健康を支えるもの(広報おびひろ平成30年11月号掲載)

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ページ番号1001582  更新日 2020年12月14日

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男性81歳、女性87歳。これは国が発表した2017年の平均寿命です。約50年前は、男性68歳、女性73歳でしたのでまさに人生100年時代の到来と謂い われるゆえんだと思います。
100年時代を豊かに生きていくことを考える時、私たちの共通の関心事は「健康に生きること」ではないでしょうか。
一般的に、健康の三大要素は、適度な「運動」、次にバランスの取れた「栄養」、そして心身の疲労回復のための「休養」といわれています。
歩いて出掛ける、塩分を控えた食事をする、早寝早起きするなど、自分なりに健康に気を使っている人もおられると思いますが、これらを自分ひとりの力で続けることは、なかなか容易ではありません
食事を気遣ってくれる家族や一緒に運動する仲間、助言してくれる友人。何が日々の健康を支えているのかを改めて考えてみると、自らの意思はもちろん、周囲の人々に支えられていることに気付きます。また、いろいろな人と出会い、話し、関わることで、刺激を受け、元気や意欲が湧いてくることもあります。
そう考えると、「人とのつながり」が、実は私たちの健康を支える重要な要素であり、長生きの秘訣なのかもしれません。
価値観や生活スタイルが多様化している時代にあって、つながり方は人それぞれです。今すぐ運動不足の解消やダイエットに取り組むことは難しくても、すでに自分が持っている社会との接点を知り、どんなつながりがあるのか、改めて考えてみることなら誰にでもできそうです。
例えば、新米ママが対象の「すくすく教室」、中心市街地に賑にぎわいを生んでいる「帯広まちなか歩行者天国」、軽運動や文化活動ができる「高齢者いきいきふれあい館『まちなか』」など、つながる場は、市にもたくさんあります。
魅力的な人が集まり夢を語り合う、それぞれの違い・個性を尊重し、いざという時には助け合える。そんなつながりがたくさんあるまちに住めば、自然と心が豊かになり、結果的に健康や長寿につながるのではないでしょうか。
11月1日から、私が市内の会場に出向き、皆さんと懇談する地区懇談会が始まります。今年のテーマは、「市民みんなで健康づくり」と「おびひろの子育て」です。
こうしたテーマを通し、人のつながりについても、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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