令和6年4月19日 帯広市・競馬モール株式会社共同記者会見

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ページ番号1017207  更新日 2024年5月1日

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日時
令和6年4月19日(金曜日)13時50分~14時20分
場所
帯広競馬場2階 会議室
出席者

競馬モール株式会社代表取締役社長(楽天グループ株式会社上級執行役員) 木村 美樹 様

競馬モール株式会社 新名 貴之 様

帯広市長 米沢 則寿

帯広市農政部参事 加藤 帝

記者数
8名

写真:市長と木村社長

会見項目

  1. ばんえい競馬振興に関する帯広市と競馬モール株式会社の取り組みについて

配布資料

要旨

1 ばんえい競馬振興に関する帯広市と競馬モール株式会社の取り組みについて

<市長>

令和5年度の「ばんえい十勝」は、全国の多くのファンの皆様の支えと、競馬モール株式会社様をはじめとするインターネット発売の後押しによって、過去最高となる559億円の発売額を記録することができました。
競馬モール様による「楽天ポイント」を活用した取り組みは、競馬への関心を高めるとともに、ばんえい十勝の売り上げ増に大きく貢献いただきました。この場をお借りして、感謝申し上げます。
また、馬券売り上げの一部を積み立てし、ばんえい十勝を盛り上げる様々な取り組みを行っていただいている「ばんえい十勝応援企画」は、今年度で12年目を迎えます。これまでの長きにわたる支援に、重ねて感謝申し上げます。
今年度の応援企画の一つとして、ばんえい競馬をきっかけに帯広への誘客を促進し、売上に加え、観光入込客の増加にもご支援いただけると伺っております。
ばんえい競馬にとどまらない「帯広ファン」の拡大により、地域経済が活性化することを、大いに期待しているところです。
これからも、競馬モール様の協力のもと、ばんえい競馬の魅力を全国に発信し、これまで以上にばんえい十勝や帯広競馬場の認知度を上げ、盛り上げていきたいと考えていますので、今後も、よろしくお願いいたします。

 

<木村社長>

資料2の「ばんえい十勝応援企画」について説明させていただきます。
現在、ばんえい競馬は過去最高の売り上げを記録し非常に好調でありますが、企画を始める頃はまだ売り上げも少なく、競馬の存続を応援することを目的に、「楽天競馬」を通じた馬券の売り上げの一部を積み立てるという形で、この企画を立ち上げてきました。
2ページ目は、2013年度からこれまでの取り組みについてです。生産者をより盛り上げていこうと生産者賞やばんえいアワードを創設し、また花火大会やイルミネーションのリニューアルなどを行いました。
3ページ目は、ばん馬の生産頭数、競走馬の新規登録数の推移となっており、数が減り続けているという課題があります。
4ページ目は、ばんえい競馬の安定的な継続に向け、馬券を買って応援する仕組みを作らせていただきました。
5ページ目は、2021年度から「楽天ふるさと納税」の仕組みも導入しています。返礼品を通じて競馬ファンに地域や地方競馬を応援していただけるよう、ふるさと納税の寄附サイトにページを用意しています。
6ページ目は、「楽天競馬」だけではなく、楽天グループとして地方創生に取り組んでおり、「楽天市場」や「楽天トラベル」、「楽天モバイル」などの事業を活用しながら、地域の課題解決に向けて、自治体様と共に取り組んでいます。
7ページ目は、ばんえい競馬の抱える4つの課題とありますが、売上・収支に関してはかなり改善してきているのではないかと思っています。我々としては、金銭以外の支援で何ができるかということを、ここ数年より深く考えているところです。
8ページ目は、昨年度の取り組み結果です。1つ目は全国にばんえいの情報を伝えていくという取り組みを行いました。2つ目はレースの魅力の最大化を目指し、馬そり位置をリアルタイムに測定する実証実験を行いました。3つ目は全ての厩舎へにんじんと飼料の贈呈、4つ目は帯広競馬場でイベントを考えていましたが、道新花火大会が延期になるということもありました。5つ目は帯広畜産大学様と共同研究をさせていただきました。
9ページ目は、2024年度の取り組みの柱として、観光支援を掲げ、ばんえい競馬を核とした観光検討会議(仮称)を立ち上げたいと考えています。具体策はこれからとなりますが、競馬そのものをどのように観光に活用していけるのか、競馬自体をより活性化させるために取り組んでいく考えです。
10ページ目は、2024年度の企画一覧ですが、今年度企画としては競馬×観光検討会議(仮称)の立ち上げをきっかけに、全国・世界にばんえい競馬を知っていただき、帯広市への入込客数増加や帯広市のファンを増やしていきたいと考えています。その他については、昨年度からの継続の企画になります。
11ページ目は、2024年度の取り組みのポイントですが、検討会議の立ち上げを行っていきながら、まずはどういった方にアプローチをしていくと、帯広市に来ていただけるのかということを、楽天グループが持つ数多くのデータを活用し、把握していきたいと考えています。
12ページ目は、従来から継続している帯広畜産大学様との共同研究を今年度も進めていくというものです。
13ぺージ目は、昨年度の共同研究の成果が主に2つあったことをお伝えさせていただきます。この研究結果が実証されて、何らかの形で生かされているという段階ではありませんが、今年度は帯広競馬場内の診療所との連携も深めていきながら、ばん馬の健康管理の向上に向けて努めていきたいと考えています。
14ページ目は、ばんえい十勝応援企画特設ページを立ち上げますので、ぜひご覧ください。
最後に、資料3の「帯広市と「楽天競馬」を運営する競馬モールにおける観光検討会議の発足に寄せて」について、北海道観光振興機構の小金澤会長から、ばんえい競馬は北海道遺産であり、世界で唯一の観光資源、会議の発足を応援していきたいというコメントを頂戴しましたので配布をさせていただきました。
この企画がばんえい競馬の枠に留まらず、帯広市の魅力をより発信していけるものになればと思っています。

記者との質疑応答

<北海道新聞>
2023年度の馬券販売額のうち、インターネットの販売が513億円余りで91.6%を占めているが、やはりインターネットの販売の貢献度は大きいということか。

 

<市長>
そのとおりだと思います。ばんえい競馬に限らず、全国的に公営競技においては同じような傾向なのではと思っています。我々も多くの皆様からご支援をいただきながら、帯広競馬場だけではなく、JRAなど様々なところとの関係性も深めてきたことが結果に繋がっていると感じているところです。

 

<読売新聞>
今後、新たな検討会議を立ち上げるということだが、どういったところで誘客を図っていくのか、これまでとの違いは。

 

<市長>
どこに観光の潜在的なポテンシャルがあるのか、そしてばんえい競馬のお客様との接点をどういう形で繋いでいくのか、その繋ぎがうまくいけば、観光全体の入込客数にも大きな影響が出てくるのではないかと思っています。
世界で唯一というばんえい競馬の希少性というものを、これまではばんえい競馬そのものだけで考えていましたが、十勝・帯広の観光という視点で考えることで新たな展開になるのではないかと考えています。
楽天グループは各種データを用いておられます。楽天グループのそれぞれのカテゴリーの中にいるお客様が、もしかするとこれから、このばんえい競馬に何らかの関係性をお持ちいただけるのではないかなど、データをご提供いただきながら議論させていただきたいと思っています。

 

<読売新聞>
これまでは競馬ファンを中心にしていたものを、観光の比重を高めていくということか。

 

<市長>
観光の視点もしっかりと入れていこうということです。これまではとにかくここに足を運んでいただき、勝馬投票券を買っていただくことに全精力を上げていましたが、今度はそれをステップアップさせ、さらに広げていければと考えています。

 

【以上】

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