令和7年8月1日 市長記者会見
- 日時
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令和7年8月1日(金曜日)11時30分~11時55分
- 場所
- 市庁舎4階会議室
- 出席者
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帯広市長 米沢 則寿
政策推進部 中里部長、高橋参事
総務部 河原部長
市民福祉部 桃井部長
都市環境部 大橋参事
経済部 観光交流室 藤芳室長
- 記者数
- 9名
会見動画【市長から】
会見動画【報道機関との質疑応答】
会見項目について動画(YouTubeへのリンク)でお伝えします。
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会見項目
- 第78回おびひろ平原まつりの開催について
- 氏名の振り仮名の通知について
記者からの質問
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平原まつりの西2条南7丁目の街区廃止の経緯と影響について市の考えを伺う。平原まつりの西2条南7丁目の街区廃止の経緯と影響について市の考えを伺う。
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猛暑が続いているが、市として新たに何らかの対応を取る考えはあるのか伺う、ほか。
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宿泊税の具体の使途についてどう考えているのか伺う。
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旧統一教会が解散後の財産移転先に宗教法人「天地正教」を指定し、今後、活動が活発になっていくことも予想されるが、市として何らかの対応を取る考えはあるのか。
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接待を受けることを禁じる職員向けの内規策定について、現在の進捗状況を伺う。
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戦後80年を迎え、市として何らかの事業や取り組みをする考えはあるか。
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市民まちづくりアンケートで、帯広市に「住みやすい」「どちらかといえば住みやすい」と回答した人の割合が、4年ぶりに改善したことの要因と市長の受け止めを伺う、ほか。
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現時点で米沢市長の進退に関する考えを伺う。
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七夕まつりが学生による新しい形で継続されることへの市長の思いを伺う。
市長から(要旨)
1 第78回おびひろ平原まつりの開催について
来る8月14日と15日の2日間、「第78回おびひろ平原まつり」が開催されます。今年の開会式では、「北の大地de大道芸」と称し、世界各国で活躍するトップクラスの大道芸人たちが、驚きと笑い、そして感動を届けるパフォーマンスを披露します。
また、今年は、戦後80年の節目として、音楽を通じ、平和な社会の実現に向けた願いを込め、開会式に先立ち、高校生による平和コンサートを実施します。
さらに、まつりの期間中は、五穀豊穣と先人への感謝を込め、神輿を担ぎ、練り歩く「夢降夜」が行われるほか、平原・太鼓まつり、キッチンカーによる食の提供など、毎年恒例となっている催しを楽しむことができます。
なお、メインイベントである「おびひろ盆おどり」は、飛び入り参加も大歓迎ですので、お気軽にご参加ください。
帯広の夏を彩る、十勝最大級のまつりを、多くの皆さんにお楽しみいただきたいと思います。
2 氏名の振り仮名の通知について
行政事務のデジタル化の更なる推進を目的として、本年5月26日から、戸籍や住民票などに、氏名の振り仮名を追加する制度が始まりました。
これに伴い、本籍地のある市区町村から、戸籍に追加する予定の振り仮名が記載されたハガキが届きます。
帯広市では、今月から順次、郵送しますので、ご自身の振り仮名に相違がないか、確認をお願いします。記載されている振り仮名が正しい場合は、その後の届出は不要となっており、来年の5月26日以降、戸籍や住民票に振り仮名が記載されます。
記載されている振り仮名が誤っている場合は、来年の5月25日までに、ハガキに記載されている二次元コードからオンラインで届け出ていただくか、本籍地への郵送またはお近くの自治体窓口で、正しい振り仮名の届出をお願いします。
記者との質疑応答
<十勝毎日新聞>
平原まつりの西2条南7丁目の街区廃止の経緯と影響について市の考えを伺う。
<市長>
7丁目の街区については、帯広北平原通商店会協同組合が中心となり、昨年は、チャリティーバザールの開催のほか、高校生によるブラスバンドの演奏やダンスパフォーマンスの披露などのイベントを実施していたところ。しかし、組合員の高齢化などにより活動が困難になったことから、街区イベントを実施しないこととなったもの。
街区イベントの廃止に伴い、これまで7丁目で実施していたイベントを広小路にて行うほか、新たにスケートボードのコンテストを開催するなど、来場者の賑わいに大きな影響が生じないように実施することとしている。
<北海道新聞>
猛暑が続いているが、市として新たに何らかの対応を取る考えはあるのか伺う。
<市長>
帯広市では、クーリングシェルターに、現在、市有施設10施設、民間施設50施設を指定し、市民の健康被害を防止している。
こうした施設は、市内に多く点在していることが望ましいことから、今後も民間企業の協力を得ながら、指定数を増やしていく考えである。また、昨年度は市有施設が9施設、民間施設が11施設であったため、民間施設は50施設まで増えたところ。
暑さへの基本的な対応として、熱中症警戒アラートなどが発表された際には、不要不急の外出は控えていただきたいと考えているが、高齢者や諸事情でエアコンを使用できない、外出時に熱中症の危険性が高まっている市民などに対する暑熱対策については、今後も他の状況を確認しながら進めていかなければならないと思っている。
<十勝毎日新聞>
猛暑に関連して、エアコンは高額であり生活困窮者にはなかなか購入できないと思うが、行政として何かしらの支援や対応策で考えられることはないのか。
<市長>
個別の支援は難しいと考えている。これは帯広市だけでなく、北海道全体でも共通した問題。エアコンを一斉に設置することは難しいため個別対応にはなるが、人が集まるところへのエアコン設置については、さまざまなタイミングにおいて意識して検討していく必要があると考えている。
<十勝毎日新聞>
農業センターの建て替えでエアコンが付いていないと聞いた。公共施設のエアコン設置について、既存施設であればどこから設置するのかという議論が必要だが、建て替えであれば最初から設置してもよいのではないかと思うがいかがか。
<市長>
考え方だと思っている。さまざまな公共施設がある中では、使用頻度や利用形態などを踏まえ、個別に庁内で議論していくことになる。
<北海道新聞>
総務相が帯広市の宿泊税新設について同意したが、具体の使途についてどう考えているのか伺う。
<市長>
宿泊税の活用については、「観光客やビジネス客、訪日外国人旅行者などの受入環境の充実」「地域資源の魅力向上」「持続可能な観光振興」の3つの方針に基づく事業に宿泊税を充当する考えで議論をしている。
具体的な施策については、現在実施中の市内宿泊事業者をはじめとする観光関係事業者との意見交換を行っており、いただいた意見を踏まえ、地域の実情や課題を把握した上で検討していく。
<北海道新聞>
使途を決定する期限は決まっているのか。
<観光交流室長>
具体的な使途については、予算編成の中で決定していくことになる。
<北海道新聞>
東京地裁が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に解散命令を出してから、4か月が過ぎた。3月25日に出された解散命令の決定内容では、旧統一教会が解散後の財産移転先として、帯広市の宗教法人「天地正教」を指定していたことが明らかになった。今後、天地正教の活動が活発になっていくことも予想されるが、市として何らかの対応を取る考えはあるのか。
<市長>
所轄庁である文部科学省などにおいて、必要な対応が取られていると思うので、その動向を注視していきたいと思っている。
<北海道新聞>
接待を受けることを禁じる職員向けの内規策定について、現在の進捗状況を伺う。
<市長>
人事課内部で検討を始めたところ。国や他の自治体における規程の内容や運用方法などを参考としながら、今年度中の策定を目指したい。
<北海道新聞>
戦後80年を迎え、市として何らかの事業や取り組みをする考えはあるか。
<市長>
冒頭でも申し上げたが、おびひろ平原まつりの会場において、高校生による平和コンサートを行うほか、平和のパネル展示などのブースを設置するなどの取り組みを行う。より多くの市民に向け、平和の大切さを伝えていきたい。
<北海道新聞>
市民まちづくりアンケートで、帯広市に「住みやすい」「どちらかといえば住みやすい」と回答した人の割合が79.5%となり、4年ぶりに改善したことの要因と市長の受け止めを伺う。
一方、「住み心地が悪い」と回答した人の理由で「交通の便が良くない」「商業施設が充実していない」は高い割合を示しており、「出産・子育て、医療・福祉サービス、住環境などが充実していないから」と回答した人の割合が増えていた。結果を踏まえ、今後、市の「住みやすさ」を向上させていくには具体的にどういった施策の強化などが必要になるとお考えか。
<市長>
前年度と比較し、住みにくい理由として「商業施設が充実していない」ことを挙げた割合が減少しており、大型商業施設が閉店したあとの新たな動きが見えてきたことが、結果に影響したものと捉えている。
その時々の社会情勢や、アンケートの実施のタイミングが結果に影響するため、1つのアンケートや単年度だけの結果を見て一喜一憂するのではなく、人口などのさまざまなデータを総合的に見ていく必要がある。
また、何と比較して帯広市が良くないと考えるのか、その点もよく見ていかなければならない。例えば、帯広市を周辺町村と比較するのか、それとも人口10万人以上の市と比較するのかによって評価も随分違うと感じているので、自分たちの視点を持ち、仕事づくりや生活環境の充実などに総合的に取り組んでいくという姿勢でやっていきたい。
<北海道新聞>
参議院議員選挙も終わり、今後、市長選への準備が進んでいくと思う。現時点で米沢市長の進退に関する考えを伺う。
<市長>
4月のインタビューで答えた状況と変わっていない。今の仕事を一生懸命、全力を尽くしてやっていくということであり、4月に答えたとおり支援者との対話をしっかりと進めていきたい。
<北海道新聞>
いつ頃までにという考えはあるのか。
<市長>
私自身が市長選挙に出た頃は、少なくとも4カ月前、6カ月前だったが、最近の選挙では、2カ月を切って表明する自治体もあり、決まりがあるわけではないのだと感じていたところ。自分はどうしようか今考えている。
<十勝毎日新聞>
8月1日から始まるおびひろ広小路七夕まつりが、学生による新しい形で継続されることへの市長の思いを伺う。
<市長>
今回、学生を含めた形でチャレンジしていただいている中で、まつりの担い手が変化してきたと感じている。そうした中で、まちなかに新しい動きが出てきたことは大変うれしい。
これまでとは違う企画であり、神奈川県平塚市まで竹を取りに行くといった行動力がある。こうした動きに対して、行政としてもできるだけの応援をしていきたいと考えているし、これまで支えてこられた方々の思いをしっかりと受け止めながら、まつりを盛り上げていきたい。私も見に行きたいと思っている。
【以上】
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