第四期帯広市アイヌ施策推進計画
アイヌの人たちに関する施策を総合的・効果的に推進し、「先住民族であるアイヌの人たちが、民族としての誇りをもって生きることができ、その誇りが尊重される社会づくり」を目標とする計画です。令和7年3月に策定しました。
計画の概要
帯広市においては、アイヌの人たちに関する施策を総合的に推進するために、平成7年12月に全国の市町村に先駆けて「帯広市ウタリ総合福祉推進計画」(平成8年度~平成16年度)を策定して以来、平成17年2月には「帯広市アイヌ施策推進計画」(平成17年度~平成21年度)、平成22年3月には「第二期帯広市アイヌ施策推進計画」(平成22年度~令和元年度)、令和2年3月には、「第三期帯広市アイヌ施策推進計画」(令和2年度~令和6年度)を策定し、アイヌ民族の理解促進や文化の振興など、アイヌの人たちの誇りが尊重される社会の実現に向けた取り組みを総合的に推進してきています。
一方、近年アイヌの人たちを取り巻く状況について、令和元年5月には、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」(アイヌ施策推進法)が施行されました。条文中にアイヌの人々が先住民族であると明記され、総合的かつ継続的に、アイヌの人々の誇りが尊重される社会の実現を目指すものとされています。
アイヌ施策推進法が施行され、アイヌの人たちの誇りが尊重される社会の実現を図っていくことが非常に重要となっています。また、アイヌ文化をはじめ、多様な文化や価値観が尊重されることは、共生社会の実現にも資するものです。
民族理解や文化、教育、福祉など、幅広い分野にまたがるアイヌの人たちに関する施策の目標や基本方向を一体的に示し、アイヌの人たちの誇りが尊重される社会の実現に向けた取り組みを総合的に推進するため、「第四期帯広市アイヌ施策推進計画」を策定しました。
- 策定年月:令和7年3月
- 計画期間:令和7年度~令和11年度
計画の位置づけ・関連法令
アイヌ施策に関する分野計画として、第七期帯広市総合計画に即して策定しています。
関連法令
国
- アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律(平成9年7月施行・令和元年5月廃止)
- アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律(令和元年5月施行)
計画体系
目標、3つの基本方向、9の主な施策を定めています。また、基本方向ごとに「現状と課題」「主な施策」を示しています。
目標
「先住民族であるアイヌの人たちが、民族としての誇りを持って生きることができ、その誇りが尊重される社会づくり」
基本方向
- アイヌ民族についての理解促進
- アイヌ文化の振興
- 生活の安定と教育の充実
目標の実現にあたり、アイヌ民族の歴史や伝統などの理解促進と、今日まで絶えることなく伝承されてきたアイヌ文化の振興、さらには、アイヌの人たちの生活の安定と将来的に安定した生活を営めるようアイヌ子弟の教育の奨励や支援に取り組むことが重要であることから、上記「基本方向」に沿って施策を推進します。
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目次
第1章 計画の基本的事項
- 計画策定の背景
- 計画策定の趣旨
- 計画の期間
第2章 第三期帯広市アイヌ施策推進計画の取り組み状況と課題
- 基本方向ごとの取り組み状況と課題
- 取り組み状況の総括
第3章 計画の目標と基本方向、施策の体系
- 計画の目標
- 計画の基本方向
- 施策の体系
第4章 施策の推進
- 基本方向1 アイヌ民族についての理解促進
- 基本方向2 アイヌ文化の振興
- 基本方向3 生活の安定と教育の充実
第5章 計画の推進、進捗管理
資料編
- 審議会等
- 第四期帯広市アイヌ施策推進計画策定経過
- 用語解説
計画の策定経過
帯広市アイヌ施策推進計画庁内策定委員会:庁内の関係課で構成し、検討しました。
帯広市健康生活支援審議会:保健・福祉・医療・子育てに関する総合的な調査審議を行う附属機関で、審議しました。
意見交換会
- アイヌ関係団体意見交換会(令和6年6月~令和6年10月(3回開催)
パブリックコメント
計画の策定にあたり、原案の段階で市民意見を募集しました。
募集期間:令和6年11月27日~令和6年12月26日
募集結果・意見概要と市の考え方など
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このページに関するご意見・お問い合わせ
市民福祉部地域福祉室地域福祉課総務係
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
電話:0155-65-4146 ファクス:0155-23-0158
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