シビックプライド〜地域に対して持つ自負と愛着(広報おびひろ平成25年4月号掲載)

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ページ番号1001646  更新日 2020年12月14日

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最近、シビックプライドという言葉を再び、耳にするようになってきました。
これは、19世紀のイギリスの都市で重要視された「市民が都市に対して持つ自負と愛着」というまちづくりや地域活性化に自ら参加する喜びと誇りといった考え方で、日本語の「郷土愛」とは少し違ったニュアンスを持ちます。
先日、この言葉をテーマに、3月で定年を迎えた6人の部長職と懇談する機会があり、このまちを良くするために、これまで当事者としてどのように関わってきたのか、退職後はどのように関わっていこうと思っているのか、というそれぞれの気持ちを聴かせてもらいました。
Aさんは「積極的に外へ出て、人とのつながりを深めながら、子どもたちの笑顔を守りたい」。Bさんは「早速、老人クラブに入れてもらい、楽しく住みよい地域づくりに活動したい」。Cさんは「市民と市役所が、互いに刺激しながら前進するための接着剤になっていきたい」と。
皆さんの言葉から、人のためになることをやり、喜んでもらいたいという気持ちは、みんな生まれながらに、少なからず持っているものではないか、そして、自分の中に善良な心があることを確認できるということが、実は何物にも代え難い大きな報奨なのだということを強く感じました。
さらに、Dさんは「これからも生涯暮らし続けていく帯広市で、向こう三軒両隣をつなぐことを第一歩として行動したい」。Eさんは「人とのつながりを大切に、痛みの分かる豊かの心を持った人間を育てるため、自ら行動していきたい」。Fさんは「暮らしやすい地域にするため、おせっかいと思われても、素直に生きる力を感じてもらえるようスキンシップを大切に行動したい」と話してくれました。
言葉は違いますが共通して、それぞれの個性を生かしながら、行動していかなければならないと言ってくれたこと、そして退職しても引き続き、自分がこのまちを創っていく当事者であるという気持ちでいることをうかがい、大変うれしく思いました。
また、自分はこのまちを構成する一員で、生涯ここで生きていくのだという思いが、皆さん共通しているように感じました。
ここに住む人が十勝・帯広をもっと好きになり、シビックプライドを持って、昨日より今日、今日よりも明日がきっと良くなると信じ、希望を持って自分たちのまちを創っていけたら「ステキ」ですね。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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