国際交流(広報おびひろ平成28年12月号掲載)

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ページ番号1001603  更新日 2020年12月14日

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1996年、帯広の森の一角に、国際協力と国際交流の拠点となる「JICA北海道国際センター(帯広)」と「森の交流館・十勝」が開設され今年で20周年を迎えました。
JICA北海道(帯広)では、開発途上国の国づくりを担う指導的立場の外国人を受け入れ、十勝・帯広の先進的な農業技術をはじめとする各種研修の機会が提供されています。受講者は、この20年で5300人を超え、帰国後それぞれの国の発展に大きく貢献しています。森の交流館では、外国人と地域住民との相互理解を深める場として、外国文化を紹介する講演会や世界各国の人たちとの交流イベントなどを行っています。
これら施設の運営をサポートし、外国人と地域住民をつなぐ架け橋となってきたのが、十勝インターナショナル協会などの民間団体や大学、企業、そして住民の方々です。こうした地域が一体となって住民の国際協力への理解促進に貢献したことなどが評価され、先日、帯広市はJICA理事長から「国際協力感謝賞」をいただきました。
20年の積み重ねで、十勝にゆかりのある外国人は世界137カ国に広がり、それぞれの国で十勝・帯広で得た経験や技術を生かして活躍されていることは、とても喜ばしいことです。
ところで、皆さんは、外国人と接する機会はありますか。毎年夏に、森の交流館で行われる十勝最大の国際交流イベント「世界のともだち」は、多様な世界に触れる絶好の機会です。言葉や文化の異なる外国人との触れ合いや、各国の珍しい伝統料理、踊りや音楽など、その全てが新鮮な体験になるのではないかと思います。
私たちは、「あの人にあって私にはないもの」「私はこう考えるがあの人はこう思っている」など、日頃、自分と他人との違いを感じながら生きています。その違いを、多様な個性として受け入れ、お互いに刺激し合うことで、今までなかった新たな発見や創造が生まれ、自らの成長にもつながるものと思います。
十勝・帯広には、世界のさまざまな人たちと出会い、お互いの違いや良さを知り、多様な価値観に触れられる機会があります。これは私たちにとって、大変貴重な財産ではないかと、20年を振り返り改めて感じているところです。
国際交流が、皆さんにとって、新しい可能性を広げるきっかけになれば素晴らしいと思います。まずは「こんにちは、十勝・帯広へようこそ」から始めてみませんか。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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