平成22年6月 市長記者会見

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ページ番号1001221  更新日 2020年12月14日

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とき
平成22年6月16日(水曜)11時
ところ
市庁舎4階 第3応接室
出席者
米沢市長
生涯学習部 吉田図書館長 敦賀スポーツ振興室スポーツ振興主幹

ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設の指定書交付

(市長)6月1日、明治北海道十勝オーバルは長野エムウェーブとともに、ロシアでのソチ冬季オリンピック開催年度末となる平成26年3月31日まで、スピードスケートのナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点として指定を受けました。

この度、文部科学省から責任者が本市を訪れ、指定書を交付いただくことになりました。明日6月17日午前9時30分から、市役所4階応接室で交付式を行います。文部科学省からは、尾崎スポーツ・青少年局審議官、井上競技スポーツ課室長など3名の方が来られることになっています。
交付式の後、ご一行は明治北海道十勝オーバルを視察していただくことで日程調整をしております。

選手が帯広を訪れて練習する期間は、現在、日本スケート連盟やJOCと調整中です。今年度から明治オーバルのリンク使用は7月25日からということで、多くの有望な選手の利用を期待しているところです。

すでに国内有力実業団、大学チームの合宿利用が入ってきておりまして、6月14日現在で25団体、選手数は362人の利用が見込まれています。今後もさらに増えるものと期待しております。

実際、フルにこういう形でスタートしますのは今年からとなりますので、従来から利用率を上げていくことが課題でありましたけれども、少しずつ平常運転といいますか、前向きな対応がされてきたということでうれしく思っております。引き続き、さらに利用率をあげていくために努力していきます。

第4回中城ふみ子賞の決定

(市長)帯広市に生まれ31歳という若さで乳癌で亡くなるまで、生涯のほとんどを故郷で過ごした歌人、中城ふみ子の名が全国に知られるようになりましたのは、昭和29年の「短歌研究」に応募された50首詠が特選となったことによります。

その歌は寺山修司に「自分の歌の出発点は中城ふみ子です」と言われるなど、与謝野晶子と同様に一時代の短歌の流れをつくった歌人であると評価されています。

帯広市ではこうした功績を称えるとともに、地域からの新たな文化の創造・発信を目的として、没後50年となる平成16年に中城ふみ子賞を創設いたしました。

実施にあたりましては市民と協働で「中城ふみ子賞実行委員会」を立ち上げており、隔年で実施しておりますことから本年で第4回目となります。

募集内容は短歌50首という歌人としての力量が試される文学性の高いものでありますが、今回も4月に1カ月間の募集を行った結果、全国から197編もの応募がありました。

応募作品を3名の選者(河野裕子[かわの ゆうこ]氏、今野寿美[こんの すみ]氏、時田則雄[ときた のりお]氏)により選考し、この選考結果を踏まえ、賞にふさわしい次の作品を「中城ふみ子賞」に決定いたしました。

<中城ふみ子賞 大賞1名>
作品名 「月の河(つきのかわ)」 葉月 詠(はづき えい) (63歳)富山県在住

<中城ふみ子賞 次席3名>
作品名 「回路(かいろ)」 若草 のみち(わかくさ のみち) (31歳)東京都在住
作品名 「渓谷(けいこく)」 松木 夜鷹(まつき よたか) (32歳)東京都在住
作品名 「平面世界(へいめんせかい)」 新田 瑛(にった えい) (34歳)宮城県在住

<中城ふみ子賞 佳作4名>
作品名 「青葉潮(あおばじお)」 相澤 由紀子(あいざわ ゆきこ) (46歳)宮城県在住
作品名 「生活(せいかつ)」 正樂地 咲(しょうらくぢ さき) (25歳)大阪府在住
作品名 「桜舟(さくらぶね)」 中畑 智江(なかはた ともえ) (39歳)愛知県在住
作品名 「夜はこれから(よるはこれから)」 近藤 かすみ(こんどう かすみ) (56歳)京都府在住

なお、年齢につきましては、応募時の年齢となっております。
賞の贈呈につきましては、中城ふみ子の命日である8月3日に、とかちプラザレインボーホールにて午後3時から執り行われます。
また、受賞作品は雑誌「短歌研究」8月号(7月22日発売)に掲載されることになっております。
説明は以上であります。

資料

報道機関との質疑応答要旨

(報道)ナショナルトレーニングセンターの委託費の金額的なものはこれからの作業か。

(敦賀スポーツ振興主幹)練習日程の指定期間が確定し、それに基づいて文部科学省から委託料が算定されることになりますが、その確定作業につきましては先程市長からお話がありましたように、JOCや日本スケート連盟との協議を経て整えた資料を、今月30日までに文部科学省に提出することになっておりますので、その後、省の予算の中で額が決定されることになります。

(報道)6月定例会には予算提案は間に合わないのか。

(敦賀スポーツ振興主幹)大まかな期間については確定していただけると思いますが、文部科学省の委託料は直接、施設を管理運営する帯広市文化スポーツ振興財団に交付されることから、市から財団への委託料が減額になることは間違いありませんので、少なくとも一定額はこの度の議会に提案させていただきたいと事務サイドでは調整を進めています。

(報道)特別職の人事は何時ごろをめどに決めるのか。

(市長)人事は全般に大切な決定となりますことから、十分に時間をかけて最後まで慎重にと考えておりまして、これまでもお答えはしておりません。

(報道)菅新内閣が誕生し、財政規律派が多いことから交付税への影響など不安な面もあると考えられるが、その点についてと、市長選では民主党の推薦を得られて当選されたわけだが、参議院選挙で民主党から応援要請があった場合のスタンスについて伺う。

(市長)これまでの菅新政権の主要閣僚の発言を聞いておりますと、国の財政再建を喫緊の課題とするという傾向が伺えるところでありますが、国の財政再建が優先されて地方の切捨てにつながることはとても困るわけでありますので、地方交付税の増額と総額確保について、きちんと国に対して求めるべきと考えています。

先週、全国市長会があって出席しましたが、そこでも同様のことが確認されておりました。
プライマリーバランス(基礎的な財政収支)について、国の官僚は国と地方を一緒にしたような議論をはじめておりますが、地方はこれまで乾いた雑巾を搾るような努力をしてきているわけで、国も努力されているとは思いますが、その辺を一緒にした議論をされ、また変えられるという議論はとんでもないということは、全国市長会の中でも話に出ておりました。
ゲストスピーカーとして出席した原口総務大臣にその話をぶつけましたところ、「当たり前じゃないですか、そういうことはいたしません。」とおっしゃっていましたが、その辺がやはり一番気になるところです。

あとは国の話ですので、いい国をつくっていただければと思います。
マスコミ報道の中に、新政権の最小不幸社会というスローガンの前に、成長という言葉をきちんとつけて欲しかったと書かれた記事がありましたが、なるほどと思いました。

やはりマイナス部分のカバーをきちんとしなければいけませんが、国なり企業なりの成長の芽を摘むようなことをしてしまうと、ここから先、大変なことになると思います。

私は組織の敵である悪平等について機会があればお話しておりますが、ともすると悪平等で下のラインのほうに収斂させていくことにもなりかねないと思います。

参議院選挙の応援についてのお話ですが、私が選挙を戦うときに、民主党さんからも応援をいただきました。
市民党という立場で出させていただいて、その応援団をいくつか構成していただいた中に民主党さんもおられましたので、是々非々で考えていかざるを得ないと考えています。

あくまでも今は帯広市長であるということが、やはり大切な私の立ち位置ですので、是々非々で考えていきたいと思います。

(報道)具体的に要請があった場合に判断するということで、今の段階では決めていないということか。

(市長)まだ、具体的な要請を受けておりませんし、私の後援会の方ともきちんと相談しながらやっていくべきことであると思います。

(報道)非常勤の行政委員の方々の報酬の件であるが、月額制から日額制に変えるべきとお考えの市民の方がいらっしゃるが、市長のお考えは。

(市長)変だなと思うものは変えていくべきですし、今までそうであったことには、何らかの理由があるはずです。
その中で環境の変化や時代の流れの中でおかしいと思うものは変えていくべきだと思います。

それが、日本で一番最初に自治体として変えていかなければならないことになったとしても、変えるべきものは変えますし、みんなが変えたとしても、帯広は違うのだからと思えば変えてはいけないと思います。

今、ご指摘をいただいていることにつきましては、今私が申し上げたことをベースに考えるように指示をしているところです。

相手のある話ですし、金額的にもいろいろとシミュレーションをしなければなりませんので、実態に合わないものであればきちんと議論をしていかなければならないと思います。

(報道)市長は市政におけるスピード感を求めているが、来年に向けてのスケジュール的な考えはどうか。

(市長)いたずらに引っ張る気もありませんし、ここでいつまでにという具体的な日程ももっておりませんが、理由のない引っ張り方はおかしいと思いますし、それはしかるべき提案や議論があった場合に、そこでしかるべき判断をしていくことになると思います。先走らず、遅れずにと思っています。

(報道)6月補正予算の中で中国へのプロモーションへの予算を組まれているが、市長自身がトップセールスで行かれる具体的な日程は固まっているのか。

(市長)まだ具体的にそこまで詰めた議論はしていませんが、これからアジアや中国のマーケットは無視できないところですので、それに対してのプロモーションの予算措置をしました。効果を上げるために誰が行ったらいいのか、その時に行けるスケジュールが合うのかということもありますので、まだ確定はしておりません。

トップセールスはタイミングを間違うとトップセールスにはなりませんし、特に中国はどのタイミングで、どのタイトルをもった人間が行くのかが重要になると思っていますし、国民性についても考えなくてはなりません。私が一番先に行ってしまいますとその時に会っていただいた方は、その次に行った時には、もう会ってはくれません。

そういう面でトップセールスにつきましては、どういう状況なのかということも考えて組まないと、上海万博があるからそこに行ったついでに会える人全部に会って行こうというのでは戦略がないと思います。具体的なことはこれからです。

(報道)6月議会の質問通告内容では、市長が掲げる「フードバレーとかち」構想についての質問が少なかったような気がするが。

(市長)「フードバレーとかち」構想が、少しずつ耳に慣れてきたのではないでしょうか。市政執行方針を発表しましたが、どこにでも必ず出てくる考え方ですので、そこについては皆さんと同じ土俵に立った形にならなければ進んでいきませんので、ご質問にも出てくると思いますが、そこでお話しさせてもらおうと思っています。

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