学習指導要領
教育水準を確保するために、各教科などの目標や内容などを定めている学習指導要領と、それに基づく取り組みについてお知らせします。
学習指導要領とは
全国どこの学校で教育を受けても、一定の教育水準を確保するために、各教科などの目標や内容などを文部科学省が定めているもので、教科書や学校での指導内容のもとになるものです。
ほぼ10年ごとに告示します。
学習指導要領の理念
「生きる力」をはぐくむこと。
- 自ら学び、自ら考え主体的に判断し行動し、問題を解決する力の育成
- 他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性の育成
- たくましく生きるための健康や体力の育成
学習指導要領の改正
平成18年12月に教育基本法が約60年ぶりに改正され、その後の学校教育法の改正を受けて、平成20年3月に学習指導要領が告示されました。さらに、平成27年3月、学習指導要領が一部改正され、これまでの「道徳」が「特別の教科 道徳」として実施されることとなりました。また、平成29年3月31日に「新学習指導要領」が告示され、小学校においては令和2年から、中学校においては令和3年から全面実施されることとなりました。
新学習指導要領の実施時期
- 小学校:令和2年度
- 中学校:令和3年度
新学習指導要領の主な方針
- 子供たちが未来社会を切り拓くための資質・能力を一層確実に育成。その際、子供たちに求められる資質・能力とは何かを社会と共有し、連携する「社会に開かれた教育課程」を重視。
- 知識の理解の質をさらに高め、確かな学力の育成。
- 道徳教育の充実や体験活動の重視、体育・健康に関する指導の充実により、豊かな心や健やかな心の育成。
- 「主体的・対話的で深い学び」の実現…何が出来るようになるかを明確化
- 各学校におけるカリキュラム・マネジメントの確立
- 言語能力の確実な育成、理数教育の充実、伝統や文化に関する教育の充実、道徳教育の充実、体験活動の充実、外国語教育の充実(※小学校において、中学年で「外国語活動」を、高学年で「外国語科」を導入。)
具体的な改善事項
- 言語活動の充実
国語科だけでなく、各教科などにおいて記録、説明、論述、討論などの学習活動を充実する。 - 理数教育の充実
科学技術の土台であること、国際的な通用性などを踏まえ、理数教育の充実を図る。 - 伝統や文化に関する教育の充実として
我が国や郷土を愛する心や、伝統・文化を継承発展させるための教育を充実する。 - 道徳教育の充実については
- 学校の教育活動全体を通じて行うことを明確にする。
- 発達段階に応じ、社会性や豊かな人間性をはぐくむ観点からの体験活動の充実。
小学校教科に関わる具体的変更点
- 現行9教科、特別の教科道徳、特別活動、総合的な学習の時間に加え外国語活動・外国語科を追加
- 国語、社会、算数、理科、体育の授業時数はこれまでとほぼ同様。小学校6年で1015時間程度。
中学校教科に関わる具体的変更点
現行9教科、特別の教科道徳、特別活動、総合的な学習の時間等、これまでとほぼ同様。授業時数は1015時間程度。
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