三月に思うこと(広報おびひろ平成29年3月号掲載)

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ページ番号1001601  更新日 2020年12月14日

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早いものでもう三月になります。ところで、皆さんは、数字の「三」から何を連想されますか。
「三日坊主」「石の上にも三年」「三人寄れば文殊の知恵」などのことわざや、「衣・食・住」「金・銀・銅メダル」「過去・現在・未来」などの物事を三つ並べる表現など。私たちの身近には、「三」にまつわる言葉が多くあることに気付かされます。お年玉やご祝儀などは奇数の金額を包むなど、古くから日本では奇数が好まれてきたようですが、中でも、二では少なく四では多い、三がちょうどいい、という具合に、「三」は昔から、私たちにとって収まりのよい、なじみ深い数字として扱われてきたのかもしれません。
私たちが、普段、物事を判断するときによく使っている「あれかこれか」「イエスかノーか」などの二者択一の考え方は、シンプルで分かりやすく、速やかに意志を決めるには効率的と言えます。しかし、物事を考える場合において、すべてが二者択一で解決できるものばかりではありません。
私たちは、とかく、これまでの常識や価値観にとらわれて、表面的な事柄や前例踏襲などの既定路線の選択肢の中だけで判断してしまうなど、本質的な部分を見落としがちです。従来の視点とは異なる位置から広く物事を捉え、本質は何か、他の選択肢はないか、と自問する「第三の視点」が大切なのではないでしょうか。
このことは、まちづくりにおいても同じだと思います。市民の皆さんの想いや願いを受け止め、限りある資源を最大限に生かした効果的なまちづくりを進めるためには、従来の当たり前を疑い、あらゆる可能性を追求する。見方を変えれば、見慣れたものでも資源となり、難しい課題もチャンスに変わる。そうした思いからスタートしたのが、「フードバレーとかち」の取り組みです。この地域の強みである「食」と「農林漁業」を生かし、新たな視点からこれまでにない価値や感動を生み出すことで、地域の力を高めながら、自立したまちづくりを目指してきました。
他から何かを与えられるのを待つのではなく、二者択一の考え方にもう一つを足して、自ら何を取るべきかを選択していく。こうした考え方は、人々の生き方を多様にし、さまざまな可能性を広げると思います。これからも、皆さんとともに、十勝・帯広の輝かしい未来に向かって「一、二の三」と、飛躍していきたい。三月の「三」から、そんなことを考えました。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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