ロタウイルス感染症予防接種

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ページ番号1004879  更新日 2022年4月1日

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・令和2年10月1日から、ロタウイルスワクチンの予防接種が定期接種になり、無料で受けられるようになりました。生後早いうちに接種するワクチンなので、忘れずに接種しましょう。

ロタウイス感染症とは

ロタウイルスは感染力が非常に強く、衛生状態に関係なく、5歳までにほとんどの乳幼児が感染するといわれています。

主な症状は急性胃腸炎(ロタウイルス胃腸炎)で、「おう吐」「下痢」「発熱」などの症状が、1週間前後続きます。

激しいおう吐と下痢により、脱水症状になる可能性が高く、重症化すると点滴や入院が必要になることもあります。また、まれに脳炎・脳症を起こし後遺症が残ったり、死に至ることもあります。

ノロウイルスなど、胃腸炎の原因となるウイルスはいろいろありますが、主に乳幼児で重症化する原因として、ロタウイルスが最も多いといわれています。

ロタウイルスは1種類だけではなく、複数の型(種類)があることから、一度感染しても、別の型で感染を繰り返す可能性があり、症状は初期感染時が最も重症化することが知られています。ワクチンは、感染を完全にふせぐものではありませんが、初期感染時の重症化を予防するため、ロタウイルスワクチンを早期に接種し、早期に完了させましょう。

定期接種の回数と間隔

ロタウイルスワクチンは口から飲む生ワクチンです。
ワクチンには、「ロタリックス」と「ロタテック」の2種類がありますが、有効性や安全性は同等と考えられています。
接種を受けるに当たっては、必要回数分をすべて同一のワクチンで受ける必要があります。

※途中でワクチンの種類を変えることはできません。
※接種液を吐き戻しても、その回の追加接種は必要ありません。

ワクチンの種類

ロタリックス

  • 接種回数:27日以上の間隔をおいて2回
  • 接種期間:出生6週0日後から出生24週0日後まで

ロタテック

  • 接種回数:27日以上の間隔をおいて3回
  • 接種期間:出生6週0日後から出生32週0日後まで

初回接種(1回目)は生後14週6日後まで

いずれのワクチンも、出生15週0日後以降の初回接種については、副反応(腸重積症)のリスクが増加し、安全性が確立されていません。標準的には、生後2月から出生14週6日後までに初回接種を受けることが推奨されています。

※出生15週0日後以降の初回接種はお勧めしておりません。
※出生14週6日後とは令和2年8月1日(土曜日)生まれの場合、令和2年11月13日(金曜日)となります。

副反応(腸重積症)について 『接種後は腸重積症にご注意ください!!』

腸重積症とは

  • 腸の一部が腸の他の部分に入りこみ、腸が閉塞した状態になります。
  • ロタウイルスワクチン接種の有無にかかわらず、主に0歳のお子さんにかかることがある病気です(日本では0歳児で年間約1000人が発症)。
  • 生後3、4か月ぐらいから月齢が上がるにつれて増えてきますので、早めにワクチンを接種し、完了させることがすすめられています。
  • ロタワクチン接種後1、2週間ぐらいの間は、発症リスクが少し増加する可能性があるとされています。

腸重積症の主な症状

おう吐を繰り返す、ぐったりして元気がない、泣いたり不機嫌になったりを繰り返す、血便がでる

※該当する症状が一つでもみられた場合は、速やかに医師の診察を受ける必要があります。

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このページに関するご意見・お問い合わせ

市民福祉部健康保険室健康推進課地域保健係
〒080-0808 帯広市東8条南13丁目1番地 帯広市保健福祉センター内
電話:0155-25-9720 ファクス:0155-25-7445
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