平成22年10月 市長記者会見2

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ページ番号1001217  更新日 2020年12月14日

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とき
10月19日(火曜)11時10分〜12時7分
ところ
市庁舎4階 会議室
出席者
米沢市長 嶋野副市長
政策推進部 伊藤部長 中野企画調整監
池原財政担当企画監
倉口課長補佐 藤沼主任

写真:記者会見の様子

平成23年度予算編成方針について

それでは平成23年度予算編成方針についてご説明いたします。ただ今お手元に配布させていただいております資料4、平成23年度予算編成方針は、本日、部長に示達したところです。

私が市長に就任して初めての通年の予算編成になります。いろいろ公約を掲げていますが、その中でも特に中心的なテーマとして皆さんと議論をさせていただいていますフードバレーとかちの実現に向けて本格的に踏み出す予算でもあると認識しているところです。

フードバレーとかちの実現に向けましては、当然、食と農業を柱にした地域の産業政策でございますので、「スクラムとかち」という言葉を使っていますが、十勝全体での地域産業政策としてフードバレーとかちを進めていくという考えでございます。

その他、フードバレーの視点をもった施策、ともするとフードバレーとかちは農業と食だけかといわれますが、他にもいろいろ絡んできますので、多くの施策をフードバレーの視点で重ね合わせ考えていこうということです。

2つを合わせて地域の成長戦略として、これからの将来を俯瞰(ふかん)しながら、広域的な視点でスピード感をもって取り組んでいきたいと考えているところです。

繰り返しになりますが、フードバレー以外、例えば第六期総合計画の推進や公約、地域課題への対応というのは、行政でありますので当然のこととして実施、対応していきます。

今回の予算編成は、私がこれまで掲げてきました「夢かなうまち おびひろ」、「フードバレーとかち」実現のために極めて重要な予算編成であり、私自身非常に重視しています。任期は4年いただいていますけれども、その中で正念場にあたる、向こう1年間の方向性を決める予算と位置づけています。その編成に当たり、編成過程を通じ市の職員との間で大いに議論をしながら、方向性や価値観の共有を図っていきたいと考えています。

フードバレーや総合計画、公約、その他の課題への対応のために、皆さんのお手元に示させていただいた資料4のとおり予算編成における3つの重点として集約させていただいています。

編成手法としては、先に実施、公表しました政策・施策の評価結果を予算に反映させるということ、これまでとの違いと認識しています。

さらに、評価結果の予算への反映を確実に実施していかなければならないということで、資料のかぎカッコの中にありますとおり、部長には各部門の経営者としてこれまで以上に「経営」を意識して予算編成に臨んでもらうことをお願いしたところです。具体的にいいますとミッション、顧客、顧客価値、成果、計画です。

この5つの点を意識して、部門ごとにしっかりと予算編成に対して意を尽くしてもらいたいと思っています。当然、責任感を持ってやっていかなければなりませんが、従来型の「最後は見てください」という結果責任だけではなく、実施していく過程についての説明責任も含め、両方の責任を果たしていく気概を持って今回の予算編成に当たってもらいたいと話をしたところです。

予算編成作業は、各部での予算編成をまとめた後、政策推進部を中心として全庁的な調整となりますが、これまでのプロセスを若干見直しまして、政策推進部と各部の調整の場に私も同席します。これによりそれぞれの施策、事業について、私自身の理解を深めることと同時に、フードバレーとかちの実現、重点的な取り組みについて、できるだけいわゆる「合成の誤謬(ごびゅう)」を排除して、「全体最適」をきちっと考慮する形でフードバレーとかちを実現していくために、私の考えを反映していく考えです。

平成23年度予算案は、来年の2月に発表させていただくよう、これから鋭意進めてまいりたいと考えています。

市長就任6カ月が過ぎるにあたっての所感

続きまして多少重なりますが、就任6カ月が過ぎるにあたっての所感です。4月18日の選挙は、138票差で、マスコミに薄氷の勝利と書いていただきました。本当に北国らしい「氷」という字が入る、そういう勝利でしたけれども、4月21日の初登庁から今日19日で6カ月過ぎるところです。

任期4年の8分の1、12.5%が経過しました。あっと言う間の6カ月だったというのが正直なところです。この間、臨時会1回、定例会2回を経験させていただきました。新米市長に市民の皆さんや議会の皆さんから本当に温かく見守っていただいたというのが実感です。決して最初から試用期間とは思ってはいませんけれども、あえて新米ということでいえば、この6カ月間は試用期間的な形で温かく見ていただいたのかなと。

私自身は目一杯走ってきたつもりですけれども、ここからいよいよギアをチェンジしていかなければならないと考えています。平成23年度の予算編成を含む来年の3月までの今後5カ月間、その後の6カ月を含めた1年間が、私にとっては正念場だろうと思っています。

23年度予算が実行された時には任期の折り返し地点ということになります。折り返し地点で動きが見えなくなってしまうということにはなりたくありませんので、23年度予算編成と実行というとことが、米沢にとってのポイントになると認識しています。引き続き「弛(たゆ)まず休まず」これまでと同じように気を緩めずにやっていきたいと考えています。

生意気ですけれども、全く新しいことをやろうとして市長に就任した訳ではありません。第六期総合計画ができた後での市長就任であり、六期総を確実にやり遂(と)げていくのが私の仕事と認識しています。実行・実践のための大きなエンジンとして、産業政策のフードバレーとかちを掲げさせていただいています。

実践のために一番大切なことは、先ほど「弛(たゆ)まず休ます」と言いましたが、言い続けること、そしてやり続けることと思っています。この半年にやってきたことを踏まえながら、これからもしっかりと前に向かって進んでいきたいと考えている、これが6カ月経っての私の所感です。

資料

報道機関との質疑応答要旨

平成23年度予算編成方針について

(報道)予算編成での政策・施策評価の具体的な反映方法として、評価が低い施策について廃止という判断もありうるか伺う。

(嶋野副市長)案件によります。一つひとつ吟味しながら行っていくことなります。今、この段階で廃止前提に協議に臨むことは考えていません。政策・施策評価が低い評価であっても、どこに原因があるかを突き詰めていく必要があると思います。そういったことを手順として進めた上で、どうにもならなければ最終的には廃止ということもあるかと思いますが、現段階では廃止前提で臨む考えはありません。

(報道)来年度の予算規模について伺う。

(嶋野副市長)今時点では予算規模がどのくらいになるかは、まだ予算編成を行っていませんので明確にはお示しできません。財源的には国の8月概算要求では地方の一般財源総額が平成22年度の水準を下回らないとのことで、大まかには今年度と同じ程度の一般財源の額は確保できる見通しを立てつつ、中身の精査をしていく必要があると思っています。

(報道)歳入の見通しについて伺う。

(嶋野副市長)現時点では、たばこ税が増税になりましたので8000万円くらい伸びるかと推計しています。景気動向もありますが市民税は、個人・法人共に若干下回る見通しにあり、合わせて7000万円ほど上回る見通しでいます。
地方交付税は今年度並みの見通しでいますが、国の予算によるため、当面は財源というより歳出ベースの精査を進めていく作業になろうかと思います。

(報道)市長査定などで、職員との調整など新たに行う予定はあるのか伺う。

(市長)いままで幾つも重ねてきている予算編成作業中、一部分を詰める議論をしています。従来、市長査定は最後判断になりますが、私にとって初めての査定となり、何もやったことがない者が最後の段階だけの査定ということになりませんので、編成作業から入っていき、内容の確認をすることを行っていきたいと考えています。

(報道)総合特区の予算は、当初予算または補正予算とするのか。また、提案を共同提案とした理由について伺う。

(嶋野副市長)総合特区は、国でいいとも悪いとも言っていませんので、当初予算に入るかは分かりません。国の決定を受けた段階で予算措置が必要なものがあればその時点で考えていくことになります。

(市長)当初は、単独での提案予定でした。それは、よそがどのような動きをしているかは知りませんでしたし、4月末に内閣府から直接検討してみないかとお話をいただいたことがきっかけでしたので、帯広・十勝の計画として進めていました。仮提案の直前になって、北海道経済連合会さんから、帯広・十勝も入った形で案を作っているが共同提案に帯広市も乗りませんかとお話をいただきました。提出期限まで1週間しかなく、議論、調整することが無理でしたので、内閣府に状況を説明した上で、それぞれが平行して提出しました。

その後、本提案に向けて両者で議論し、一緒に提出した方がいいとの結論になりました。9月21日の締切時点で、国際戦略総合特区と地域活性総合特区を合わせ全国で453件の申請が出ました。そのうち国際戦略総合特区は99件の提出で、このうち20件も30件も採択されないと思われますので、ある程度まとまって共同申請し、情報を集めやすい方が有利と判断しました。ただ、帯広市のフードバレーとかちとして地域性を前面に出していこうという考え方が埋没しないよう、提案の中で拠点地域の名称が、当初は「アグリフードイノベーションエリア」となっていましたが、「フードバレーとかち・イノベーションエリア」に変更してもらいました。ここにこだわりがあります。「アグリフード」では北海道全域になってしまいます。ここまでやってきた帯広・十勝の取り組みについて、道経連さんも評価をしてくれたものと思います。今後の提案の認可に向けて、この体制で臨むのがプラスと判断しました。

(報道)23年度予算は、フードバレーとかちが目玉ということか。

(市長)まちづくりは突然右から左に動くものばかりではなく、継続してやらなければならないことは当然あり、義務的経費となります。全体の予算からそれを除いて使えるお金についてきっちり議論して、その中で産業政策として皆が元気になっていける旗印、フードバレーとかちに力を入れることで、皆さんをどれだけ引きつけられるかということを考えなければならないと思います。元気なまちを作るためにはそういう部分を出していかなければならないと思っており、やる気は満々です。

市長就任6カ月が過ぎるにあたっての所感

(報道)市議会では少数与党で半年が過ぎ、来年4月には選挙がある。今後、政策を推進していく上での与党体制の構築についての考え方を伺う。

(市長)現状、まだ考えてはいません。私はご支援いただきながら今回当選させていただきましたが、一貫してスタンスは市民党ということで、一党一派に偏(へん)しない形での行政を行っていきたいという考えでまいりました。これまでの半年、非常に温かく見守っていただいたとの認識ですが、この中でも特段、与党側や野党側がこういう考えではないかということを真ん中に置いて考えたことは一度もありません。市民のために今どうすべきかということをずっと考えてやってきました。

今後もこのスタンスを変える考えは、原則ありません。その中で皆さんのご理解、ご協力をいただきながら市政運営を行えるようになるのが、一番ありがたいことと考えています。

(報道)6カ月間の自己評価と一番優先し力を入れて実行してきたこと、今後の当面の課題、任期4年間でみた時の課題について伺う。

(市長)自分で点数をつけるのはおこがましいので、皆さんに採点していただければということでお答えは控えさせていただきます。

ただ、忘れずに意識してきたことは、しつこいくらい正しいと思ったことは言い続けること、正しいと思ったことは続けることです。市長という立場は、個別のことをする訳ではありませんので、軸をぶらさず考えること、一回始めたことはやめない、あきらめない市長だということを、皆さんに分かってもらえるように取り組んできました。

重点施策として、当然いろいろなことがあります。政策で出しているのもの、フードバレーとかちの取り組みを作っていかなければならないこと、その過程で総合特区の申請ですとか、トップセールスとして帯広市の売り込みに上海、北京に行ってきたことですとか、公約の実現も一つずつ積んできました。
その中でもすべてに絡むことですが、市役所の今のパワーをもっと強くしていくこと、そのための努力をこの半年、重点的にやってきたつもりでいます。

4月21日に突然市長に就任した私であるからこそ、市役所職員との信頼関係をきっちり構築して、この組織を動かすこと。それが私の仕事だと思っていますし、この組織にはポテンシャルがあるはずです。

フードバレーを推進してくにしても、いろいろな取り組みをやっていくにしても、職員との接点を持って、お互いが何を考え、何を感じているかを分かるようにしていかなくてはいけないと考え、最も重点的に取り組んできました。やはり、一緒に仕事をしてみないと分からないことが随分ありますし、私が大きな演説だけをして通じるものではないと思います。毎日、私が直接できることということも含めて、1400人の市の職員を今よりもさらに強くしていくことが、私が一番力を入れてやらなければならないことだと思っています。

この6カ月間で入口の挨拶は終わりましたので、これからもっともっと胸襟を開いた関係に入っていかなければいけないと思っています。詳しく言えば、職員が自分たちのリーダーが何を考えているかを知ることは大切ですから、直接私が研修を行いましたし、今後もやっていきます。11月上旬の研修は、外部講師を呼びますが、後半は私と両副市長で一つのテーマについて、シナリオなしで議論をします。職員との距離感をもっと詰めていきたいと思っています。

これからの課題についてですが、時間がかかりますけれども、最終形として第六期帯広市総合計画を仕上げていくことが大きな軸です。基礎的なことを外さずにやっていくことが大切です。フードバレーとかち、これは地域が連携しなければなりません。弛(たゆ)まず緩(ゆる)まずやっていかなければならない大きな課題であり、クリアしていかなければならないと考えています。いろいろな仕掛けも必要ですし、汗もかかなければと思っています。まだまだ具体的な形にはなっていません。

先日提出した特区申請の項目を見ていただければどういう方向に進んでいくかを理解していただけると思いますが、書類を市民の皆さんすべての方に読んでいただくというのは難しいと思いますので、10月末から開催する地区懇談会で、私が直接市民の皆さんにご説明させていただきます。

そこで、質問をいただく、するとどこが分からないのかということも、私の意図とするところとどこにずれがあるのかということも明確になってきます。市民と直接対話することは重要なことと考え、急いでやりたかった事業です。

大きな課題は、今回の3つのテーマのとおり、とにかく帯広・十勝を元気にすることだと思います。そのとっかかりとしての産業政策「フードバレーとかち」を十勝全体で盛り上げて、前向きで明るい気持ちで進めるような地域を作っていこうということです。掛け声だけでは変わりませんので、具体的に目に見えるものにしていかなければならない。福祉や医療の部分にもフードバレーというものが絡んでいると、皆さんに認識していただけたら、結果として「夢かなうまちおびひろがフードバレーとかちにある」ということになると認識をしていますので、これが課題と捉えています。

(報道)北京、上海へ市長がトップセールスに行ったが、その時々の社会情勢で変動が大きい中国に対して今後どのようにセールスを進めていくのか。

(市長)議会にも報告させていただきましたが、セールス対象として「中国」という言葉一つですべて代表して言えるものではありません。あれだけの人口がある中、どの層の人を狙っているのかという詳細な議論が今まで無かったような気がします。大きなマーケットで、そこにセールスに行って誰かが帯広に来てくれたらいいねと行っていたような気がします。

中国については誰が言っているのか、どの辺のクラスの人が言っているのかでも違いますし、もっともっと中国について勉強しなければならないのではないかと思います。はやりみたいに皆さん中国、中国といってもしかたがないと9月議会で報告させていただきました。どの層の人にセールスをするかです。

格安航空運航会社LCCの春秋航空へ行った時には、「何をしてくれるのか」から始まって質問攻めにあいました。日本から自治体がたくさんセールスに行って、相手は慣れているんですね。

例えば、「帯広に行ったら、150人が昼食を一緒に食べられる場所を作ってくれる?」こういう感じでした。「何をしてくれるではなくて、そちらから何人送ってくれて、帯広に幾らお金が落ちるかで投資の議論ができる話ではないですか」と返したところ、にっこり笑って、その後のミーティングがすんなり行きました。150人が一度に食べる場所を簡単に作りますか。来なくなったら大変ですよね。我々が150人一緒に同じ場所を巡るような客を予定して受け入れるのか、20〜30人または家族5〜6人がいいのか、そういうところまで考えて行動していかないと、先方から言われたこと全部に反応していたら大変なことになります。

ここ帯広・十勝の魅力をセールスするには、どの人たちに一番良く思ってもらえるか、我々にとってビジネスチャンスにつながるのはどこかをもっと議論しなければいけない。中国マーケット、マーケットといっても仕方がないと改めて感じました。社会情勢の変動などのカントリーリスクを改めて感じたところですが、とにかく我々は誰を相手にして、そこはどんな所なのかをしっかり勉強しなければなりません。帯広はきれいなところですよ、おいしい水がありますという説明では1回で終わり、次の交渉にはつながりません。相手が何を欲しがっているかを考えた上で交渉しなければならないと感じたところです。

(報道)とかち帯広空港の名古屋便廃止後、トップとしての誘致活動について伺う。

(市長)名古屋便が廃止なったことはいかんともし難いことと認識をしています。我々は名古屋便が廃止になるまで、搭乗実績をつくるために、名古屋の方と連携しながらイベントを行ったりして努力をしてきました。それで昨年よりも搭乗率と搭乗人数が回復した実績を作ってきました。関心を持っていただける航空会社があれば、そちらに伺って実績とこれからの可能性についてご説明に行くしかないと考えています。ただ、ビジネス的に採算がとれなければ参入しませんので、市長がセールスに行ったから、副市長が行って頭を下げましたからといって誘致できるものではありません。

航空会社の損益分岐点を意識しながらセールスを行い、可能性を探っていきたいと考えています。どこの航空会社を決め打ちして誘致できる立場ではありませんので、帯広・十勝の現状と将来像を聞いていただける状況を作って、聞いていただける会社に説明をしていくということです。

(報道)名古屋便をについて具体の話はあるのか

(市長)相手のある話ですし、これからの話です。それこそ売り込みですから、相手の社長さんの立場になって考え、航空機の保有機数などの周辺調査も含めて我々も準備して、できるだけ早く交渉のステージに入れるように努力しているところです。

(報道)市長の公約として職員の意識改革を掲げ、改善すべき考え方や行動を「10の敵」として指摘しているが、市役所内の汚染率はどの程度か。

(市長)「意識改革」は選挙の時に言った言葉であり、市長になる前に使った言葉です。今、市長になり市役所内部に入ってきて、職員のモチベーション向上をどう図っていくかということです。「10の敵」は、どのような組織にもある一般論として、就任の日、最初の庁議で「組織一般にある10の敵、こういうものをなくしたいと思っています、

皆さんの中にこういうものが見えたら直してください、無くしてください」と言わせてもらいました。突然、市長として就任した人間がどんなことを考え、どんなことで文句を言い、ほめるかを明確にする方がフェアだと思ったからです。数字でというならおそらく、市役所と皆さんの組織は、同じくらい汚染されていると思います。

(報道)ばんえい競馬は「とかちむら」の効果が出ているがその後の対策について、併せてばんえい基金が底をついたが、その対策について伺う。

(市長)お陰様で10月17日 日曜日のばんえい競馬入場者数が7000人を超え、初年度以来ということでありがたいなと思っています。ご指摘いただいたように冬に向う中、増えている来場者をどう継続していくかということです。一つは、「とかちむら」による集客を図っていくため、冬バージョンの営業、イベントなどについて、いろいろな意見をいただいていますし、運営主体も計画しているところであり、集客、人の流れを途切れないようにしなければならないと思います。

とかちむらは競馬場との相乗効果を狙って始めました。まだ、入場者の増加がその効果であるか分析しなければなりませんが、ここまでのところはプラスの結果が出ており、よかったと感じています。これからのことは鋭意検討中です。

基金が底をついてきたということですが、これまでの歴史、議論を踏まえ、これからの議論をしなければならないと考えています。ない袖は振れませんし、そういう中で関係者は一生懸命やっています。それぞれが納得できるような形のところにもっていかなければならないと認識しています。

(報道)市議会の特別委員会で新しい学校給食共同調理場について議論されているが、現時点での市長の考え方を伺う。また、フードバレーとかちと給食をどう結びつけていくのか。

(市長)今、特別委員会を設置し議論を進めていただいていますので、私からお答えするタイミングではないと思います。そのため、ご質問ではありますがコメントは差し控えさせていただきます。委員会の残りのスケジュールもありますので、ご理解いただければと思います。

給食とフードバレーとのつながりは当然出てくると認識しています。既に委員会の中での議論も何度かフードバレーの言葉を含めて出てきていると思います。一般論ですが、結果としてフードバレーとかちらしいと言ってもらえるような給食にしたいと思います。そういうことを意識した上で議論しなければならないと思います。これも一般論ですが、地産地消の取り組みにもつながっていくと思います。ただし、地産地消といっても10人いれば10人違う言い方をすると思いますので、特別委員会も含めて皆さんと議論していくと、具体的に分かりやすくなってくると思っています。

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