読書習慣(週間)(広報おびひろ平成26年9月号掲載)

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ページ番号1001630  更新日 2020年12月14日

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私は大の読書好きで、家族には「家にいるときは家事など一切せず、いつも机に向かって本を読んでいる」と半ば諦め顔で言われます。私にとって読書は余暇の大きな楽しみのひとつで、ジャンルを問わず、さまざまな分野の本を手に取ります。
気に入った本に出会ったら、例えば小説の場合、その作家の作品を発表順に全て読み、その後は毎年新作の発表を楽しみに待ちます。また、50歳を越えたあたりから、自分と同年代の作家または同年代に書かれた作品を読むことが多くなりました。作品のプロット(筋立て)はもとより、作家の心象風景、問題意識などに想いをはせながら読むことも楽しみの一つです。
私たちの日常は、どこに居ようとどんな仕事をしていようと、煎じ詰めれば、半径十メートルほどの範囲の人間関係における喜怒哀楽ですが、読書はその枠を超えた多種多様な人間関係、異なる価値観・文化に触れる機会を提供してくれます。本を読むことで多くの気付きや発見があり、想像力を豊かにしてくれると思います。
活字離れといわれて久しい昨今ですが、読書をするには読むための努力や環境作りも大切だと思います。私は毎日早朝と就寝前にたとえ数ページ、数行でも読むことを自らに課しています。家庭でも家族で読書をする時間・空間を意識してつくることができるとすてきだと思います。子どもは親の背中を見て育ちます。皆さんはどんな背中を見せておられますか。
現在の図書館は平成18年にオープンして、昨年の利用者数はこれまでの最高25万人を記録しました。これからも大いに利用してください。もちろん私も利用者の一人です。図書館や各小学校ではボランティアの皆さんが読み聞かせをしてくれています。子どもたちに本を身近にするための良いきっかけになりますし、子どもの頃から読書の習慣ができることは子どもたちにとってこれからの人生への素晴らしい贈り物だと思います。ボランティアの皆さんいつもありがとうございます。
読書の秋となり、読書週間も間近です。帯広の子どもたちにも、この秋一生忘れられない感動や発見を与えてくれるような本に出会って欲しいと願っています。またその環境づくりの一環として、これからも図書館をさらに充実させ皆さんの身近に感じていただけるよう努力していきたいと思います。
さて今日はどんな本との出会いが待っているでしょう。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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