定住自立圏構想

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ページ番号1003301  更新日 2023年10月31日

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「定住自立圏構想」は、都市機能を有する市と近隣町村が相互に役割分担・連携・協力することにより、必要な生活機能を確保し、地方圏への人口定住を促進する政策です。
十勝圏における「定住自立圏構想」の取り組みについてお知らせします。

定住自立圏構想の概要

目的

地方圏において、安心して暮らせる地域を各地に形成し三大都市圏(首都圏・中京圏・近畿圏)への人口流出を食い止める。
三大都市圏の住民にもそれぞれのライフステージやライフスタイルに応じた居住の選択肢を提供し、地方圏への人の流れを創出する。

概要

圏域の中心的な役割を担う「中心市」が圏域全体に必要な都市機能を整備し、「周辺町村」は、環境、歴史、文化など、それぞれの魅力を活用し、相互に役割分担をしながら連携と協力を図り、定住の受け皿となる自立した生活圏域の形成を進めるものです。

中心市と周辺市町村との関係を示した定住自立圏のイメージのイラスト 中心市と周辺市町村が生活実態や将来像を勘案し、協定を結ぶことにより、自ら圏域を決定します。協定に基づく相互連携により、(1)中心市の機能の積極的活用、(2)権利・負担関係の明確化、(3)圏域意識や地域の誇りの醸成などを図ります。

中心市

人口:5万人程度以上(少なくとも4万人超)
昼夜間人口比率:1以上(合併市の場合は、人口最大の旧市の値が1以上)

近隣町村

中心市と近接し、経済、社会、文化または住民生活などにおいて密接な関係を有する市町村
(関係市町村において判断)

定住自立圏構想の詳しい内容や、他の地域の取り組みなどについては、総務省のホームページをご覧ください。

定住自立圏の進め方

定住自立圏構想を進めるには、「中心市宣言」、「定住自立圏形成協定」、「定住自立圏共生ビジョン策定」の3つの手続きが必要になります。

中心市宣言

中心市宣言は、中心市が、周辺にある町村と地域全体における人口定住のために、必要な生活機能の確保に関して中心的な役割を担う意思を有することを明らかにするものです。
定住自立圏の形成に向けた取り組みの第一歩となります。

定住自立圏形成協定

定住自立圏形成協定は、中心市宣言を行った中心市と周辺にある町村が「1対1」で締結します。
協定の締結にあたっては、各市町村の議会の議決が必要になります。
(この協定の積み重ねが「定住自立圏」になります)

協定には、人口の定住のために必要な生活機能を確保するために、役割分担し、連携していくことを記載する必要があります。

定住自立圏共生ビジョン策定

定住自立圏共生ビジョンは、定住自立圏の将来像や、協定に基づいて推進する具体的な取り組みを記載するもので、中心市が策定します。
ビジョンの策定にあたっては、民間や地域の関係者を構成員とする協議・懇談の場である「圏域共生ビジョン懇談会」の検討を経る必要があります。
また、ビジョンの期間は、概ね5年間とし、毎年必要な変更を行います。
なお、「定住自立圏共生ビジョン」に基づく取り組みに伴う財政需要については、国において、一定の財政措置を講じています。

十勝圏における取り組み状況

中心市宣言(平成22年12月15日)

写真:中心市宣言を行う市長

平成21年11月から、十勝19市町村で構成する十勝圏広域連携推進検討会議などにおいて、連携の可能性について調査・研究などを行い、平成22年11月26日に管内の市町村長により、オール十勝で定住自立圏の形成を目指すことを確認しました。

この確認を受け、帯広市は、平成22年12月15日、帯広市議会12月定例会において、市長が「中心市宣言」を行いました。

中心市宣言書

定住自立圏形成協定

帯広市の中心市宣言後、十勝19市町村では、オール十勝での定住自立圏の形成をめざして、推進体制を構築し、連携する取り組みについて協議をすすめてきました。

その結果、帯広市と18町村の間で、19項目について連携が可能との結論を得たことから、各市町村は、定住自立圏の形成協定の締結に向けて、平成23年6月に開催された議会に議案を提出し、すべての議会で原案どおり可決されました。

これを受けて、7月7日(木曜日)に合同調印式を開催し、帯広市と音更町、士幌町、上士幌町、鹿追町、新得町、清水町、芽室町、中札内村、更別村、大樹町、広尾町、幕別町、池田町、豊頃町、本別町、足寄町、陸別町、浦幌町の18町村とがそれぞれ協定を締結し、十勝定住自立圏が形成されました。

写真:十勝定住自立圏形成協定 合同調印式の様子

協定項目一覧

協定書

帯広市と18町村が締結した「定住自立圏の形成に関する協定書」は、次のとおりです。
なお、令和2年3月には、新規項目の追加などに伴う協定変更を行いました。

平成23年7月7日 締結
平成28年3月31日 変更
令和2年3月31日 変更

定住自立圏共生ビジョン

定住自立圏形成協定後、民間団体や地域の関係者などで構成する「共生ビジョン懇談会」やパブリックコメントの意見を踏まえ、管内町村との協議を経て、圏域の将来像や具体的な取り組みを定めた十勝定住自立圏共生ビジョンを策定しました。
また、平成23年度からの成果や課題を踏まえ、令和2年3月に第3期共生ビジョンを策定しました。

共生ビジョンは、取組の進捗に伴い、毎年度所要の見直しを行います。

平成23年9月30日 策定

平成28年3月31日 第2期共生ビジョン策定

令和2年3月31日 第3期共生ビジョン策定

令和2年10月30日 第1回変更

令和3年10月29日 第2回変更

令和4年10月31日 第3回変更

令和5年10月31日 第4回変更

共生ビジョン懇談会の詳細は「十勝定住自立圏共生ビジョン懇談会」のページで確認できます。

パブリックコメントの実施結果は「第3期十勝定住自立圏共生ビジョン(原案)」のページで確認できます。
(意見募集期間:令和元年12月2日~令和2年1月6日)

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政策推進部企画室企画課
〒080-8670 帯広市西5条南7丁目1番地
電話:0155-65-4105 ファクス:0155-23-0151
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