平成22年4月 就任記者会見

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ページ番号1001223  更新日 2020年12月14日

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とき
平成22年4月21日(水曜日)11時30分〜11時50分
ところ
帯広市庁舎 4階 第3応接室
出席者
米沢市長

市長就任について

(市長)今日が初登庁ですが、身が引き締まる思いで緊張いたしました。

今朝は真っ白い雪が一面に降りつもり、真っ白なキャンバスに好きなように絵を描いてみたらと言っていただいているような、非常にさわやかな気分で朝の風景を見渡したところです。

選挙戦の中でもお話をしてまいりしたが、とにかく帯広を元気で活力のあるまちにすべく、頑張っていきたいと考えております。

冷静さと勇気、そしてよく考えた上で、市民の幸福を真ん中に置いた市政を実現していきたいと考えております。

報道機関との質疑応答要旨

(報道)差し当たって、特に着手していきたい事業、政策、課題について伺う。

(市長)今回の選挙戦で、産業の活性化、特にフードバレーとかち構想をお話させていただきましたが、実は標語的な言葉で、言わば旗印を上げているわけです。

今までやっていなかったのかと言えば、その周辺のことはやっていたはずですので、今はとにかく市長という立場で、いろいろなことを聞いていかなければいけないと思います。
その上で、優先順位なりを考えていかなければならないと思っています。

それから、職員の方々を含めて、今日初めてお会いする方が圧倒的に多いわけですので、できるだけ早く仕事を通じて皆さんとの接点を持ち、組織の運営の仕方を含めて、現状や何がどう動いているのかについて、自分として腹に落とさなければならないと思っております。

急がなければならないのは、そういうことで、このテーマをどうするかということよりも、新しい旗印とこれまでの取り組みとの位置関係を、まず自分の中で整理しなければいけないと考えています。

(報道)市長になられた今の心境を、漢字一文字に表すとしたら、どのような文字になるか。

(市長)(「拓」の字を示しながら)開拓という言葉がありますが、これからの帯広をここから外に向けて拓いていきたいと思います。

(報道)鍬を入れるというイメージか。

(市長)帯広を未来に向けて拓いていくという思いです。

(報道)4年間の任期を起承転結のようなイメージで表すとどうなるか。

(市長)入口から全力疾走したいところですが、全く初めてでありますので、自分なりに状況を確認することに最初の数カ月間がかかると思っています。

ただ、4年間の任期の中で、きちんと結果を出していかなければなりませんので、状況を確認しながら、最初の1年目にはそれなりの種まきをしておかなければいけません。

私のこれまでの仕事での言い方をすれば、実は種を選ぶことは大切なことで、何でもかんでも、まけばいいというものではなく、良い種を選び、芽を出させるために、その選定をしっかりとやらなければならないと思っています。

その意味では、1年目は「急いで慌てず」ではありませんが、「頑張らずに頑張る」というような気持ちで臨みたいと思います。

2年目、3年目というところでは、まいた種の芽の出方が少しずつ項目によっても違いが出てくると思います。
その中で、4年目までに花の咲きそうなもの、実の成りそうなものの優先順位をつけていかなくてはならないと思います。
そうして、4年目にはできればたくさんの花を咲かせ、多くの実をつけたいと思いますが、形として成るものと、次に向けて4年目でどこまでできるのかを位置づけするものとを考えながらやっていきたいと思います。

(報道)先程の職員への訓示の中では、ドラッカーの言葉を引用されていたが。

(市長)自分が読んだドラッカーの論文集や著作集の中から、好きな言葉や印象的な言葉を引用させていただきました。

(報道)市庁舎に入ってみた空気感、職員や建物の印象はどうか。

(市長)随分、広いなと思いました。これまでの会社では、坪単価を基に一定の範囲の中に収まるよう机の配置やレイアウトを考えていましたので、まだ4階のフロアしか見ておりませんが、随分空間があるなという印象を持ちました。

(報道)職員の方の雰囲気はどうか。

(市長)周りの皆さんが随分と気を遣っていただいているのが分かりますが、気をつけなければ自分がそっくり返っては困りますから、皆さんと普通に会話ができるよう、いつも心がけていかなければいけないと思いました。
先程の会議でもお話をしたのですが、とにかく、風通し良くやっていきたいので、できるだけ自由に何でも言ってきて欲しいと伝えました。

(報道)市議会は、与党の数がそれほど多いといえる状況にはなく、今後、政策実現に向けて議会がハードルになる可能性もあると思われるが、どのように調整していくのか。

(市長)これも、全く初めての経験となりますので、与党野党という言葉自体にも自分の理解にずれがあるかもしれませんが、地方自治においては政党云々ということより、市民の生活を真ん中に置いた市民党を標榜して出させていただいたので、そのスタンスでいくしかないと思っています。

与党野党という中で、これからどういうことが起きるのかも分からない現状ですが、とにかく誠実に対応させていただきたいと思っております。
政策についても、率直にお話をさせていく以外にありませんし、真っ直ぐにぶつかっていくほかありません。

色々な方から色々なことを教えていただけると思いますが、これまでの仕事もそうでありましたが、自分は真っ直ぐに誠実にやっていくしかありません。
これからも基本スタンスは変わらないと思います。

(報道)今回の選挙では、市役所の労働組合から支持を受けたが、職員の意識改革のあり方について伺いたい。

(市長)意識改革というのは、まず業務改革をしなければならないと思います。
単純に人が多い、少ないというところから入るのではなく、業務自体を変えなければ人を減らせないはずです。

仕事にあたる人間が一定の目的意識を理解した上で、この方法に変えると時間が短縮できるとか、効率的にできるという形にならなければ、単純にコストカットだといって人を半分にしたところで、残った人間は倍以上の仕事をやることになり、サービスの低下というところに行きやすいだろうと思います。
スリム化にあたっては仕事のサイズをしっかりと設計する必要があると思います。

それも先程申し上げましたとおり、人も見ておりませんし、話もしておりませんので、その辺を早くやらなければと思っています。

話し合いをして、私の方でも理解させていただき、その上で業務をどのようにすべきかを議論した上でやっていけば、納得感が出てくると思います。
今まで、どのようにやっていたかは分かりませんが、問答無用に進めてしまうことは、必ずしも生産的な形にはならないと思います。

根本的に変えなければ必ず元に戻ってしまいますし、いくらコストカットしても仕事の方法が同じあればコストは元のようにかかります。

(報道)副市長人事を進めることになるが、民間人登用や二人体制の考え方について伺う。

(市長)全く白紙です。人によると思いますし、人についても分かっていないところですし、組み合わせもありますので白紙です。

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