「とかちのかち」の創造を(広報おびひろ平成24年12月号掲載)

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ページ番号1001651  更新日 2020年12月14日

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国内外への販路と交流人口の拡大を図る戦略の一つとして、「とかちのかち」をテーマに、JR山手線の中吊り広告ジャックや物産展などを首都圏で取り組みました。「とかちのかち」のかちは、値打ちという意味の価値と、十勝の勝つという文字の掛け言葉です。

この企画は、十勝に大きな可能性を感じ、強い興味を持って十勝の情報発信や新しい価値作りを手掛けたいという、首都圏のクリエーター集団の提案によるものですが、これは地元に生きるわれわれが、自身に対して十勝の価値を考えるきっかけ作りでもあり、一方、外からはどのように見られているのかを知ろうという意図で始めたものでもあります。

帯広開拓130年、市制施行80年の記念式典を11月1日に終え、今一度、過去を振り返ると、これまで十勝が創り出してきた価値は何だったのだろう。今、われわれの時代が創り出し、これが「とかち」だと説明できる価値は何だろう。そして子や孫たちにつないでいきたい価値の萌芽は何だろうということを改めて自問しています。

記念式典に来賓として出席していただいた姉妹都市の大分市の釘宮市長からは「みんなが共有できる、昔も今も変わらずに追い求めているものがある」、徳島市の原市長は「ゆったりとした環境が生み出すおおらかな人間性や気風」、松崎町の斎藤町長は「松崎町のまちづくりの原点にある『山と海は恋人、川は仲人』という考え方が十勝も通じる」、そしてスワード市のシーワード市長からは、「新鮮な空気をはじめとするすばらしい環境が、地元アラスカを思い出させる」という十勝・帯広のイメージや価値を伺いました。皆さん、これらの言葉をどう思われますか。

われわれが認識している価値と外から見た価値の違い、われわれが気付かない、気付いていないこと、また、われわれが価値だと思っていることをだれも触れてくれないことや当たり前だと思っていることが価値だったりもします。やはり、新しい十勝の価値を見つけ、創造していくためには、今一度真剣に十勝の価値を考えなくてはならないのではないでしょうか。

それぞれの認識する価値を擦り合わせ、方向性を一致させ、十勝・帯広の空間全てと、ここに生きるわれわれのライフスタイル・生きざまそのものを世界に問い掛けていくことが、今後のフードバレーとかちの取り組みの目標であり、まちづくりの指針・方向性になるものと考えています。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
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