平成22年7月 市長記者会見

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1001220  更新日 2020年12月14日

印刷大きな文字で印刷

とき
7月28日(水曜)11時〜11時45分
ところ
市庁舎4階 第3応接室
出席者
米沢市長
商工観光部 田中まちづくり担当調整監 加藤観光振興係長
生涯学習部 敦賀スポーツ振興室スポーツ振興主幹 西尾副主幹
西野学校教育課長

写真:記者会見の様子

ほっとドリームプロジェクト第1回会議の開催

スケートを通じて、子どもたちの夢を育て、地域全体でささえていく体制をつくるため、「ほっとドリームプロジェクト」を立上げます。長野オリンピック金メダリストの清水宏保氏をリーダーに迎え、第1回目の検討会議を開催します。

8月4日13時30分から、市役所10階の第5A会議室を会場に、清水氏のほか、帯広・十勝のスケート少年団指導者、中学校・高等学校スケート部の顧問、帯広スケート連盟の役員等約10名が参加して、地域の子どもたちのスケート環境について情報交換をします。

今後、清水氏が10月、11月と来帯する予定で、検討会議を継続しながら、11月には子どもたちや指導者・保護者向けの講習会を開催したいと考えています。

北海道日本ハムファイターズ稲葉選手からのバトン寄贈へのお礼

日本ハムファイターズの稲葉篤紀選手は、第二のふるさとである北海道への社会貢献活動として、全道のすべての小学校約1,300校に、5年かけてバトンを寄贈する活動をしています。この活動を稲葉選手のイニシャルから「AI(あい)プロジェクト」と呼んでいます。

本年5月、市内の帯広、啓西、稲田、開西、森の里の5つの小学校にそれぞれ8本のリレーバトンのセットがプレゼントされました。

7月31日にプロ野球パシフィック・リーグ公式戦で、稲葉選手が帯広を訪れることから、日本ハムファイターズに相談したところ、当日12時30分、会場となる帯広の森野球場で、5校の児童代表が感謝のことばと記念品、花束を同選手に贈らせていただくことをご了解いただきました。

第63回帯広平原まつりの開催

8月14日から16日までの3日間にわたり、西2条及び広小路を中心に帯広平原まつりを開催いたします。

今年も、多くの市民が参加する盆おどりや子ども盆おどり、平原・太鼓まつり、夢降(ゆめふる)夜(や)のメインイベントを行うほか、期間中には会場内で北の大地de大道芸フェスティバルや、道産米と十勝牛の消費拡大イベントが同時開催されます。

帯広平原まつりは、先人の開拓への報恩感謝と地域産業の五穀豊穣の願いを込め、昭和22年に平和まつりとしてスタートしました。今年の農作物の作況状況は、4月から比べかなり回復してきました。今後も好天が続き、多くの市民の参加によって平原まつりが成功裏に終わるとともに、稔りの秋には豊作となることを願っています。

その周辺のお話でいきますと、帯広・十勝の産業や食文化の振興、交流人口の拡大をはかることを目的として、帯広競馬場敷地内に整備をしてきた観光交流拠点施設「とかちむら」が8月4日、5日のプレオープンを経て、8月6日午前10時にグランドオープンします。

観光客はもちろん市民や十勝の皆さんにも楽しんでいただける施設となっていますので、多くの方々のご来場をお待ちしています。

さらに、北海道からの支援のもと、隣接する「馬の資料館」を十勝農協連様からお借りし、馬文化の紹介に加え、帯広・十勝の観光情報の発信施設としてリニューアルオープンします。入場無料で通年開館することで、今後の帯広を訪れる観光客の便に資したいと考えています。

両施設が新たな帯広の魅力を発信し、多くの観光客や市民で賑わい、愛される施設になることを切に願うとともに、馬文化への理解が深まり、結果としてばんえい十勝の来場者の増加にもつながればと期待しているところです。

中国観光プロモーション事業

中国における海外旅行の高まりと中国人向け個人観光ビザの発行要件の緩和にあわせ、中国人観光客の誘致をはかるため、5月からプロモーション活動を実施しています。

2回目となる9月のプロモーションには私も同行し、北京、上海でセールスを行います。現地の旅行雑誌社、旅行代理店、航空会社を中心にプロモーションを行い、さらに「上海万博道東ブロック実行委員会」の一員として、上海国際博覧会「北海道の日」に参加、出展してきます。北海道の日ということで北海道知事なども上海入りされると思われますので、日程を合わせて行って参ります。

一連のプロモーション活動によって中国メディアを招聘し、帯広・十勝の魅力を旅行雑誌で掲載していただいたり、テレビ等で放映していただいたりすることで中国における帯広・十勝の知名度向上を図り、観光客の誘致につなげたいと考えています。

今、皆中国、中国と競争のようになっていますが、きっちりとやることをやっていかなければならないと思っています。

報道機関との質疑応答要旨

(報道)宮崎県で移動制限が解除されましたが、率直にどう受け止められているか、また帯広での今後の消毒体制について変更するお考えがあるかどうか伺いたい。

(市長)宮崎県での移動制限が解除されよかったなと、まずはほっとしていますし、他人事とは思えない状況で毎日の報道を見ていました。こればかりはいつ帯広で発生するかわからないところもありますし、いろいろな意味で危機管理について考えさせられることも多くありました。

これから夏休みで人の移動も多くなる時期ですので、もう少し今の体制を続けていこうと、そう簡単に緩めるようなことはできないと考えています。北海道とも連絡をとりながら対応していきたいと思います。

(報道)エア・ドゥについて、今の帯広空港の準備状況に対する評価と地元の支援のあり方について伺いたい。

(市長)運航開始を想定しています来年3月に向けて話が進んでいるところと認識しています。先般、エア・ドゥの齋藤社長も帯広に来ていただき、とかち帯広空港に期待するところについてのお話もいただき、概ね方向性としては来年3月に向けて着々と準備をしているところと認識しています。

何をしなければならないかと、その中でも具体的な、双方が経済的な負担も含めてどのように行っていくのかということについては、まだ最終的なところまで至っていませんが、船は港を出ましたので、我々としてはWinWinの関係を作るため、双方が納得できるところで着地をしたいと考えています。
決して船が出てしまったから、約束をしていないので私は何もしませんということにもなりませんし、逆に先方もそうだろうと思います。

双方大人の対応をしていかなければならないと思っています。

(報道)名古屋便について、一部で航空会社の路線継承の話がありますが、名古屋線を継続、存続していくためには、どのような経営姿勢の航空会社に担っていただきたいと考えているか伺いたい。

(市長)航空会社に関する法律について詳しくは知りませんが、会社を勝手に作って勝手に飛行機を飛ばすことはできないと思いますので、それなりの国による調査なり許可が必要であろうと認識しています。それをクリアしている会社に対して、帯広市が、経営姿勢が気に食わないとかいう問題ではないと思います。
当然、民間企業ですから、帯広便をきちんと収益があがるような形で運営していかなければならないという計算をした上でご決定をされてくると思います。それに対して私どもができることは、帯広便が採算に合う、また、将来に対する期待を持てるような観光の振興、産業の振興をやっていかなければならないと思っています。

(報道)参議院選挙が終わり、政権交代をしてわずか1年ほどで民主党が大敗したことについての受け止め方と2大政党が消費税引き上げを掲げていましたが、それに対する考えを伺いたい。

(市長)民意はやはり天の声であるなと思いました。ただ、数字の発表であったり、今回の参議院選挙に対しての評価というのが出ています。首相は変わらなくてもいいと多くの人がいっていたり、自民党じゃないといっている一方一人区のところで負けたりと、そういうところをどう評価していくのかというのを専門家の方がたくさん解説していました。

今回の結果は、民意は今のままではだめなんじゃないのといっているのではないかと、つまり期待に対してこの1年間、民意は必ずしも満足していないというのは間違いないのではないかと思っています。
ただ、今回の結果で皆さん、ねじれ、ねじれといわれていますが、少し騒ぎすぎではないかと思っています。大きく見たときにねじれでなかったことはなかったのではないかと。何らかの形でねじれがあって、それを調整してきたのではないかと考えると、そんなに悲観することはないかと思いながら聞いています。
逆にねじれ、ねじれと騒いでいるということは、いつもスパッと数の論理で明確な状況になっていればいいのかということがその反対側なのかなと。勝ってしまったら議論しなくていいのかということになります。この数年間、数字が明確に、数が合っていれば無理が通るという形のことが随分あったように思います。
今回の選挙の結果は、みんな政治を見ているということでありまして、国民のみなさんの目線ということを考えて政治をやっていかなければならないと感じているところです。

消費税については、今回、消費税を上げる、下げるの議論はあまりなく、それで票がガタガタしたとは受け取っていません。消費税を導入する時期であったり、その後の税率の対応であったり、こうしたことへの不審感で影響があったかと思っています。消費税を上げるといったから票を落としたとか、上げないといっている共産党も落ちていますから、消費税を上げる、下げるのコメントにならないかもしれませんが、国民は賢いなと思いました。

本音をきちんとやっていかなければならない時代に入って来たと今回の選挙で感じたところです。政争とか政党の論理とかとではなく、国民はこのままでは大変なことになるということを認識しているし、それらを隠していても隠していることが分かってしまう、ということが今回の選挙の結果の善し悪しという事より印象的でした。

(報道)27日に新年度の政府予算の概算要求基準が示され、予算編成に当たって政府内から北海道開発局廃止の動きが一部出ているようですが、北海道開発局を無くすということをどう捉えているのか。また、年末に向けて更に公共事業の削減が予想されるということも考えられるが、政府予算に対して帯広市として要求してく部分があればお聞きしたい。

(市長)北海道のこれまでの開発の歴史の中で切っても切れない、中心として動いてもらっていることで、特にこの帯広では農業の発展、地域振興に大きな役割を果たしていただいています。突然、廃止になるといったときに、それではどうするかという問題が起きます。

この統廃合問題というのは、北海道全体にとってこれからの動きを左右するものであり、きっちりと関係団体と連携とりながら対応していかなければならないと思います。予算編成の時などに我々の声が中央へ届くルートがないと困る訳です。

今までは開発局がかなりお力を貸していただいたことも事実です。開発局が無くなるとうことであればこれからどのようにするか、回答もなく、手当なしでそれがなくなるということは、とてものめないと。先日、報道で出ていましたよね。翌日にはすごい反応がありました。それ位皆さんは危機感を持っているのではないかなと思いますし、私もそれは共有しています。

(報道)政府に要望ルートがあるのかというと開発局のことですが、政治のレベルでいうと北海道11区は、石川議員が離党し空白になっていると思いますが、この点についてどう考えるか伺いたい。

(市長)石川議員もここの代表として頑張っていただいていますし、私もタイミング、タイミングでお願いすべきことはお願いして、汗をかいていただいています。そういう面では空白、ゼロということにはなっていません。石川議員に当初いろいろな事が起き、それが無かった場合との比較の部分ではマイナスは否定はしませんが、帯広・十勝の代表ですから、今後も汗をかいてもらわなければいけないと思っています。

(報道)帯広市の東京事務所の関係で帯広商工会議所会頭の意向、あるいは先日の総務文教委員会での論議を踏まえて、進め方等についてお考えがあれば伺いたい。

(市長)総論賛成各論反対になりがちな事象であると思っています。

私、今回「フードバレーとかち」といいながら、十勝全体でスクラムを組んで、十勝全体の振興をみんなでやっていこうと申していまして、今回のお話もその平仄(ひょうそく)が合うお話でありますので、会頭からお話をいただいたのも大変ありがたいことだと思いますし、前向きに受け取っています。ただ、これまでも過去に何度かアイディアとして出てきております。

具体的に何をやるのかと、そこについてのコンセンサスといいますか、同床異夢になってはいけませんので、参加いただける予定の諸関係団体、それから首長さんと、きちんとその辺のずれのないように話をしていかなければいけないかなと。まず箱ものありきではないと思っています。みんなで一緒に我々の声を中央に届け、理解してもらうのかという時に、一緒に動いた方がいい訳ですよね。

その時に今の東京事務所が象徴的なものだと思います。そのように会頭はお考えになっておっしゃっているのだと思います。これからの我々の動き方もどうしていくかということを踏まえた上で、どういう体制をとったらいいのかを議論していきたいと思います。

このようなお話を出していただいたことを会頭に感謝しています。

(報道)高速道路の無料化をどのように総括されているのか。人の流れをご覧になっていて、地域へのメリットをどう捉えているかお聞きしたい。

(市長)明らかに帯広・十勝に来られる方が増えていると、営業などいろいろな方からお聞きし、認識しています。札幌まで高速道路が全部繋がるとすごいことになるな、様相が変わるなと予感しています。その状況が無料化によるものかは分からないですが、いずれにしても札幌圏と来年度に繋がりますが、ここの物流、人の流れというのが次に向けての大きなインパクトを我々に与えるのは事実だと思っています。

今までは本当に来るかなと、ストロー現象で向こうに取られてしまうだけではないのかとネガティブな方のインパクトを考えていた方も、来るじゃないか、思ったよりお金を落としてくれるじゃないかと分かった時に、少し前のめりの姿勢になってきてくれれば、いろいろなアイディアが出てくるのではないかと思っています。

(報告)中国観光プロモーション事業における中国とのビジネス面も含めてトップセールスとしての役割をどう考えているか伺いたい。

(市長)行政のトップセールスというのは私も実は初めの経験で、本当にどこまで効果があるのかは分からないです。先方にとっては、代理店にしても全てコマーシャルベースですから、採算の合わないところには来ない訳で、そこに幾ら市長が来ましたといっても売れるとは思っていません。

そういう意味では、彼らの琴線に触れるような何らかのものを用意できないのであれば来ないであろうと思っています。そこに行政のトップとしてプラスアルファになれば、引き続き行政のトップとして出ていくことはありかなと思いますが、そこは初めての経験ですので、行ってみて自分なりにその印象や効果を分析してみたいと思います。

ただ人形のように御神輿に乗って、名刺を渡してくるだけなら意味がないでしょう。トップセールスという言葉は格好がいいですが、フランスの大統領が中国に行って何かやってくる、あれは政治ですからね。

我々のような帯広市という、このくらいのサイズのトップが観光のトップセールスって本当かなと疑問を持ちつつ、確認してきたいと思います。

(報道)「とかちむら」への期待感とばんえい競馬存続、存在意義についての考えを伺う。

(市長)「とかちむら」については、十勝の発信ということも含めていろいろなアイディアを出していただいた訳です。ぜひ成功してもらいたいと思います。こういうことをやっていくことで、次に何が足りなかったのかも分かりますし、新たなアイディアも湧いてくると思います。

何もしないでじっとしているのが一番良くない訳で、そういう意味では大いに期待するところです。運営上のいろいろなことが出てくるとは思いますが、まず端緒についたところであり、ぜひ成功してもらいたいと思っています。これがそのままばんえい競馬の振興に繋がるかについては、難しいところもあるかなという気持ちも一方ではあります。

来場者が限られた予算の中で、「とかちむら」でおいしい物を食べてお金が無くなって、馬券を買ってもらえなくなるのも困りますからね。そういう面では競馬場で馬券を買う人たちの気持ちになり、何を求めて馬券を買いに来ていただけるのか、もう一方で「とかちむら」に来られた方がばんえい競馬にどの位関心を持つかといった、違った分析をしなければいけないことかもしれません。

ばんえい競馬に関しては、ぜひ成功してほしいと従来から考えています。ただ、いろいろな方が関与している事業でありますから、投資尺度、そこで働いている人、または馬主さんから始まって生産農家さんがいて、そこで運営をしている人、諸々たくさんの方がいる訳ですね。

それぞれの方たちがそれぞれの尺度を持っていますから、そこに行政としての尺度をどう重ねていくかが難しいですが、やらないといけないことだと思います。それをやらないで議論をしていても、いつまでたっても別の議論をしていることになり、難しい問題ではありますが、一生懸命考えていかなければならないことと思っています。

(報道)夜間急病センターの整備も含めた一次救急に関する考えをお聞きしたい。

(市長)以前から議論されてきている問題ですし、昭和53年に造られた施設であり、今後の建て替えの問題も含めて議論をしていかなければならない時期にきていると思います。

一次、二次、三次と区分けして、机の上では分かりやすいですが、自分の子どもが怪我をしたら大きな病院に走ってしまいますから、そこは二次救急の場所であっても一次救急で手が一杯になると、オペレーション上の問題にもなってきます。

ご質問の主旨には、小児科医が少なくなってきているといったところなども考慮してどうしていくのかということかと思いますが、議論をしながら実態に合った形で、できる範囲でのベター、ベストをみんなで知恵を出していきたい、ちょうどこうした内容を数日前に医師会のみなさんにお話をしたところです。

(報道)先程のばんえい競馬のお答えの中で、市の尺度をどう重ねていくかという「尺度」とはどういうことを指しているのか、また先日、道経連が総合特区に提案をし、その中に帯広市も入っていますが、その受け止め方についてお聞きしたい。

(市長)「市の尺度」の「市」というのは市民の声のことです。市民から見てばんえい競馬を存続、存続しないと判断する時に、市民は何を一番大切に考えるのか我々は考えなければならない。市役所独自の論理はあってはいけないと思っています。

ただ、それをどうまとめていくかというのが難しいと思っています。他方でビジネスとしてやっている方がいっぱいいる訳ですから、彼らの資金をいつ入れて、いつ回収してくのだということがありますよね。運営の受託会社もそうですし、馬主さんも生産農家さんも皆そうです。時間軸も少しずつ違うだろうし、そういう中でなんとか解決策、廃止を前提とするのではなく、存続を前提とした時にどういうことになるか考えていかなければならないということが、先程のコメントの主旨です。

総合特区ですが、みなさんご存じのように私も何度か内閣府に足を運んで説明をさせていただいています。9月21日が提案期限、7月30日が仮提出の期限ということで、4月に着任以来、この件だけで3回東京に行っています。

そういう中で「フードバレーとかち」をアピールしてきて、食と農業を基盤として、そこに環境をワンパッケージにした十勝・帯広のライフスタイルをこの特区に盛り込んでいくか考えてきたところです。総合特区ですので、規制緩和や税制優遇措置などがありますが、可能であれば「フードバレーとかち」を中心に獲得したいと考えています。道経連さんに関しては、先週帯広市においでになって、自分たちはこういう考え方でいこうと思っているとお話をいただきました。事実はそれだけです。

7月30日が仮提出のタイミングで、7月の20何日に来て、一緒にやりましょうと言われてみなさん一緒にやりますか。中身も分からないですし。7月30日の仮提出に関していえば、私どもが従来からやってきたことを我々単独で出さなくてはならない。ただこれから先、帯広・十勝だけで独り占めしようとしている訳ではなく、ここが特区になれればいいのですよ。そのためにベストチョイスをしていかなければならない。

本会議で、なぜフードバレーにしてクラスターにしないんだと、我々前で走りたいんだと。これは何も変わっていません。もし、道経連さんと一緒にやって共倒れするのであれば一緒にやりたくありませんし、一緒になることで両方が生かされるのであれば当然やりたいと思います。状況としてはそのようなところで、実は踏み込んだ議論というのはしていません。

私は、帯広・十勝が日本全体の中でもここが優れているとうものがあるから残れるのだと、特区はそういうものだと思っています。どうして帯広・十勝でなければだめなのということが重要だと思います。

日本に他の候補が5つも6つもあり、その中で帯広を選んでくださいといったら選んでもらえますか。私の考え方はそういうことで、広げるとあまり良くないのではと思っています。たとえば経済特区をくださいというと、なんで帯広にといわれますよ。だけど農業についての特区をくださいといったら、我々にそれなりの優位性があるでしょ。

たぶん、今回の国際戦略特区構想についてのホームページを開いて読まれたらそこまで読めるような気がします。道経連はそういう読み方をしていないという認識をしています。それは読み方で、どちらが正しいかどうかは分かりません。

(報道)ばんえい競馬ですが、なくす前提ではなく存続する議論をすると、税投入を視野に入れているということか。

(市長)それがだめだという世界になってくるかもしれないですよね。その時はまた議論しなければならないということです。

(報道)それがだめということはどういうことか。

(市長)これ以上続けてはだめだという市民の声が大きくなってきたら、それは続けられないではないですか。

(報道)その時に税投入の議論になるということですか。

(市長)そういうことになるのではないでしょうか。

このページに関するご意見・お問い合わせ

政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
電話:0155-65-4109 ファクス:0155-23-0156
ご意見・お問い合わせフォーム