やりたい実現カフェ(広報おびひろ令和元年8月号掲載)

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ページ番号1001573  更新日 2020年12月14日

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来たる8月4日、帯広駅前のビル1階に、市民の皆さんの「やりたい」を実現するカフェ「LAND」が誕生します。皆さんは、ランドと聞くと、何を連想するでしょうか。直訳すると陸や土地が一般的ですが、「(新たな地を)手に入れる」といった動詞としても使われます。私は、ルイス・キャロルの小説「不思議の国のアリス-アリス・イン・ワンダーランド」を思い浮かべましたが、「夢の国-ディズニーランド」を連想した人の方が多いかもしれません。
今回、オープンするLANDは、十勝のビジネスを支えている「とかち財団」が整備し、新しい会社をつくりたい、夢を叶えたいと思う人たちが集えるよう、プレゼンや打合せができる会議室やカフェスペースなどが用意されます。
こうした起業や創業などを支援する場は全国につくられてきていますが、その多くはアップルやグーグルなどIT企業の拠点として有名な、米国の「シリコンバレー」と呼ばれる地域をモデルにしていると言われています。もともと、この地域には目ぼしい産業はありませんでしたが、今ではITの聖地として「あそこに行けばチャンスがある、きっと成功する」と言われ、志を持つ学生や若者、人材やアイデアを求める企業、会社の設立に関わる投資家や弁護士など、地域内外から多様な人々が集まっています。私も、これまで何十回となく訪問・滞在したことがありますが、カフェレストランに入ると、朝から晩までビジネスに関する情報が飛び交い、身分や職業、年齢に関係なく、気軽に相談や意見交換をしながら、夢や事業計画を語っている光景が広がり、とても新鮮でした。
新しいことに挑戦する時、刺激や気付きを与えてくれる、理解してくれる仲間の存在は、大きな力になります。いろいろな人が畑を耕し、いろいろな「やりたい」の種をまき、一緒に育てていけたら、夢や活気のあふれるまちになるのではないでしょうか。仲間と助け合い、諦めない開拓者精神を持つ十勝・帯広には、その土壌や文化がすでにあると感じています。
「この国では同じ所にとどまっていたいと思ったら、全力で走り続けなくてはいけない。もし他の場所に行きたいなら2倍の力で走らなくてはいけない。」アリスの物語に出てくる台詞です。
「LAND」が、未来に向かって走り始めたい、走り続けたいと思う人たちを応援する場になってくれることに期待しています。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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