恵方巻(広報おびひろ令和2年2月号掲載)

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1001568  更新日 2020年12月14日

印刷大きな文字で印刷

皆さんは、タイトルの「恵方巻」の読み方をご存じでしょうか。
えほうまき―恵方巻は、ひと口サイズに切っていない海苔巻きのことで、節分の日に食べる縁起物です。私が幼少の頃には無かった習慣ですが、昨年、民間企業が実施したアンケートによると、北海道では56パーセントの人が「食べている」と答えたそうです。
節分の日、2月3日は旧暦の大みそかに当たり、昔から厄払いや縁起を担ぐため、豆やソバなどを食べる習慣があります。恵方巻は、その年の「吉」の方位に体を向け、具を巻き込んだ長い海苔巻きを、願い事をしながら黙々と食べるのが、一般的なようです。
最近では、全国的に認知度が高まり、2月になるとスーパーやコンビニでいくつもの種類が販売されている様子を見かけますが、一方で売れ残りの大量廃棄、食べられるのに捨てられる「食品ロス」の問題についても報道されるようになりました。現在、世界では生産された食料の約3分の1が廃棄されており、日本人も一人当たり年間約51kgの食品を捨てている計算になります。生産や流通の段階で廃棄されるものもありますが、家庭での廃棄も4割を占めます。
子どもの頃、ごはんを食べていると、よく「一粒でも残すと罰が当たるよ」と両親から言われました。当時の食料は貴重で、食べ物を残すと「もったいない」と教えられた世代です。また、母親が自分のためにつくってくれた食事を残すことも、申し訳なく感じました。日本の家庭では同じような経験を持つ人が多いと思いますが、最近、バイキング形式の場所で、食べきれない量を盛り付けている人たちを見かけることもあります。
一人ひとりが家庭の中でも外でも、食べ物をおいしくいただく、大切にする気持ちを持つことが大事だと感じます。

  1. まずは適量注文
  2. 幹事さんから「おいしく食べきろう」の声かけ
  3. 開始30分、終了10分は「食べきりタイム」
  4. 食べきれない料理は仲間で分け合おう
  5. 食べきれなかった料理は、お店の方に確認して持ち帰ろう

市が作成し、ホームページで紹介している「宴会五箇条」です。
企業でも、恵方巻の予約制などに取り組み始めました。食と農を大切にするまち、十勝・帯広に住む私たちも節分の日や歓送迎会の季節に、食品ロスについて考えてみませんか。

このページに関するご意見・お問い合わせ

政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
電話:0155-65-4109 ファクス:0155-23-0156
ご意見・お問い合わせフォーム