まちづくりを支えるもの(広報おびひろ平成28年5月号掲載)

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ページ番号1001610  更新日 2020年12月14日

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桜の開花とともに、植物たちが長かった冬の寒さから目覚め、若葉を広げる季節になりました。帯広の森球技場や河川敷にあるサッカー場の芝生の緑も、日に日に鮮やかさを増してきます。
十勝の天然芝のサッカー場では、今年の夏も、中学生世代のクラブチーム日本一を決める「日本クラブユースサッカー選手権(U―15)」が開催されます。
選手とその家族、コーチや審判員、大会役員など、延べ1万人が滞在するこの大会。経済波及効果はもとより、十勝のサッカー選手たちの大きな刺激になっています。
大変うれしいことに、日本クラブユースサッカー連盟は、「ここ十勝で大会を開きたいという声が多くある」として、2019年までの3年間、十勝での継続開催を理事会で決定しています。
日本全国にあるクラブチームが、バスで移動できる本州に比べ、航空運賃が大きな負担となるこの十勝において、なぜ継続開催されると皆さんはお考えでしょうか。
この大会は、1986年に長野県で第1回大会が開催され、1997年からは福島県で開催されていました。2011年3月の東日本大震災の影響で、福島県での開催ができなくなり、十勝地区サッカー協会など、関係団体の強い結束力のもと、急きょ十勝で受け入れ開催することになり、今年で6年目の開催となります。
この間、選手が宿泊するホテルでは、試合前と後の2種類の食事を提供したり、事業者と協力して、洗濯物を回収し届けたり、練習会場へのバスを運行するなど、毎年開催するたびに、きめ細やかに受け入れ態勢を整えてきました。
また、公認審判員の資格を取得し審判員として活躍する人、会場の設営や案内、ボールパーソンなどの大会運営を手伝う地元の学生たちなど、多くの十勝の人たちが大会を支えています。
施設の充実を競うのではなく、選手や関係者が快適に滞在してもらうために、この地域の人たちができることを考え、受け入れ態勢を充実していく。こうした積み重ねにより、地域のホスピタリティーが磨かれ、9年間の連続開催につながったのだと考えます。
選手が高いパフォーマンスを発揮できる十勝特有の冷涼で湿度の低い気候や、「ワールドカップクラス」と評価される天然芝。こうした十勝の優位性に気付き、この地域の人たちの思いと努力が積み重なれば、これこそが真の「地域資源」になるのではないでしょうか。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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