平成31年1月31日 市長記者会見

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ページ番号1001166  更新日 2020年12月14日

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日時
平成31年1月31日(木曜日) 13時〜13時25分
場所
市庁舎4階会議室
出席者
帯広市長 米沢 則寿
政策推進部 池原部長、関口広報秘書担当部長、総務部 廣瀬部長、市民活動部 野原部長、商工観光部 礒野観光航空戦略担当部長、生涯学習部 草森部長
記者数
11名(テレビカメラ2台)

写真:記者会見の様子1

写真:記者会見の様子2

会見項目

市長からの話題

  1. おびひろ氷まつりの開催について
  2. 松崎町開拓姉妹都市締結40周年記念事業について
  3. 帯広市民文化ホール大ホールリニューアル記念公演の開催について

記者からの質問

  1. 「氷まつり」に対する市長の思い出と、どのような祭りに育っていってほしいかを聞きたい。
  2. 増築した空港ターミナルの活用を含めた国際線の誘致の考えについて聞きたい。
  3. 旧双葉幼稚園の保存と利活用を目指すNPO法人の設立準備が進んでいるが、市としてどのようなアプローチをしていくのか、ほか。
  4. 1月に市民団体から住民監査請求が出されたが、これについて市長の受け止めを聞きたい。
  5. 住民基本台帳の人口を見ると、減少幅が拡大しているが、その分析と今後の対策について、聞きたいほか。
  6. オスプレイを用いた日米共同訓練が今年、帯広で行われる可能性と、そうなった場合の対応をどのように考えているか。

市長からの話題(要旨)

おびひろ氷まつりの開催について

<市長>
「北国の冬にぬくもりとよろこびを」をコンセプトに、2月1日(金曜日)から2月3日(日曜日)までの3日間、「緑ヶ丘公園」において「第56回おびひろ氷まつり」を開催します。
今年は降雪が少なく、例年並みの雪の確保ができないため、予定していた制作物の一部を、氷のみでの制作に変更するなどし、準備を進めてまいりました。
今年の氷まつりの見どころは、昨年よりスタートした、手作り紙袋ランタンで会場を灯す、「ランタンフェス」です。
今年は昨年より点灯エリアを拡大して実施します。
氷まつり当日は、無料でランタン作りを体験できますので、ぜひご参加ください。
また、今年の4月より放映予定のNHKの連続テレビ小説「なつぞら」に関連した氷雪像やステージイベントも予定しております。
そのほか、カーリングなどの体験コーナー、十勝のグルメが大集合する「アイスマルシェ」も実施します。
そして、花火大会は今年も3日連続で行い、夜の会場も盛り上げますので、多くの皆さんの来場をお待ちしています。

松崎町開拓姉妹都市締結40周年記念事業について

<市長>
静岡県松崎町とは、昭和53年に開拓姉妹都市を締結し、昨年40周年を迎えました。
これを記念して、両市の一層の交流を図り、姉妹都市としての絆や市民同士の友好を深めるため、昨年9月に帯広市から親善訪問団17名が松崎町を訪問、そして、明日2月1日から3日まで、2泊3日の行程で、松崎町から長嶋精一町長をはじめとする親善訪問団29名が帯広市にいらっしゃいます。
松崎町とは、これまで、子ども親善訪問団の相互派遣や、帯広競馬場で行われる人間ばん馬への松崎町チームの参加、また、特産品を互いに贈り合う物産交流など、さまざまな交流を続けてきました。
今回の行程では、帯広百年記念館や依田勉三翁のお墓、銅像などを巡るほか、歓迎夕食会やおびひろ氷まつりの見学などを通じて、互いの理解と友好を深めます。
また、2月2日のおびひろ氷まつり 市民氷雪像コンクール表彰式では、松崎町長から松崎町長賞を贈呈いただく予定です。
今回の事業を通じて、市民の皆さんに姉妹都市・松崎町をより深く知っていただき、交流の輪がさらに広がることを期待しています。

帯広市民文化ホール大ホールリニューアル記念公演の開催について

<市長>
帯広市民文化ホールの大ホールにつきましては、六花亭製菓株式会社様から、椅子の全席1540席を寄贈いただき、公演に向けて、1月14日から改修工事に入っています。
改修工事終了後に、大ホールのお披露目と併せて、平成元年の開館後、今年1月に30周年を迎えたことも記念した「大ホールリニューアル記念公演」を、市内事業所様にご協力いただいて、開催する運びになりました。
4月14日の落語公演「帯広寄席」を皮切りに、「平成」から「次の時代」に遷る5月にかけて、4公演を開催します。
公演を企画運営いただく、六花亭製菓、宮坂建設工業、帯広信用金庫、帯広交響楽団の皆さまに、お礼申し上げます。
公演の詳細につきましては、広報おびひろ2月号と3月号でもお知らせします。
子どもから大人まで、各世代の方々にお楽しみいただける公演となっており、多くの市民の皆さんにご覧いただければと思います。
また、この公演の開催を機に、文化芸術活動に対する民間事業所などの支援の輪が一層広がることを期待しています。

記者との質疑応答要旨

<十勝毎日新聞>
氷まつりに関しての市長自身の思い出と、この祭りがどのように育っていってほしいか、祭りに対する思いを聞きたい。

<市長>
小さい時の思い出が、一番記憶に残っている。帯広には18歳まで住んでいたが、家族と一緒に見た氷まつりが、子どもの時の冬の楽しみの一つだった。
母親に手を引かれて歩いた記憶があるが、その頃の会場は、緑ヶ丘公園ではなかったように思う。
子どもの目で見ると大変、大きいお祭りに見えたが、札幌に進学し雪まつりを見たあとは、逆に何と可愛らしいものかと驚いた。
今、こうして市長として帯広に戻ってきて思うのは、札幌の雪まつりは、ともすると観光客のためのお祭りになってしまったという話をタクシーの運転手から聞いたことがあるが、氷まつりは市民のお祭りだと感じている。
市民の皆さんが、自分たちの祭りだと実感でき、家族で見に来ても疲れない程度のちょうどいいサイズのままで続けていけたらいいと思っている。
今の子どもたちが私の年齢になった時に、記憶に残るような祭りであってほしい。

<十勝毎日新聞>
今回、中国の国際チャーター便が運航され、今年度はハワイに続いて2路線目となる。2年前にターミナルビルを増築したが、今年度の国際線は少なくなっている。ターミナルビルの活用を含めた国際線の誘致の考えについて聞きたい。

<市長>
観光客を受け入れる窓口として、多くの皆さんに空港を利用いただきたいと思っている。
ご指摘のとおり、空港の施設拡張などの整備を行ってきている。我々としては、平成26年ぐらいから少しずつ利用が伸びてきていたので、その拡大を目論んでいたが、状況が少し変わってきている。
その頃は、新千歳空港の発着枠がそろそろ飽和状態になり、地方空港の利用がチャーター便も含めて広がっていくと、恐らくほとんどの空港がそう考えていたと思う。
しかし、新千歳空港の国際便の発着枠が次から次へと拡大したため、発着枠がある間は、どうしても利便性がある新千歳空港に乗り入れてしまうという状況だと認識している。
ただ、新千歳空港は、先日も起きたように、降雪などの影響であれだけの混乱を起こしてしまうほど過密なダイヤでの運営ということも事実である。
そういう面もあるので、現状では帯広の発着便が減っているが、これからも引き続きチャーター便を増やすための努力をしていきたいと思っている。
今までの観光入込客数は台湾が多く、台湾に対してのプロモーション活動を継続していたが、最近は韓国の客数の方が全体として増えている。そういう意味では、韓国へのセールスもしっかりやっていかなければいけないと考えている。
7空港を一体運用するという話も、新千歳空港への一極集中に対しての将来的な対応という側面もあったと認識している。来年度、7空港の民間委託についての形が見えてくると思うので、その動きも含めてしっかりと対応していきたい。

<北海道新聞>
先日、旧双葉幼稚園の保存と利活用について、NPO法人が設立されるというニュースがあったが、市としては、それらの動きに対してどのようなアプローチをしていくのか。

<市長>
市内には、色々な文化財がある。市所有の文化財に加えて、民間所有の文化財も数多くあるため、双葉幼稚園だけではなく、これらに対して市として対応していく必要がある。
これまでも、文化財の継続的な調査や保存活用の促進、市民への周知などの取り組みをしてきている。
財産権や所有権などの関係もしっかりと尊重しながら進めなければならないので、双葉幼稚園についても、所有者や関係者と情報共有をしながら、市のホームページや文化財見学会において施設の紹介をするなどの情報発信をしてきた。
今回、設立された会においては、会員の募集を通じて担い手や経費の確保など、活動の主軸を作り上げていくと伺っているが、帯広市としては、広報紙などで会を紹介することや、園舎の保存活用に関する国の補助制度などの情報提供、それにあたっての事務手続への協力などを現状では考えている。

<北海道新聞>
基本的には情報発信を中心に協力していくということか。

<市長>
現状ではそこまでと考えている。
今後、会の皆さんが教育委員会を訪問されると伺っているので、改めて、皆さんのお考えを聞かなければいけないと思うが、一般論として言えば、文化財の保存に関する基本的な姿勢は、そういうことだと考えている。

<北海道新聞>
西3・9再開発事業への市の補助金に対して、1月に市民団体から住民監査請求が出されたが、これについて市長の受け止めを聞きたい。

<市長>
前回の監査請求では、請求に理由がないということで棄却されている。再度、請求されたということだが、業務を適正に行ってきていると認識しているので、今後の監査における手続きの中において、その考えを示していくということに尽きる。

<十勝毎日新聞>
昨年の12月の住民基本台帳の人口を見ると、毎年、減少幅が少しずつ拡大していくように見えるが、その分析と今後の対策の考えを聞きたい。

<市長>
昨年は、出生数が1200人を下回り、社会動態についても、異動シーズンの3月に例年よりも大きく減少している状況だった。
どこまでが予想通りだったか、と言われると難しいが、今後も厳しい状況は変わらないと思う。
これまでもそうだが、対策という面では中長期な視点で取り組んでいくことが必要であると考えている。
例えば、仕事や人の流れをつくっていくとか、子育て支援の対策などと複合的に絡めながら取り組んできている。
質問の趣旨と違うかもしれないが、やるべきことと、やろうとしていることをしっかりとやっていくということだと思っている。
想定していなかったことが出てくれば、新たな対策を立てなければいけないが、従来からの繰り返しになるが、いずれにしても十勝に仕事をつくっていくということ、ここにそのフローをつくっていくということをしっかりやっていかなければならない。

(十勝毎日新聞>
人口に関して、入管法の改正に伴い、特に外国人への対応はどう考えているか。

<市長>
今回の法改正で方向性は示されたが、具体的なことはこれからだと聞いている。
人手不足への対応については、帯広も同様にニーズがある状況なので、もう少し制度がはっきりしてくると、色々な動きが民間ベースで出てくると思う。
これについては、制度の詳細が分かった段階でしっかりと対応して、民間のニーズに応えられるようにしていきたい。

(NHK>
去年の9月に日米共同訓練で、オスプレイの帯広駐屯地の使用が決まっていたと思うが、今年もその流れで帯広駐屯地を使用して、訓練することが想定されると思う。現時点でそのような訓練の可能性と、それを見据えた国への対応ついて考えていることはあるか。

<市長>
日米共同訓練に関しては、昨年と同様のスタンスである。昨年、中止になったあとに、「今年も」とお話をいただいているわけではない。ただ、質問にあったように、「また、その可能性があるのではないか」と言われると、「そんなことはない」とも言えない。
具体的に、そのような話をいただいてはいないが、もし、いただいた場合には、昨年と同様、市民の皆さんに、情報をしっかり発信し、いただいたご意見をしっかりと国へと伝え、その反応をまた皆さんへお伝えするなどの対応をしていきたい。

以上

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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