十勝の魅力を売り込もう(広報おびひろ平成25年8月号掲載)

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ページ番号1001642  更新日 2020年12月14日

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皆さん、大蝦夷農業高校(通称エゾノー)という学校をご存知でしょうか。
知らない方は、今人気の漫画「銀の匙 Silver Spoon」をぜひ一度読んでください。7月からは、テレビアニメの放映も始まっています。
エゾノーは、この漫画の作者が通っていた十勝の農業高校をモデルとしています。
都会の学力競争から逃れ、エゾノーに入学してきた主人公が、同級生や先生たちと、農業を通じて、食の大切さや命の尊さを学びながら、繰り広げる青春ドラマは、ときに感動を与え、私も何度かジーンとくる場面がありました。
また、登場人物の名前には、御影、駒場、稲田など、十勝の地名が多く使われていて、私たちや十勝になじみのある人たちには、親近感をもって読むことができます。
そして、この漫画が、日本全国で多くの人に読まれていることは、帯広にとって、またとないPRになっているとも感じています。
帯広市では、昨年から、十勝・帯広の魅力を効果的に発信するため、「とかちのかち」キャンペーンを行ってきています。
昨年は、首都圏を主なターゲットに据え、JR山手線の一列車(十一両編成)の中吊り広告を一週間借り切り、広告を掲載しました。
今年は、これをさらにパワーアップし、AIRDOの全路線の機内サービスで使われる紙コップや、東京メトロ(地下鉄)のフリーペーパーにも広げています。
そして、数種類ある広告の一つに、「十勝は『銀の匙』の故郷です。」というキャッチコピーとともに、アニメのイラストを載せています。
全くの偶然ですが、「フードバレーとかち」のロゴマークは、十勝の場所を匙ですくった形をしていて、相性もバッチリです。
今、日本のアニメは、アジアをはじめ、世界中で高い人気があり、「クールジャパン」として、国家戦略の一つにもなっています。
今後、「銀の匙」の人気が、海外へとさらに広がり、それと歩調を合わせるように、十勝・帯広の知名度が向上し、観光客や農畜産物の輸出がどんどん増えていく、そんな夢がかなう日が、近い将来に訪れるのではと期待しています。
もちろん、そのためには、フードバレーとかちの実現に向けた私たち一人ひとりの努力と戦略的なPRが必要です。これからも、皆さんと力を合わせて、「とかちのかち(十勝の価値)」をさらに高めていきたいと思っています。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
電話:0155-65-4109 ファクス:0155-23-0156
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