超学校祭(広報おびひろ平成30年8月号掲載)

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ページ番号1001585  更新日 2020年12月14日

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超えよう。変化のない毎日を超えよう。年齢も所属も超えよう。大人と子どもの枠を超えよう。学校の枠を超えよう。自分の枠を超えよう。こんなコンセプトのもと、7月29日、まちなかの歩行者天国「オビヒロホコテン」で、十勝管内の中高生たちが企画する「超学校祭」が開かれます。
大人や企業の力も借りて、帯広のまちをみんなで盛り上げたい。そして、自分たちも成長したいと、まちなかに飛び出した中高生たち。
当日は、帯広の有名カレー店のテーマ曲を決めるバンドコンテストや、書道部による飲食店のメニュー看板の作成のほか、調理部と飲食店で考案した特別メニューの提供など、まちなかのにぎわいを創出し、お店の集客力アップにまでつなげようという、若者たちの斬新なアイデアによる多彩な催しが予定されています。
8月31日に中央公園で行われる「ジンギスカン会議」も、十勝の夏を盛り上げようと、大学生たちが3年前から開催しているイベントで、ジンギスカンを通して学生や市民、企業、生産者が交流を図る場として、まちなかのにぎわいづくりに一役買ってくれています。
十勝の若者たちが、地域の活性化のために自分たちに何ができるかと考え、さまざまなチャレンジをしながら、活動を通して自らも成長していく姿は、とても心強く、うれしく思います。
「こえる」という言葉に、「越」ではなく「超」の漢字を選んだ中高生たちの発想。とかく、私たちは、これまでの自分の経験や価値観に基づく既成の枠の中で、「こうあるべき」とか、「これが正しい」などといった思考に陥りがちです。
同じ「こえる」という言葉でも、こうした枠が、発想の中に存在すれば、枠を「越える」という発想になりますが、枠にとらわれることなく、枠という存在自体を無くし、全く自由で新しい発想でチャレンジしていこうという中高生の気持ちが、「超」という漢字を選んだのではないでしょうか。
年齢も、所属も、価値観も異なる人たちが、帯広のまちを元気にしようという共通の目標に向かい、それぞれの枠を超えながら、一緒に考え、悩み、時にはぶつかり合いながらも行動する。中高生たちは、こう言っています。「全員がプレイヤー」。そして、「枠を超えて見える景色を共有しよう」と。
こんなすてきな発想で行動する若者がいる十勝・帯広に、今年の夏、また一つ、新たなにぎわいが生まれることを期待しています。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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