おもてなしの翼広げて(広報おびひろ平成26年7月号掲載)

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ページ番号1001632  更新日 2020年12月14日

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小中学校の運動会も終わり、これから十勝は、夏本番を迎えます。梅雨がなく、からっとした気候は、本州の方にも喜ばれ、この時期には、多くの観光客が訪れます。
今年は、7月10日から、8年ぶりに開催される「国際農業機械展」のほか、8月には、4年目を迎えた日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会や、帯広では初開催となる全国健康都市めぐりなど、さまざまな大会や催しがあります。イベントに訪れる方の多くは、観光地に出掛け、おいしい食を味わい、美しい景色に心を癒されるはずです。皆さんも、観光で来られた人に会う機会が増えると思いますので、十勝・帯広に好印象を持ってもらえるように接していただければ幸いです。
先日、私の友人が、三重県にお伊勢参りに行ったときの話しをしてくれました。旅先で出会った地元の方々が、インターネットにも載っていない面白い話をたくさん教えてくれたそうです。
この話を聞いたときに、私は遠方から来たお客さまに対して、心に響くような地元の話をどれだけできるだろうかと考えました。
今となっては、大変恥ずかしいことですが、帯広生まれでありながら、雪解け直後の春先から、青々としている畑を見て、何だろう、どうしてだろうと不思議に思ったことがありました。
大学から、地元を離れていたため、「秋まき小麦」のことをよく分かっていなかったのです。
昨年、「おもてなし」という言葉がはやりました。観光などで訪れた人へのおもてなしの第一歩は、地元の人が、地元の素晴らしさをどれだけ理解し、誇りに思い、話せるかではないかと思います。
観光とは非日常、異日常の場所、空間で驚きや感動を発見することではないでしょうか。皆さんも、地元のことを改めて見つめていただき、「牧草ロール」や「防風林」など、十勝・帯広らしい話で、お客さまを迎えてください。
また、皆さん自身も、時には遠方に出掛け、異なる文化や風土に触れ、新しい発見、感動に出会い、知識や経験を広げていただければと思います。
今年は、期間限定とはなりますが、8月には名古屋便が約4年ぶりに復活し、7月には東京便の一部の機材が大型化されますので、是非、利用してください。
ちなみに、私は、出張の行き帰りに、飛行機からパッチワーク状の畑を見ると、何か言い知れぬほっとした気分になります。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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