日本脳炎予防接種

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ページ番号1004877  更新日 2024年4月1日

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日本脳炎ワクチンの供給について

日本脳炎ワクチンは、令和2年度の終わり頃からワクチンの製造上の問題により供給が不足していたため、定期接種の4回接種のうち、1・2回目を優先し、3・4回目は出来るだけ接種を控えること(ただし、定期接種として接種が受けられる年齢の上限が近づいている場合には、その上限を超えないように接種)をお願いしていましたが、ワクチンの供給再開により、令和4年4月からは優先順位が無く接種いただけることになりました。

接種を控えていただいた方は、定期接種の期限までに忘れずに接種してください。

平成28年4月1日より日本脳炎の予防接種が定期接種になりました

日本脳炎の予防接種は、北海道内全域を「日本脳炎の予防接種を行う必要がない区域」として指定していましたが、住民が道外や海外に行き来する機会が増えていること等から、平成28年4月1日より日本脳炎を定期予防接種とすることを決定しました。
この決定を受けて、帯広市においても、平成28年4月1日より日本脳炎を定期予防接種として実施しています。

定期予防接種の対象者

  • 標準は3歳で1期初回(6~28日の間隔で2回)し、おおむね1年をあけて、4歳で1期追加(1回)、9歳に2期(1回)の合計4回の接種になります。
  • 接種可能な期間は、1期は生後6か月以上90か月未満の方、2期は9歳以上13歳未満の方です。
  • 対象年齢をすぎると、接種を受けることは可能ですが、任意接種になるため有料(全額自己負担)となりますのでご注意ください。

特例接種の対象者

  • 全国的に予防接種の副反応により予防接種を差し控えた時期があり、予防接種を受けられなかった方がいます。そのため、平成16年4月2日から平成19年4月1日生まれの方は20歳になる前日まで定期接種として予防接種が受けられます。
  • 特例接種の場合で、今までに日本脳炎の予防接種を受けたことがない場合は、1期初回を6日以上の間隔で2回接種し、2回目の接種から6ヶ月以上の間隔をあけて1期追加(3回目)を接種します。2期(4回目)の接種は、1期追加(3回目)の接種から6日以上の間隔をあけて接種します。
  • 対象年齢をすぎると、接種を受けることは可能ですが、任意接種になるため有料(全額自己負担)となりますのでご注意ください)。

日本脳炎とは

日本脳炎ウイルスをもった豚や猪を刺した蚊が人を刺すことで感染します。人から人へは感染しません。
現在関東以西、特に西日本を中心にして年間10例未満の発症ですが、ウイルスに感染した豚は西日本を中心に広い地域で毎年確認されています。
また、中国や東南アジアなど亜熱帯地方ではかなりの流行が見られていますので、この地域に長期に行くときは接種を済ませておいたほうが安全です。
発症すると、蚊に刺されてから6~16日間後に、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状を示す「急性脳炎」になります。
日本脳炎ウイルスに感染しても、ほとんどの人は症状がなく、気がつかない程度で済んでしまいます。
しかし、100人~1,000人に1人程度が脳炎を発症します。
発症すると約20~40%の人が亡くなり、命をとりとめても、多くの人が神経の後遺症(脳の障害)を残す病気です。

予防接種の効果と副反応

日本脳炎ワクチンの効果を確実にするためには、初回接種(2回)とその後の追加接種によって、発症を予防することが可能なレベルの抗体(免疫)を維持することができます。しかし、抗体のレベルは年月とともに下がっていくため、最後の接種から5〜10年毎に1回接種することで、脳炎の発症を予防するレベルの抗体を維持することができます。
日本脳炎ワクチンの副反応には、局所の反応として、紅斑、内出血、疼痛、腫脹、掻痒感(かゆみ)等、全身の反応として、発熱、発疹、じんましん、頭痛、咳、鼻漏、のどが腫れる、のどの痛み、嘔吐、食欲不振、腹痛等です。極めてまれな副反応には、ショック、アナフィラキシー、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、脳炎・脳症、けいれん、血小板減少性紫斑病などの報告があります。

以前は、ワクチンの精製の過程からADEMなどが理論的に危惧されていましたが、平成21年よりワクチンが変更され、現在使用されているワクチンは、精製過程の変更等によりその可能性は否定されています。しかし、ADEMの原因は不明であり、他のワクチン接種でも稀にADEMの発症がみられることから、それらと同程度のリスクは存在します。

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市民福祉部健康保険室健康推進課地域保健係
〒080-0808 帯広市東8条南13丁目1番地 帯広市保健福祉センター内
電話:0155-25-9720 ファクス:0155-25-7445
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