平成31年4月24日 市長記者会見

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ページ番号1001163  更新日 2020年12月14日

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日時
平成31年4月24日(水曜日)11時00分〜11時20分
場所
市庁舎4階会議室
出席者
帯広市長 米沢 則寿
政策推進部 池原部長、関口広報秘書担当部長、総務部 廣瀬部長、生涯学習部 草森部長
記者数
8名(テレビカメラ2台)

写真:記者会見の様子1

写真:記者会見の様子2

会見項目

市長からの話題

  1. 大型連休と改元に伴う対応について
  2. 第30期女流王位戦第2局の帯広開催について

記者からの質問

  1. 改元日に婚姻届が多数、提出されることが予想されるが、どの程度、窓口の体制強化を行うのか。
  2. 住民票の写しの交付などは、4月27日の土曜日のみ、対応するのか、ほか。
  3. 先日、西3・9再開発事業に関して訴訟が起こされたが、どのような考え方で対応していくのか。
  4. 旧双葉幼稚園の保存や活動などを行うNPO法人に対して、市は、どのような形で関わっていくのか、ほか。
  5. 立候補者が多かった市議選についてどのように見ていたのか。
  6. 連続テレビ小説「なつぞら」をご覧になって、今後の十勝における観光PRや、外から人を呼び込める可能性などを感じたか。

市長からの話題(要旨)

大型連休と改元に伴う対応について

<市長>
4月27日から5月6日までの連休中、市役所はお休みとなります。
戸籍の届出やごみの収集、医療・保育につきましては、市のホームページに、詳しく掲載しているところですが、市民生活に大きな影響が生じないよう、対応してまいります。
とりわけ、改元日となる5月1日は、大安も重なることから、婚姻届の提出で混雑することが想定されますので、来庁される方を長時間お待たせすることのないよう、体制を組んでまいります。
そのほか、連休中、市の施設においては、図書館やとかちプラザなど、普段、休日に開業している施設は休まず開館するほか、おびひろ動物園や、ばんえい競馬も、それぞれ27日から始まります。
市民の皆さんが楽しめる催しもありますので、是非、足を運んでいただきたいと思います。
また、改元に伴う対応についてですが、新天皇の即位により、元号が「平成」から「令和」に改められます。
窓口など市の様々な業務において、市民の皆さんに混乱や支障が生じることのないよう、しっかりと対応してまいります。

第30期女流王位戦第2局の帯広開催について

<市長>
プロの女流棋士が参加するタイトル戦の1つである、「女流王位戦」が5月8日に、帯広で初めて開催されます。
タイトル保持者と予選から勝ち上がった挑戦者が、明日の第1局から5番勝負で全国を回って対局するもので、北海道内では唯一、「とかちプラザ」を会場に行われます。
この対局では、タイトル保持者である、帯広出身の渡部 愛(わたなべ まな)女流王位が、故郷に凱旋します。渡部さんは昨年11月に、教育委員会を訪問いただき、幼少期に、地元の仲間たちと「とかちプラザ」に通いながら、練習や大会に参加した思い出などを話されたと伺っています。
私も、対局前日の「前夜祭」に出席し、渡部さんと挑戦者の里見香奈(さとみ かな)女流四冠を直接激励したいと思います。
改めて、開催にご尽力いただきました関係者の皆さまに、感謝申し上げます。
当日のお二方の熱戦を、期待しております。市民の皆さんも、大盤解説会に、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。

記者との質疑応答要旨

<十勝毎日新聞>
改元日に婚姻届が多数出されることが予想されるが、どの程度、窓口の体制強化を行うのか。

<総務部長>
通常、休日は当直員が2名で対応しているが、届出が相当多いと予想されるので、それに加え、戸籍住民課の職員2名が対応するほか、誘導員として総務課の職員1名を、日が変わる深夜から配置する。

<NHK>
住民票の写しの交付などは、4月27日の土曜日のみ、各コミセンで受付するだけか。

<総務部長>
これまでも、土曜日は、コミセンの戸籍住民課分室で住民票の写しなどの交付を行っているが、27日も同様の対応をする。それ以外の日や、市役所での交付は行わない。

<NHK>
10連休中に住民票の写しをもらおうと思えば、27日だけ可能ということか。

<総務部長>
そのとおり。

<十勝毎日新聞>
先日、西3・9再開発事業に関して、市民の方から補助金の差し止めなどを求める訴訟が起こされたが、市としてはどのような考え方で対応していくのか。

<市長>
提訴されたということだが、まだ訴状が届いていないので詳細を把握していないため、それに対するコメントはない。
これまでも、私どもは一貫して主張しているが、業務を適正に行ってきているという認識である。

<北海道新聞>
旧双葉幼稚園の保存や活動などを行うNPO法人に対して、市は、どのような形で関わっていくのか。

<市長>
これまでも、団体の方が、教育委員会を訪問いただいた時に、今後の活動や展望についてお話を伺っていた。市としては、主には文化財の継続的な調査、保存活用の促進、それから市民の皆さんへの周知など様々な取り組みをしてきている。文化財の保護にあたっては、所有権や財産権も尊重しなければいけない。双葉幼稚園の園舎についても、所有者や関係者と連携しながら、市のホームページや文化財の見学会において、施設を紹介するなどの情報発信に努めてきたところである。
団体からは、会員の募集、担い手、経費の確保など、活動の基軸をつくり上げていきたいと伺っているので、主に、広報紙で会を紹介することや、園舎の保存活用にあたって、国の補助メニューなどを情報提供することや、それにあたっての事務手続きへの協力など、側面的な支援をしていく考えである。

<北海道新聞>
民間施設だからということもありますね。

<市長>
そうです。個人的には卒園生でもあるので、関心も持っており、地域の住民の皆さんから広く愛される園舎であってほしいと思っているが、市としてのスタンスは今、申し上げたとおりである。

<十勝毎日新聞>
21日に行われた市議選に、今回は42人の多くの人が立候補した。市政への関心が高かったのではないかと思うが、市長は市議選についてどのように見ていたのか。

<市長>
今、お話にあったとおり、報道も含めて、地方自治体の選挙において、帯広だけ非常にユニークな状況だと話された方もいた。
色々な意見があると思うが、これだけ市議会に関心を持って立候補の動きがあったことは、ポジティブに捉えたいと思っているし、実際にそういうことだったと感じている。
29名の新しい市民の代表が選ばれたので、これから建設的で有意義な政策論議ができることを、楽しみにしているところである。目標は、帯広のより良いまちづくりであるので、議会の皆さんとともに汗をかきながら頑張っていきたい。
当たり前のことを申し上げれば、自治体の長と議会は直接、市民から選ばれるので、二元代表制を構成する車の両輪だとよく言われているとおり、信頼関係をしっかりと築いて、協力してまちづくりを進めていくことが大切だと認識しているところである。
これまでも心がけてきていることだが、今後もコミュニケーションをしっかりと密にし、市の考え方や取り組みに対して理解を深めていただきながら、繰り返しになるが、より良いまちづくりに向けて議論を尽くしていきたい。

<十勝毎日新聞>
NHKの連続テレビ小説「なつぞら」が放送開始になって1ヶ月近く経つが、ご覧になられて、今後の十勝の観光PRや外から人を呼び込める可能性などを感じたか。

<市長>
直前の朝ドラの視聴率が非常に高かったので、どうなるのかと思っていたが、スタートした後、発表された視聴率では、20%を超えており、前作をしのぐほどで、大変嬉しく感じている。
透き通る青空や広い草原、山であるとか、緑豊かな十勝・帯広の自然が、毎朝、映し出されているので、それだけの人に日本中で見ていただければ、観光にもつながると皆さんも期待しているし、私自身も期待しているところである。
それに、涙腺が弱いので、毎回結構泣かされている。市民の皆さんもそうだが、帯広を訪ねて来られた札幌や東京の人も、同じ話をされていた。
今回のテーマでもある開拓者の生き様、大人も子供も含めてだが、あの時代における開拓者の描かれ方が、非常に狙いどおりだと感じている。
数日前、鈴木知事が帯広にお越しになった時に、「泰樹」が「なつ」に言った、「お前に家族はおらん。しかし、わしらがおる。」という台詞を挨拶の中で引用させてもらったが、その前に、「我々は同じ舟に乗らなければいけない、乗っているのだ、という意識を道民みんなで持たなくてはいけない。」と話していたので、それに引っ掛けて、鈴木知事に頑張ってくださいという意味で、「わしらがおる」という言葉を重ねさせてもらった。
今回のドラマの台詞が素晴らしく、感動的な台詞がたくさんあった。私の周りで、一番多くの人が感動している場面は、アイスクリームを食べているところだと思う。台詞を丸暗記しているわけではないが、今の時代にも通じる、開拓者の心意気を感じた。前向きに頑張ったら報われる、ぶら下がっていてはいけない、みんなで頑張るのだ、人を当てにするな、自分で頑張ったものは自信をもって自分のものにしていけ、というようなことだったと思う。
これは、地域づくりにも通じることである。質問の趣旨から離れているかもしれないが、十勝・帯広の単なる観光地としての風光明媚さだけではなくて、この地域でこれまで生きてきた人の文化や歴史などについても、ドラマの中で、我々も十分に共感するような発信の仕方をしてくれている。
観光の観点で質問をいただいたが、それ以上に、そんな文化がある地域で働いてみよう、起業してみよう、これからの余生を十勝で暮らしてみようとか、単なる観光入込客数の話だけではなく、まちづくり全般につながっていくような影響も大いに期待しているところである。

以上

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
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