平成26年8月18日 市長記者会見

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ページ番号1001188  更新日 2020年12月14日

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とき
8月18日(月曜日)、11時〜11時30分
ところ
市庁舎4階 会議室
出席者
サッポロビール株式会社 常務執行役員・北海道本社代表兼 北海道本部長 高島 英也 様
株式会社テキサス 代表取締役 落合 洋 様
株式会社福原 専務取締役 浅野 啓二 様
生活共同組合コープさっぽろ
スーパーバイザー 山田 潔 様
帯広市長 米沢 則寿
サッポロビール 北海道本部道東支社長
渋谷 尚史 様
サッポロビール 北海道本社 営業部長
竹林 明 様
サッポロビール 北海道本部流通第2営業部
森本 光俊 様
ばんえい振興室 佐藤 室長 三好 主幹

写真:記者会見の様子

ばんえい十勝缶の販売に関する取り組みについて

<高島本部長> サッポロビール北海道本部長を務めています高島です。いつも大変お世話になっています。
先日、帯広に宿泊しました。そのとき、部屋に「ようこそ帯広へ」と支配人のサインとばんえい競馬、ばんえい十勝のシーンが入ったカードがありまして、どうぞごゆっくりということでした。帯広の特徴的なシーンだということを再認識させていただきました。

皆さまが知ってらっしゃるとおり、北海道の馬文化は北海道遺産です。その中の一つがばんえい競馬、ばんえい十勝です。しかも、ばんえい十勝は、世界で唯一の競馬です。先ほど、佐藤室長、米沢市長とお話をさせていただきましたが、馬と観戦者とが一体となる。そして、最後尾の馬が坂を降りきったところでみんなの大歓声が起きる競馬は世界にはありません。

我々としては、8年前、北海道内のばんえい競馬が帯広に集約されて、ばんえい十勝とブランド名も決定してから、ずっと応援をさせていただいています。明日発売となる麦とホップ「ばんえい十勝缶」も8年目になります。
この缶を手に取っていただいて、ばんえい十勝のファンのみならず、一般市民の方々にも強く認知をしてもらい、ぜひ、ばんえい十勝の競馬場に実際に見に来ていただいて、馬券を買っていただくところまでやりたいと思っています。
最終的には、先ほども佐藤室長と話しをしましたが、もっと賞金を上げて、もっと魅力的にしたいと思っています。その目的のために、昨年まで、ばんえい十勝缶は、十勝エリア限定の発売でした。今回から、全道に販売エリアを広げることにします。全道に販売エリアを広げることによって、もっと多くの人達に支援してもらえるように、興味を持ってもらえるようにしたいと考えています。
いずれにしましても、ばんえい十勝の隆盛が帯広市ひいてはオール十勝、最終的には、北海道の魅力がぐんぐん上がっていくようにしたいと思っています。サッポロビールとしては、一緒になって応援していきたいと思っています。
今日は、ありがとうございます。

<市長> 今、お話をいただきました。サッポロビールさんには、毎年、こうしてばんえい競馬を応援するために「ばんえい十勝缶」を発売していただいて、大変感謝申し上げる次第です。

毎年、ばんえい十勝缶の発売を楽しみにしているファンが大勢いますので、今年も多くのばんえい競馬ファンに喜んでもらえると感じています。
8年目を迎えるばんえい十勝缶ですが、十勝管内だけではなくて北海道全域に拡大して、多くの方たちが手に取っていただけるということですので、大変有難く感じていますし、その効果を期待したいところです。
今回の道内全域に対して販路の拡大ということで、流通の皆さま達にも、大変ご協力いただくことになり、厚くお礼を申し上げます。

サッポロビールさんには、今回の十勝缶だけではなくて、いろいろなイベントでのご協力や、サッポロビールさんのスローガン「ふるさとのために、何ができるだろうか」のもとで、ばんえい十勝の盛り上げの為にご尽力いただいていることを重ねてお礼を申し上げます。

今回、インフィニティー号ということですので、インフィニティーの言葉どおり、無限大、無限にばんえい十勝、そしてこのビールも拡大していくことを期待して私からのご挨拶に代えたいと思います。どうもありがとうございます。

<落合代表取締役> 落合です。私達は地元に住んでいて、幼い頃から馬には深い繋がりを持っています。その中で、ばんえい競馬は、私が小さい頃、競馬という面だけで捉えていました。それが、今回このような形で、全道のみならず世界的にも残せる一つものになったということは、すごく誇りを持っていいのではないかと地元の一市民としても感じています。

今日は、売る側の立場に立ってお話を申し上げます。サッポロという一つのメーカーがここまで、落とし込みをやってくれるのはなぜなのかと感じています。サッポロビールは、札幌が本拠地でスタートしている会社ですので、そういった思いがあると思いつつも、ここへ来て商品化したものを十勝管内のみならず全道に展開していただけることは、私達売る側としてもすごく責任を感じています。

サッポロビールの単なる販路や売り上げだけではなくて、素晴らしい十勝の遺産を商品化して売っていただけるということに、心から感謝したいと思います。また、我々も真剣に売らなければいけないと感じているところであります。これからもサッポロビールの更なる協力をよろしくお願いします。以上です。

<浅野専務取締役> 浅野です。今日は、このような席に出席させていただいたことを感謝したいと思います。今、いろいろとお話がありましたけれど、私も帯広に生まれて、帯広で育って、今日まで来ています。
実は、今年、私もばんえい競馬2回行っています。一度目は京都から知り合いが来て、ぜひ見たいということでお付き合いをさせていただきました。もう一回は孫と一緒に行きました。去年も行きましたが、大きな馬に泣き出しました。今年はしっかりとなじんでくれました。ばんえい競馬に対して愛着があるし、少しでもばんえい競馬をいろいろな機会で広げたいというのが私の思いでもあります。

今日、サッポロビールさんの「麦とホップ」の発表会のお話をお聞きし、出席させていただいています。先ほどから出ていますが、もう8年間も続いているわけです。この8年間を我々がもう一度振り返ってみて、貢献できたのかと考えますと、まだ足りなかったと思います。先ほど社を出てくる前に担当から聞いて、先ほどの落合社長ではありませんが、野球でいう三割バッターまではいきませんけども、二割五分くらいまでは貢献できるかと思っています。

十勝限定から釧路や全道にということですから、我々のグループも全道へも展開していますので、チャンスとして頑張っていきたいと思っています。そして、地域からこのような商品を育てていかなければならないと思っています。
先ほど本部長が遠慮がちに全道展開と言っていましたが、たぶん狙っているのは全国展開だろうと思っています。これを機会に広げていくチャンスだと思います。私はフードバレーとかちとして、十勝が何を発信するのか、立場上聞いていますので、地域に貢献する企業として頑張っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

<山田スーパーバイザー> コープさっぽろの山田です。帯広の中では、新参者のコープですが、サッポロ様の発売と帯広地域の振興に協力できればと考えていますので、これからもよろしくお願いします。

報道機関との質疑応答要旨

<記者> 今回、十勝から全道になりましたが、8年目に全道発売になった理由があれば教えてください。
3000ケースは今までの販売数として多いのか。
全国展開は考えていらっしゃるのか。

<高島本部長> 浅野専務からも後押ししていただけそうなので、全国展開をしたいと強く思いました。

<サッポロ社員> 今年、全道発売になぜしたのかといいますと、今までは十勝の方々にもっと知っていただきたいという主旨のもと、やらせていただいたところです。やはりもっと広い形できないかなどのいろいろなアイデアの中で、広げさせていただいたということです。それによって、数多くのチェーンさんの取り扱いにできたのかと思います。まだ、十勝で販売するボリュームが一番大きい状態になっています。
3000箱は、市場で、フレッシュネスローテーション、新鮮なうちにお客様にお届けし、飲んでいただきたいという観点から、1カ月くらいを販売の期間と考えていまして、そこから算出しますと、3000箱は適正と考えています。ただ、今後はこれより販売エリアを広げさせていただいて、明年以降はもう少し大きい数を狙っていきたいと思っています。

<記者> 去年と比べてほぼ同じくらいですか。

<サッポロ社員> ほぼ同じくらいです。

<高島本部長> 先ほど言い忘れましたが、この缶に書いてある絵についてです。インフィニティー号と浅田騎手も含めて、先日、北海道Likers(ライカーズ)という私どものフェイスブックサイトに情報を掲載しました。
この缶を売るという目的だけではなくて、ばんえい十勝がどのような人間ドラマがあるのかも含めて、いろいろな情報と絡めて人気を作っていきたい。そのようなところに貢献できたらいいと思っています。
ちなみに、北海道LIKERSは、英語版と中国語版もありまして、日本語版も入れて、毎日23万人くらいがアクセスしています。月にすると、多い月で1千6百万人くらいの人が眺めていますので、東南アジアの人達も相当多くご覧になっていますから、観光の一つのスポットとして人気が出るところに貢献できたらいいと思っています。

<記者> 8年目ですが、そもそもばんえい十勝缶を発売し始めたきっかけを教えてください。サッポロビールさんに、メリットがどこにあったのか。
もっと広い形で販売しようとなったということでしたが、8年目で売れ行きがよかったから、もっと広い形でとなったのか。

<高島本部長> 発売のきっかけは、北海道の馬文化が北海道遺産になっていることです。北海道庁と包括連携協定を2007年に取り交わしたこともありました。それ以前から、北海道にあるものをもっと大事にして、PRして行く為に、サッポロビールが出来ることをやって行こうということで、北海道の馬文化を支援する取り組みをしていました。
北海道の馬文化といいますと、ばんえい十勝、もうひとつとして軽種馬の生産を中心とするホッカイドウ競馬です。それらの経営が大変だという話を聞いているので、応援しようということです。最終的には、馬券の売り上げに繋げるのと、馬券の売り上げというギャンブル性を感じる部分だけではなくて、例えば、軽種馬の生産でいうと、日高の風景を大事にしたいのです。その風景がなくなってしまうという非常に強い危機感を今でも持っています。少しずつ北海道の馬が人気になっていますから、少しは安心をしていますが、北海道の牧場には、あの緑とあの青い空、そこに馬が走っているあの風景があります。
先日もばんえい十勝のパドック行きましたが、ものすごい度迫力です。サラブレッドの2倍もある大きな体の馬が、人の間近を通って行く素晴らしい馬文化だと思っています。北海道の開拓の文化そのものでもあるわけですし、私どもとしては北海道の馬文化、北海道遺産になっていることを、応援していこうということでやってきたことがきっかけです。

売れ行きについては、昨年の例では良くお求めいただき、各チェーンの皆さま方にお世話になったのも事実です。売れ行きは大変好調です。そういったものがベースにあって拡大もしていきたい。ただ、拡大をする際には、売り上げだけではなくて、人気を上げて、帯広十勝に来ていただく人を多くする。そして、実際にここで見てもらい、ここにお金を落としてもらうようにつなげて行きたいと思っています。私どもの売り上げと利益を考えると同時に、帯広と十勝の売り上げと利益を考えていきたいと思っています。

<記者> ビールが販売される場所として、スーパーやコンビニがあると思いますが、それ以外に販売する場所があったら教えてください。

<サッポロ社員> 帯広競馬場さんでもご販売はいただきますけど、基本的にスーパーマーケットさんが中心となっていきます。

<記者>コンビニもやるんですか。

<サッポロ社員>今回、セイコーマートさんはお取り扱いがあります。
その他に、テキサス様、フクハラ様、コープ様、ダイイチ様、いちまる様、イオン様、ドン・キホーテ様、セイコーマート様、丸井今井様、恵比寿屋様、ハピオ様、その他に、スーパーマーケットさん、ディスカウントストアさん、キヨスクさんでも販売させていただきます。

<記者> 競馬場は、帯広競馬場のみの扱いですか。

<サッポロ社員> そうです。

<高島本部長> これから(他の競馬場でもおくことを)考えていいですね。今、ネットや全国の競馬場で、ばんえい十勝の馬券が買える状態になっていますので、それもなにかの機会にしたいですね。

<記者> 現在、ネット販売はしてないのですか。

<高島本部長> 私どもから進んではやっていません。

<記者> 今後、視野に入れていくということはあるのですか。

<高島本部長> 私どもから積極的にやることはないのですが、いろいろな方々から土産物需要などの機会を感じる方がいれば、ストップするわけにはいかない状況はあります。

以上

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