「まつり」がつなぐもの(広報おびひろ平成28年8月号掲載)

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ページ番号1001607  更新日 2020年12月14日

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十勝・帯広の夏を盛り上げる「おびひろ平原まつり」が、8月13日から16日までの4日間、西2条通と広小路を中心に開催されます。昭和22年、戦後の混乱を乗り越え、市民の気分を盛り上げる「帯広平和まつり」として産声をあげて以来、多くの方々の手で創り、受け継がれて、今年で69回目を迎えることとなりました。
軽快なまつりばやしと威勢の良い掛け声。五穀豊穣を願うみこしの練り歩き。華やかな装いで踊る老若男女。沿道からの熱い声援。会場にほのかに漂う十勝の「食」の香り。久しぶりの再会に笑顔を交わし語らう人たち―。
平原まつりは、市民の皆さんにとって、思い思いの楽しみ方を通して、家族や友人との絆を深め、ふるさとの良さを改めて実感する機会になっているのではないかと思います。
まつりはまた、幅広い世代や立場の方々が協力し、地域の活性化に向けて取り組む大切な機会でもあります。とりわけ帯広では、平原まつりの「けんかみこし」や「夢降夜」、氷まつりの「氷の文化祭」をはじめ、若者たちが企画・運営に主体的な役割を果たす「場」が提供されてきました。
まつりの成功という目標達成のため、仲間が力を合わせて知恵を出し、人を巻き込み、実践してゆくことで、地域のリーダーが育つ。彼らを模範として、さらに次のリーダーが育つ。こうした好循環が、世代を超えた一体感を生み、まちの活力につながってきていると感じています。
平原まつりの中核的な担い手も、先輩方の寛容さにより参加機会を与えられ、実践を重ねてきた20~40代へとバトンタッチが進みました。その若い世代の発案により、今年のまつりは、プレオープンとして13日からスタートし、学生などによる音楽ライブや、おいしい地場産食材を楽しめる飲食ブースのほか、盆踊りの審査に市民投票を取り入れるなど、新たな試みも予定されています。
これからも、まつりを通して、人と人、人と地域、昔と今がつながり、未来に向けた新たなエネルギーが生まれてくることを願っているところです。
今年は、花咲くコンサート、十勝ジンギスカン会議、花火大会など、管内イベントとの相乗効果も期待されます。十勝・帯広の夏は多くの人たちでにぎわい、ますます熱くなりそうです。皆さんもぜひ会場に足を運び、まつりを満喫していただければと思います。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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