにし、からかわない
  • 「男らしくしなさい」「女らしくしなさい」と強要しない
  • 「あの人のしゃべり方、女みたい」「どこかおかしいのでは」などと噂話をしない
  • 異性愛を前提に「彼氏/彼女はいるの?」などと聞かない
  • いじめや差別をしない
  • ネットに悪口を書かない

カミングアウトされたら…

 信頼して勇気をもって打ち明けてくれたことを受け止め、じっくり話を聞きましょう。

 また、具体的な支援などのために情報共有が必要な場合も、予め誰に伝えて良いか、範囲を確認しましょう。

帯広市の取り組み

帯広市パートナーシップ制度

 本制度は、婚姻関係にはないものの、継続的に共同生活を行う同性カップルなどの二人の関係を帯広市が受け止め、「パートナーシップ登録証」等を交付することにより公的に認める仕組みです。

性別記載欄の見直し

 申請書等の性別記載欄について、国、道など市以外の機関が法令等で定めているもの、業務上、性別情報が必要な場合を除き、可能なものについては削除するよう対応しています。

多様な性に関する講座の実施

 令和元年度から、多様な性に関する講座を毎年実施しています。

多様な性に関する職員ガイドライン

 本ガイドラインは、市職員を主な対象とし、多様な性に関する正しい知識と様々な場面における望ましい対応の定着を図るため策定しました。

多様な性に関する本の紹介

 図書館では、多様な性について書かれた本を貸出しています。

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このページに関するご意見・お問い合わせ

市民福祉部地域福祉室市民活動課男女共同参画係
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
電話:0155-65-4134 ファクス:0155-23-0156
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