令和7年10月23日 市長記者会見
- 日時
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令和7年10月23日(木曜日)11時00分~11時30分
- 場所
- 市庁舎4階会議室
- 出席者
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帯広市長 米沢 則寿
政策推進部 部長 中里 嘉之
政策推進部 参事 高橋 秀和
総務部 部長 河原 康博
経済部 部長 吉田 誠
農政部 参事 加藤 帝
生涯学習部 部長 村木 章純
市民福祉部 地域福祉室長 佐藤 淳
市民福祉部 福祉支援室長 家内 郁子
- 記者数
- 7名
会見動画【市長から】
会見動画【報道機関との質疑応答】
会見項目について動画(YouTubeへのリンク)でお伝えします。
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会見項目
- 第56回おびひろ菊まつりについて
- 2025フードバレーとかちマラソン大会について
- オビパラフェスタ及び手話言語条例制定10周年記念事業について
記者からの質問
- 手話言語条例制定10周年を迎え、市の手話の普及・浸透に対する市長の所感を伺う、ほか。
- 広小路商店街振興組合の解散意向について、市としてどのように受け止めているか、ほか。
- 帯広競馬場で一部調教師らの不正が疑われているが、調査の進捗と、いつどのような形で公表するか伺う、ほか。
- 清州便の拡充、仁川便の新規就航に当たり、インとアウトの課題と期待について伺う。
- 4期目公約の進捗状況と、残りの期間で取り組んでいきたいこと、5期目出馬の意欲を伺う、ほか。
市長から(要旨)
1 第56回おびひろ菊まつりについて
来る10月25日、土曜日から、29日、水曜日までの5日間、「第56回おびひろ菊まつり」を開催します。「晩秋にロマンといろどりを」をテーマに、華麗な菊でデザインされた壮大な総合花壇のほか、菊花同好会の皆さんが手塩にかけて制作された、多種多様な菊が会場を彩る「菊花展」をお楽しみください。
ほかにも、会場では、徳島市をはじめ、大分市、松崎町の様々な名産品が並ぶ「姉妹都市物産展」のほか、「高校生書道パフォーマンス」、「菊花展ガイドツアー」など、連日、様々な催しが行われますので、多くの皆さんにご来場いただきたいと思います。
また、例年、まつりの開催に合わせて、「帯広市庁舎内」や「とかちプラザ」、「とかち帯広空港」などに、まつりをPRする菊を設置しておりますが、今年は、菊まつりへの興味・関心をより高めていただくため、例年よりも大きな花が咲く「大菊」を設置しております。ぜひ、こちらにもご注目いただければと思います。
2 2025フードバレーとかちマラソン大会について
今年で14回目を迎えるフードバレーとかちマラソンを11月2日、日曜日に開催します。ランナーのエントリー数は、過去最多の6,281人となり、大会を支えるボランティア、沿道で声援を送っていただく皆さんなど、多くの方々で、大会が盛り上がることを期待しています。
また、大会当日は、ゴール会場の中央公園で開催する「食フェスタ」に加え、ハーフマラソンコースの給水所2カ所に、新たに、十勝の食を提供するコーナーを設置するほか、過去の大会で10回以上エントリーいただいたランナーには、「レジェンドTシャツ」の配布も行います。
なお、大会当日は、市内中心部やコース周辺にて、交通規制が行われますが、詳しい情報については、大会公式ホームページ等で、ご確認いただきたいと思います。ご不便をおかけしますが、大会へのご理解とご協力をお願いいたします。
3 オビパラフェスタ及び手話言語条例制定10周年記念事業について
11月29日、土曜日と、30日、日曜日の2日間、障害のある人もない人も、ともに楽しみ、ともに知る祭典「オビパラフェスタ」を開催します。
期間中は、パラスポーツの体験などができる「パラスポーツデイ」のほか、ものづくりや障害を体験する「ワークショップ」、福祉事業所による製品販売を行う「わくわくマーケット」など様々なイベントを行います。
また、今年は、帯広市手話言語条例が制定されて10年を迎える節目の年にあたることから、併せて記念事業も行います。北海道では初開催となる、視覚で対話を楽しむプログラム「ダイアログ・イン・サイレンス・ショーケースin帯広」のほか、このプログラムを主催するダイアローグ・ジャパン・ソサエティの志村理事による講演会を開催し、後半では、私も志村理事と対談させていただく予定です。
障害の有無にかかわらず、より多くの皆さんに会場へお越しいただき、イベントを楽しみながら、障害への理解を深めていただきたいと思います。
記者との質疑応答
<十勝毎日新聞>
手話言語条例制定10周年を迎え、帯広市に手話の普及・浸透がどの程度進んだと感じているか、市長の所感を伺う。
<市長>
この10年間、市民や団体の皆さん、また学校や行政が力を合わせて、手話の普及に取り組んできた。町内会や職場での講座、学校での体験授業、手話奉仕員の養成講座など、さまざまな場面で多くの市民が手話に触れ、学ぶ機会が増えているものと捉えている。
こうした取り組みにより、伝えたいという思いが大切であることを学び、「特別なもの」と感じられていた手話が、市民にも少しずつ広がり、「身近なコミュニケーションの一つ」として受け止められるようになってきたものと認識している。
今後も、取り組みを積み重ねていき、手話を通した交流の機会を広げながら、互いに理解し合い、支え合う地域づくりにつなげていきたいと考えている。
<十勝毎日新聞>
広報11月号の市長コラムで手話言語条例について書いていたが、市長がよく使う手話があれば。
<市長>
私自身は、聴覚障害がある方と会った時に、「こんにちは」「市長です」ができる程度。以前、手話を必要とするお母さんがいる子育てサークルとお話しする機会があったが、手話で思いを伝え合うことの温かさや、言葉を超えたつながりを皆さんが感じていると聞かせてもらった。市長コラムにも書いたが、これまでは壁があったけれども、こうして節目節目で市民の皆さんに伝えることや、市においても10年前に全職員が手話講座を受講したが、新人研修など積み重ねていくことが大切だと感じている。
<北海道新聞>
広小路商店街振興組合の解散意向については、中心市街地の活性化にも影響があるように思う。市としてどのように受け止めているか。
<市長>
広小路商店街振興組合の解散意向については、役員のなり手不足や、組合員の費用負担に対する不公平感など、多くの商店街が共通して抱える課題であり、今回の話しは、そうした環境の変化の中での、やむを得ない判断であったと受け止めている。
市ではこれまでも、商工会議所などとともに、組合の関係者から状況の聞き取りを行ってきているので、今後の対応についても、関係者と協議していきたい。
<十勝毎日新聞>
老朽化した広小路アーケードの管理が課題になっているが、現時点で市としての何らかの対応をしていく考えはあるのか伺う。
<市長>
広小路アーケードは、七夕まつりの開催のほか、オビヒロホコテンなど様々なイベントが実施されるなど、賑わいづくりの場として、中心市街地の活性化に寄与している。
商店街振興組合が解散された場合、アーケードについて、どのような対応が考えられるのか、会議所等とともに、関係者と協議していきたい。解散までにはまだステージがあるので、関係者で集まってしっかり考えていかなければならいと思っている。
<北海道新聞>
帯広競馬場で一部調教師らの不正が疑われている事案は、主催者である帯広市と地方競馬全国協会(以下、地全協)が調査を進めていると認識している。調査の進捗と、いつどのような形で公表するか伺う。
<農政部参事>
現在、事実関係を確認するための調査中であり、具体的なことはお答えできない。
<北海道新聞>
結果を発表する予定があるのか現段階の考えは。
<農政部参事>
地全協に調査を依頼し、一緒に調査しており、調査結果が出た段階で改めて取り扱いをどうするのかお知らせする。
<十勝毎日新聞>
調査結果が出る時期と、公開するかどうかはいずれも未定という理解でよいか。
<農政部参事>
調査終了時期は未定。結果は公表するが、公表の仕方などは決まっていない。
<十勝毎日新聞>
エアロK航空の冬ダイヤが開始となる。清州便の拡充、仁川便の新規就航に当たり、インとアウトの課題と期待について伺う。
<市長>
清州便については、5月の運航開始から路線の認知度の向上により搭乗率が向上していたが、これまで旅程が組みにくい水曜日の搭乗率が課題であった。今回の増便による利便性の向上に伴い、利用客の増加に繋がることを期待している。
なお、新規就航となる仁川便については、ソウルエリアにおける更なる十勝の知名度の向上が必要と考えており、12月以降に旭川市と連携した現地での観光プロモーションや、釧路・オホーツク地域と連携した旅行会社の招聘事業などを予定している。
また、アウトバウンド需要の創出に向けては、11月以降にポスターやパンフレットによる路線周知のほか、SNS等を活用した韓国情報の発信等を予定している。
様々な取り組みを通じて、韓国からの観光客増加による宿泊・交通・飲食事業者等への経済波及効果とともに、アジアのハブ空港である仁川空港とつながることで、韓国だけでなく世界に向けた観光やビジネスへの利用の機運が高まることを期待している。
<十勝毎日新聞>
帯広-清州間の夏ダイヤの搭乗率について伺う。
<経済部長>
夏ダイヤの搭乗率については、8月が64.8%、9月が51.6%、10月が現時点で59%となっている。水曜日の搭乗率が低い状況は把握しており、月・水・金曜日に日曜日が増えることで、今後は4日間のツアーが組みやすくなるなど、良い影響が出てくるものと認識している。
<十勝毎日新聞>
先日、まちづくり報告会でこれまでの実績を話されていたが、市長の任期もあと半年。4期目公約の進捗状況と、残りの期間で取り組んでいきたいことを伺う。また、5期目出馬の意欲を伺う。
<市長>
いずれの公約も進捗していると考えている。公約には、中長期的な視点で未来への方向付けを行う公約も掲げており、任期中にすべてが完成するものではないが、残りの期間も引き続き、全力を尽くしていく。また、公約の最終的なとりまとめについては、これまでと同様、2月に示す考えでいる。
進退については、支援者も含め、市民の皆さんとたくさん対話をしながら、熟慮したうえで結論を出していきたい。表明時期についても、現時点では決めていない。
<北海道新聞>
2期目、3期目は市長選の前年には出馬の意向を固めている。まだ態度が固まっていないのであれば、その要因を伺う。
<市長>
4期目の終盤にあたり、以前とは気持ちが異なるということ。1期目は「やりたい」と思って手を挙げ、2期目は「まだ、やり残しがあるのでやるぞ」という姿勢だったが、今は市民や支援者の受け止めをしっかりと聞き、最終判断すべきと考えている。
【以上】
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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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