体育からスポーツへ、体育館からアリーナへ(広報おびひろ令和3年8月号掲載)

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ページ番号1009645  更新日 2021年7月20日

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長年、親しまれてきた「体育の日」は、昭和41年、日本で初めて開催された東京オリンピックの開会式が行われた10月10日を祝日としたものです。そして、10月の第2月曜日が祝日となった後、二度目のオリンピックの開催を機に、「スポーツの日」に改められ、今年はオリンピックの開会式の7月23日に祝日が変更されました。

旧総合体育館が完成した昭和47年、当時、私はバレーボール部に所属する高校2年生で、広くて大きい体育館が建ち、こけら落としに男子バレーボールの全日本メンバーが来て試合をしてくれたことを、とても誇らしく感じました。

当時のプロや実業団によるスポーツといえば、野球やバレーボールくらいしか馴染みがありませんでしたが、今ではサッカーやバスケなど、さまざまなスポーツを目にする機会が増えました。また、スポーツをする人、観る人、支える人など、スポーツとの関わり方が多様化する中、体育館の在り様も大きく変化していると感じます。

昨年、供用開始した新しい総合体育館「よつ葉アリーナ十勝」の整備には、利用者の幅広いニーズに応え、質の高いサービスを提供するため、「設計」「建設」「管理運営」に至るまで、民間企業のノウハウや活力を生かす「PFI」という新しい仕組み・手法を取り入れています。これにより、十勝・帯広に根差した複数の地元企業が連携し、全国レベルの大会にも対応できる競技コート、個人で利用できるランニングコースやトレーニングルームなども整備されました。また、プロスポーツやコンサートも開催できるよう、札幌・旭川に次ぐ規模の観客席も備わりました。さらに災害時には3千人を超える人々が避難可能な指定避難所としての機能も有しています。

今年の4月、私もプロバスケットボールを新しいアリーナで観戦する機会がありました。コートぎりぎりに設置された観客席、照明と映像を駆使した演出など、アリーナがつくりだす一体感に圧倒されました。これまで、主に“する”ことが目的だった「体育館」から、“見る”や“交流する”ことも可能な、多目的の「アリーナ」へと総合体育館の機能が変わったことを、改めて実感しました。

アリーナは、間もなく駐車場などの外構整備を終え、9月1日に全面オープンします。散歩や運動を行える河川敷とのアクセスも改善し、周辺の自然と一体的に整備された新しいアリーナを訪れてみてはいかがでしょうか。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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