特定健診・特定保健指導
初期の生活習慣病は自覚症状がなく、いつの間にか病気が進行してしまう危険があります。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した「特定健診」は、早期の糖尿病や近年注目されている慢性腎臓病の発見にも有効です。健診結果によって「特定保健指導」を行います。いずれも無料で受けることができ、土曜日・日曜日の健診日もあります。
特定健康診査を受診される方へのお願い(感染症防止について)
- 受診する当日に風邪症状等がある場合は、受診をお控えください。
- 各健診場所での感染防止対策にご理解・ご協力願います。
特定健診・特定保健指導(40歳~74歳の国保加入者が対象)【無料】
お知らせ
令和6年度の受診券の発送
令和6年度の受診券は、黄色の封筒で令和6年4月下旬に郵送しています。
特定健診のご案内を実施しています
特定健診を受けられていない40~74歳の人を対象に、受診勧奨を行う場合があります。ご理解・ご協力をよろしくお願いします。
特定健診とは 生活習慣病の原因「メタボリックシンドローム」を把握する健診
メタボリックシンドローム (内臓脂肪症候群)に着目した健診で、生活習慣病を予防することを目的に行っています。小さなリスクも見逃さない保健指導判定値や健診結果に合わせた保健指導が特徴です。
メタボリックシンドローム・生活習慣病については、下記のページをご覧ください。
(参考)
- がん検診等と一緒に受診することもできます。
- 毎年受診することで継続した健康管理ができるほか、保健指導により病気の発症を未然に防ぐことができ、医療費の減少が期待できます。
対象者は「40歳~74歳の国保加入者」です
帯広市国民健康保険加入者のうち40歳~74歳の人は、どなたでも受けることができます。
(今年度に40歳になる、現在39歳の方も対象となります。)
※帯広市国民健康保険以外の健康保険に加入している人は、健康診査の手続きなどが異なりますので、健康保険証を確認のうえ、加入している医療保険者にお問い合わせください。
後期高齢者医療被保険者証をお持ちの方の健康診査は、「後期高齢者健康診査について」のページをご覧ください。
自己負担額は「無料」です
年に1度、「無料」で受診することができます。
1.特定健診の申し込み
受診券がお手元にあるか確認してください
- 令和6年度分は、黄色の封筒で令和6年4月下旬に郵送しています。
- 年度途中で国保に加入した人や受診券を紛失した人は受診券を発行(再発行)いたしますので、国保課(電話:0155‐65-4138)にご連絡ください。
下記の「集団健診」か「施設健診」のどちらかを選び、予約してください。
どちらの健診も同じ検査内容です。
集団健診
- コミュニティセンター・福祉センターなどの公共施設で受診します。
- グリーンプラザ・その他の施設で年1~数回実施しています。
- 特定健診と一緒に前立腺がん(50歳以上)・胃がん・大腸がん・肝炎ウイルス・肺がん(結核)の各検診を受けられます。(無料。特定健診以外は受診券は不要、保険証のみ。)
集団健診の日程
受診を希望する日程を選び、北海道対がん協会に予約をしてください。
集団健診の予約・お問い合わせ
公益財団法人 北海道対がん協会 釧路がん検診センター帯広出張所
*令和6年5月7日(火曜日)より受付を行っています。受付開始時期はお電話が大変混み合いますので、お電話が繋がりにくい場合は、時間をおいてから再度ご予約ください。
- 電話:0155-27-2345
受付時間:9時00分~17時00分(月曜日~金曜日) - ファクス:0155-27-2355
ファクスは24時間受け付けています。
ファクスでお申し込みいただく場合
- 「集団健診申し込み」と大きく記入し、受診希望日・会場・氏名・住所・生年月日・日中連絡がつく電話番号を記入してください。
- 同時に受診したいがん検診等がある場合はその検診名も記入してください。
- 対がん協会から折り返し連絡を差し上げます。
施設健診
実施医療機関で受診します。
休診日や診療時間は各病院により異なります。
特定健診と一緒に前立腺がん検診(50歳以上)・肝炎ウイルス検診・大腸がん検診を受けられる病院があります。(無料。特定健診以外は受診券は不要、保険証のみ。)
下記の実施医療機関一覧でご確認の上、予約時にお申し込みください。
施設健診の予約
受診を希望する医療機関に直接予約してください。
-
実施医療機関一覧 (PDF 201.9KB)
令和6年5月31日で林内科クリニック(住所:帯広市西14条南34丁目)は閉院しました。
特定健診の受診の流れ
帯広市広報マスコットキャラクターしらかんばが特定健診を受けている様子を動画で紹介しています。
特定健診の流れもわかりますので、ぜひご覧ください。
薬局で相談できます
お近くの薬局で特定健診のご相談ができます。実施している薬局はこちらからご覧ください。
2.特定健診の受診
- 「受診券」・「国保の被保険者証(保険証)」をお持ちください。
- 午前中の健診の場合、健診前の10時間は、飲食しない。水のみ可。
- 午後の健診の場合、当日朝は軽めの食事、その後は水のみ可。
検査項目
全員が受診する検査
- 服薬歴・喫煙歴などの確認
- 身体計測…身長・体重・腹囲の計測とBMI値(体重[kg]÷身長[m]÷身長[m])の算出
- 身体診察…医師の聴診など
- 血圧測定…収縮期(最高)血圧・拡張期(最低)血圧を計測
- 血液検査…血液を採血・分析し、脂質・血糖・肝機能・じん機能の確認
- 脂質:中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール
- 血糖:空腹時血糖・HbA1c
- 肝機能:AST(GOT)・ALT(GPT)・γ-GT(γ-GTP)
- じん機能:血清クレアチニン・尿酸
- 尿検査…尿を採取・分析し、尿糖・尿蛋白の確認
「血清クレアチニン」でじん臓のろ過能力を推測
平成25年度より、じん機能の指標となる「血清クレアチニン」を血液検査項目に追加しました。「血清クレアチニン」の数値と年齢・性別から、じん臓が血清クレアチニンを含む血液の老廃物をどのくらいろ過できるかが推測でき、自分のじん臓のろ過能力の目安がわかります。下記の早見表でろ過能力を割り出し、尿検査ではわかりにくかった初期のじん機能障害をいち早くチェックできます。
一定基準のもと、医師が必要と認めた場合に受診する検査
- 心電図検査
- 眼底検査
- 貧血検査(赤血球数・血色素量・ヘマトクリット値)
3.特定健診の受診結果と特定保健指導
受診後、約1カ月後に「健診結果」・「特定保健指導の案内」が届きます
- 受診先の病院・健診機関より、受診の約1カ月後に健診結果と「生活習慣病予防のための基本情報」が送付されます(全員)。
- 健診結果により特定保健指導が必要な人には、「特定保健指導の案内」が送付されます。
メタボの進行度にあわせた「特定保健指導」を行います
健診結果から、メタボリックシンドロームと判定された人や一定のリスクをもつ人などに、「動機付け支援」または「積極的支援」を行います。
動機付け支援
健診結果により生活習慣改善の必要がある人を対象に、専門的知識を持つ者の支援により、自らが目標を設定し行動できることを目指します。
積極的支援
受診結果により生活習慣改善の必要が高い人を対象に、専門的知識を持つ者の一定期間のサポートを受け、行動目標を立て、その計画に基づき生活習慣の改善を目指します。
4.職場健診を受けた人へ
帯広市国民健康保険では40~74歳の加入者に「特定健診」の受診をお勧めしていますが、職場健診(事業主健診)の対象となっている人は、職場健診が優先となっており、「特定健診」をあらためて受ける必要はありません。
職場健診の健診内容には「特定健診」の検査項目が含まれており、職場健診の結果を国保課に提出することによって特定健診を受診したことに代えられます。
「特定健診」として受診することで、結果に合わせた保健指導が利用でき、生活習慣の改善など自らの健康づくりに役立ちます。
職場健診の結果が出ましたら、問診票に記入し、職場健診の健診結果票とともに帯広市国保課へお持ちくださるか、または、記載されている部分のコピーを郵送くださいますよう、ご協力をお願いします。
セルフメディケーションについて
セルフメディケーションとは
平均寿命が長くなり、生活習慣病などが問題になってきた現代において、日々いかに健康に生きるかが重要になっています。そこで注目されているのが「セルフメディケーション」です。セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と世界保健機関(WHO)は定義しています。
セルフメディケーションの効果
1.毎日の健康管理の習慣が身につく
2.医療や薬の知識が身につく
3.疾患により、医療機関で受診する手間と時間が省かれる
4.通院が減ることで、国民全体の医療費の増加を防ぐ
取り組み方法
健康に過ごすためには、自分の健康は自分で守ることを意識し、積極的に健康管理にかかわることが大切です。
しかし、現代人は日々の忙しさなどから頭痛や風邪などの体調不良を起こすこともあります。
そんなときは、OCT医薬品を上手に活用して、自らセルフメディケーションを図っていきましょう。具体的には、風邪をひいたときに風邪薬を飲む、小さな傷に絆創膏を貼る、疲れたときにビタミン剤を飲む、などが考えられます。
※OCT(Over The Counter)医薬品とは
薬局・薬店・ドラックストアなどで処方箋無しに購入できる医薬品のことです。今までは「市販薬」等と呼ばれていましたが、2007年より呼称が統一されました。
セルフメディケーションを上手に行うポイント
セルフメディケーションの基本として、まずは自分の身体の状態を知ることが第一です。
毎年健診を受診することで、自分の健康状態を知ることができます。
また、病気や薬についての正しい知識を身につけることも大切です。
自分が飲んでいる薬の記録等をつけることで、医師や薬剤師に自分の体質に合ったアドバイスも受けられます。
普段から適度な運動と栄養バランスの良い食事を取り、十分な睡眠を確保し、自然治癒力を高めていきましょう。
セルフメディケーション税制について
特定健診の「結果通知表」はセルフメディケーション税制(医療費控除の特例)(※1)の申告の際に、一定の取組を証明する書類として使えますので、大切に保管してください。
「結果通知表」を紛失した場合などで、一定の取組を証明する書類が必要な場合は「確認書」を発行いたしますので、手続きに来る方の本人確認ができるもの(※2)を持参し窓口で申請してください。
(※1) セルフメディケーション税制について
(※2) 手続きに来る方の本人確認ができるもの
- 1点確認:公的機関で発行された、顔写真付きで名前+生年月日又は住所が明記されているもの。
(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、障害者手帳など) - 2点確認:公的機関で発行された、顔写真がないもので名前+生年月日又は住所が明記されているもの。
(健康保険証、介護保険証、年金手帳、高齢受給者証、限度額適用認定証、健康保険資格喪失証明書など) - 手続きに来る方が対象者と同世帯でない場合:代理権が確認できる書類として「委任状」又は対象者の名前+生年月日又は住所が明記されている公的書類 (上記参照)のうち1点が必要です。
マイナポータル上での健診結果閲覧について
マイナンバーカードの健康保険証利用申込をした方については、令和3年10月からマイナポータル上で特定健診や事業主健診等の結果の閲覧が可能になりました。この仕組みを用いて、令和2年度以降に受診していただいた健診の結果を閲覧できます。健診結果のデータは健診受診年度の翌年度11月1日までに登録する予定です。
オンライン資格確認等システムによる特定健康診査情報の提供に関する不同意申請書について
令和3年10月より、オンライン資格確認等システムを活用した特定健診等データの保険者間の引継ぎが開始されました。
これにより、帯広市国民健康保険加入以前の保険者で受診された特定健診結果を帯広市国民健康保険が自動的に取得することができるようになりました。
なお、保険者間の引継ぎを希望しない場合は、不同意申請書に必要事項を記入のうえ、市役所国保課まで郵送または提出してください。
特定健診 よくある質問Q&A
- 受診券が見当たりません。どうしたらいいですか?
- 特定健診は絶対に受けなければならないのですか?
- 体調も良く元気なので受けなくてもいいですか?
- 他の検診も同時に受診できますか?
- 持病で通院していますが、受ける必要はありますか?
- 毎年、自分で人間ドックを受けていますが、受ける必要はありますか?
特定健康診査等実施計画
帯広市国保では、「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき、特定健康診査等実施計画を策定し、特定健康診査・特定保健指導を実施しています。第三期特定健康診査等実施計画(平成30年度~)からは、帯広市国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)と一体的に策定し、両計画を連動させて運用しています。
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このページに関するご意見・お問い合わせ
市民福祉部健康保険室国保課給付係
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
電話:0155-65-4138 ファクス:0155-23-0152
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