令和5年6月30日 市長記者会見
- 日時
- 令和5年6月30日(金曜日)13時30分~13時50分
- 場所
- 市庁舎4階会議室
- 出席者
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帯広市長 米沢 則寿
政策推進部 中里部長、石井参事
総務部 廣瀬部長市民福祉部 下野部長
経済部 吉田部長
農政部 桃井部長
生涯学習部 井上部長 - 記者数
- 9名(テレビカメラ2台)
会見項目
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フードバレーとかち食彩祭について
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フードバレーとかちマラソン大会について
会見動画
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記者からの質問
- 長崎屋閉店に関する市長の受け止め、来年4月以降の駐車場の見通しについて伺う、ほか。
- 長崎屋閉店による駅周辺の買い物に不便が生じることについて、市の受け止めについて伺う、ほか。
- 市として、長崎屋跡地にどのような機能の施設を望んでいるのか伺う。
- ヒグマの目撃情報等の公表について、迅速な対応へ改善する考えがあるか伺う、ほか。
- 障害福祉サービス等の算定誤りについて、発生原因や対応状況について伺う、ほか。
市長から(要旨)
1 フードバレーとかち食彩祭について
7月6日から10日までの5日間、今年で35回目を迎える国際農業機械展が北愛国交流広場で開催されます。その併催イベントとして、十勝の魅力を世界に向けて発信する食と農業のイベント「フードバレーとかち食彩祭2023」を開催いたします。
会場では、十勝の豊かな大地で育んだ農畜産物を使用したメニューや物産を提供する、約60店舗が出店されます。また、アイヌ古式舞踊や平原太鼓といった郷土芸能のステージイベントのほか、十勝の食と農業を学べる体験コーナーを設けるなど、様々な企画で皆さんをお迎えいたします。
なお、会場には一般の方向けの駐車場はございません。とかちプラザ、または、札内川河川敷臨時駐車場から無料シャトルバスが運行されていますので、そちらをご利用いただきたいと思います。
国際農業機械展では、農作業の省力化や効率化を図る最新鋭の農業機械を、食彩祭では、十勝の良質で安全安心な農畜産物の味覚を堪能することができますので、多くの皆さんの来場をお待ちしています。
2 フードバレーとかちマラソン大会について
今年で12回目を迎えるフードバレーとかちマラソンは、10月29日、日曜日の開催を予定しています。7月4日から、ランナーやボランティアの募集を開始いたします。
昨年は、感染症の拡大を懸念し、密を回避するなど、配慮しながらの開催となりましたが、今年は、十勝産食材を使用した食の出店も復活するほか、沿道からの応援も規制をなくしますので、皆さんの大声援でランナーの後押しをしていただきたいと思います。
コースは、ハーフ、5キロ、2.5キロ、そして、昨年試行的に行いました、車いす部門を本格開催とするほか、仮装などで大会を盛り上げていただいたランナーへの表彰もあります。
帯広の街を駆け抜けるランナーをはじめ、大会を支えていただくボランティア、沿道から応援いただく皆さまなど、多くの方に、フードバレーとかちマラソンを楽しんでいただきたいと思います。
記者との質疑応答
<十勝毎日新聞社>
長崎屋の直営部門が7月、テナント部分が来年3月に閉店することに関する市長の受け止めと、来年4月以降の駐車場の見通しについて伺う。
<市長>
まず受け止めについて、中心市街地へ来訪されている方や、これまで長崎屋を利用されていた方の買い物の利便性には、少なからず影響が生じる懸念があると思っている。一方で、地元企業が土地・建物を取得したと聞いており、閉館後の新たな利活用も期待できることから、今後の動きを注視していきたい。また、従業員の離職状況の把握に努め、再就職の支援などを含めて関係機関や団体と連携しながら対応していきたい。
駐車場については、来年3月までが現契約期間となっており、来年4月以降の文化ホールの駐車場に関する見通しは立っていない。代替駐車場の選定も含め、駐車場施設のあり方については、土地・建物の所有者をはじめ、文化ホール利用者、関係機関など、様々な方の意見をいただいて、今後検討していく考え。
<十勝毎日新聞社>
離職者に対し、藤丸の閉店時と同じように対応するのか伺う。
<市長>
藤丸の時と少し様子が違うと思っている。長崎屋直営部だけではなく、テナントとの組み合わせもあり、藤丸とは似ているが構成も違う。経済部長から追加でコメントはあるか。
<経済部長>
日頃から、ハローワークや振興局と連携を図っているが、市長の話のとおり、藤丸の時と状況が全く同じかは不透明なところ。長崎屋の場合は、グループ内のメガドンキとの雇用の調整もあることから、これからも状況を注視しながら、離職の発生状況に応じて速やかに各関係機関と連携し、対応を図っていく。
<十勝毎日新聞社>
来年4月以降も市民文化ホールの駐車場を確保するのか伺う。
<市長>
それも含めて、今後どのように駐車場を考えていくか検討していく。
<北海道新聞>
藤丸に続いて長崎屋も閉店となると、駅周辺で生鮮食品等の購入場所が一時的とはいえ無くなることとなり、車を持たない市民の生活に不便が生じることについて、市長の受け止めを伺う。
<市長>
少なからず、利便性の影響はあるものと感じている。
<北海道新聞>
市として、影響のある方へ手を差しのべる考えはあるか。
<市長>
今のところ考えていない。
<十勝毎日新聞社>
まちづくりの観点から、市として長崎屋跡地にどのような機能の施設を望んでいるのか伺う。
<市長>
これまでも中心市街地活性化については、関係者の皆さんと意見交換しながら検討してきているので、その方向性は変わらないと思っている。この場所に、このような施設が出来たら良いという新たな考えは持ち合わせていない。
市民の消費行動自体に変容があったので、従来の百貨店というビジネスモデルや長崎屋のようなビジネスモデルというものが、従来ほど利益を生まない、収益が上がらない状況となり、その結果、これまでのビジネスモデルを一度ここでクローズするという判断をされたと思っている。全く同じビジネスモデルを同じ場所に作るということは、おそらく誰が考えても無いと思う。
長崎屋が無くなるとして、誰が同じことをやるのか。なかなかやらないと思う。だんだん世の中が変わっていく中で、街の機能も変わっていく。これまでも皆さんから意見を聞きながら中心市街地活性化に対する取り組みをやってきたと思う。ただ、ビジネスなので、何らかのプロフィット(利益)を出していかなければならないのが行政と違うところ。今、2つの法人が手を挙げて藤丸と長崎屋について、自分たちの事業展開を考えているところに、帯広市が何を作ったら良いとコメントする状況ではないと考えている。
<十勝毎日新聞社>
ヒグマの目撃情報等の公表について、迅速な対応へ改善できないのか伺う。
<農政部長>
ヒグマの目撃情報が市に寄せられた場合は、帯広市と北海道猟友会帯広支部で構成する「鳥獣被害対策実施隊」が現地調査を行っている。20日のキャンプ場において目撃された件については、実施隊による現地調査にてヒグマの痕跡が確認されたが、キャンプ場の近隣施設の開閉方針の決定に時間を要したことから、目撃情報の発信も時間を要したもの。
目撃状況や個体の特性も様々なため、統一のルールで対応することは難しい面がある。情報を把握した際は、できる限り速やかに現地調査を行い、正確な情報を発信していきたいと考えている。
<十勝毎日新聞社>
以前、ヒグマの目撃情報を公表していない場合もあったが、公表に関する基準はあるのか伺う。
<農政部長>
市民から寄せられる情報については、他の動物の足跡や糞をヒグマのものと誤っている事例が多いことから、速やかに現地調査を行い、正確な情報を把握してから発信しているもの。
目撃情報があった場合、足跡や草が不自然に倒れているなど、そのような痕跡が確認できた場合は、基本的に公表しているが、痕跡を確認できなかった場合は公表していない。目撃情報が続けて寄せられた場合などは、原則に寄らず目撃情報のみで発信するという判断もしてきた。
<十勝毎日新聞社>
6月12日に帯広市から発表された、障害福祉サービス等の利用に関わる負担上限月額の算定誤りについて、算定はいつから誤っていたのか、また、職員の関係法令等の理解不足が原因と聞いているが、今後の対策について伺う。
<市民福祉部長>
障害児福祉サービスは平成27年度から、北海道が実施主体の自立支援医療は、平成20年度からと認識している。原因については、一部職員の制度の理解不足ということもあり、既にマニュアルを修正している。また、新たに算定シートを作り、目に見える形で職員同士が確認できる取り組みも行っている。
これまでも様々な研修を行ってきたが、関係職員や関係課を対象に制度改正に関する研修会を実施するなど、職員の意識向上等を図りながら再発防止に取り組んでいきたい。
障害福祉サービスを利用する方々にとって、このサービスはとても重要なものと認識しており、今回の算定誤りにより、ご迷惑をおかけしたことについて深くお詫びを申し上げる。今後、速やかに返還等の事務も進めていくことはもとより、丁寧な市民対応に努めながら、再発防止に取り組んでいきたいと考えている。
<十勝毎日新聞社>
影響について現在調査中とのことだが、いつ調査結果が出るのか伺う。
<市民福祉部長>
7月中には影響額と対象者を確定させ、順次返還などの手続きを進めていきたいと考えている。
【以上】
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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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