冬季アジア大会(広報おびひろ平成29年2月号掲載)

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ページ番号1001602  更新日 2020年12月14日

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2月下旬、第8回冬季アジア大会が札幌市と帯広市で開催されます。帯広市では、20日から23日までの4日間、日本を含む10の国と地域の選手約90人が、帯広の森屋内スピードスケート場「明治北海道十勝オーバル」を舞台に、白熱の戦いを繰り広げます。
十勝・帯広は、これまでに6回、世界スプリント選手権やワールドカップなど、国際クラスのスピードスケート大会を積極的に受け入れてきました。こうした背景には、もちろん、国内屈指の製氷技術を誇る屋内スピードスケート場の存在があります。しかし、国際大会の開催には、競技施設だけでなく、首都圏からの交通アクセス、トップアスリートが快適に過ごせる宿泊施設、栄養バランスに配慮した食事など、さまざまな条件が求められます。
帯広市では、スピードスケートの国際大会のほか、日本クラブユースサッカー選手権や大学・実業団の合宿の受け入れにも地域を挙げて取り組んできました。
こうした各種大会の誘致は、国際クラスの大会では何が求められているのか、あるいは、アスリートや同伴する家族、観戦する人たちは何を望んでいるのかを理解し、それらにどう対応していくのかということを考え、実践していく貴重な機会になっています。
私たちは、外からお客さまをお迎えするとき、自分たちが考える地域の魅力を売り込むことに力を注ぎがちになります。しかし、「選ばれる地域」になるためには、訪れる人の立場に立ち、何を求めているのかを理解することも重要ではないかと考えます。お客さまの求めに、この地域にある資源を使って工夫を凝らしながら対応していく。その中で、隠れた地域資源がお客さまのニーズと結びつけば、地域特有の魅力ある資源に生まれ変わるかもしれません。そして、このまちを訪れた人たちが、私たちのぬくもりのある親切な対応に触れ、心地よく過ごせたなら、きっと「また行ってみたい」とリピーターになってくれるはずです。
冬季アジア大会も、「十勝・帯広のおもてなし」を見つめ、学ぶ貴重な機会になると思います。これを次のチャンスにつなげ、積み重ねていくことで、この地域の魅力をさらに高め、十勝・帯広への新たな人の流れを創り出していきたいと考えています。
この冬、十勝・帯広、そして北海道全体が冬季スポーツの熱気に包まれ、大いに盛り上がることを期待しています。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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