平成26年9月3日 市長記者会見

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ページ番号1001187  更新日 2020年12月14日

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とき
9月3日(水曜日)、10時〜10時30分
ところ
市庁舎4階 会議室
出席者
帯広市長 米沢 則寿
政策推進部 阿部部長 磯野企画調整監
商工観光部 井上企画調整監 加藤観光課長

写真:記者会見の様子

平成26年度観光プロモーションのミュージックビデオとポスターの完成について

<市長>おはようございます。今日はよろしくお願いいたします。
平成26年度の観光プロモーション用のミュージックビデオとポスターの完成について、発表させていただきます。

はじめに、「とかちのかち」のミュージックビデオについてです。
お手元の資料の3ページを開いてください。
このミュージックビデオは、従来からやっている首都圏イメージアップキャンペーンの第3弾ということで制作したものです。過去2年間は、JR山手線の中吊り広告をジャック(占拠)して、イラストによるPRを行ってきました。
今年は歌声と映像で、十勝の魅力を体験してもらおうと作成をしました。

曲名は、従来からキャンペーンで言っている平仮名の「とかちのかち」で「〜愛と大地のメロディ〜」です。
作詞は「とかちのかちプロジェクト」の内野代表、作曲は帯広出身の中町さん、編曲は帯広小学校の川崎先生、そして歌声は全日本合唱コンクール高校部門で日本一になった帯広三条高校の合唱部、映像監督は著名なアーティストのミュージックビデオを手がけています堀田昭宏さんに務めていただいて完成したものです。
続いて、4ページです。映像内容は、広大な牧場、それから黄金色の小麦畑、森や山々、野に咲く花、十勝の大自然とともに生きて働く人々の美しさと輝きなどを出したい。
そして、十勝の無限の可能性と十勝に生きる喜びなどを「十勝の価値」として表現してみようということになりました。
それでは、僕がしゃべっているよりも実物を見てもらった方がわかると思いますので、ダイジェスト版は30秒で、完成版が9分です。それぞれご覧いただきます。

〈市長〉今見ていただいた映像は、ユーチューブと「とかちのかち」フェイスブックの他に、AR、Augmented Realityという拡張現実アプリを活用して、本日から配信していきます。
それから、最初に見ていただきました30秒のダイジェスト版は、渋谷スクランブル交差点に大きなデジタルサイネージ「キューズアイ」があり、ここで9月22日から1週間放映と、それから首都圏での旅行博覧会、観光セミナーなどで活用していきたいと考えています。

それから、「フードバレーとかち」の推進で、今まで3つの柱の展開方策の一つとして「とかちの魅力を売り込む」ことを掲げています。
今の映像に中にありました十勝の川や森、山々などの大自然、大地の恵みの農畜産物、それから加工した食、そして働く人々などは、「フードバレーとかち」の活力であったり、その源、躍動する大地を表現しており、十勝のイメージアップを図っていくことで、結果、消費拡大や観光客の誘致につなげていきたいと考えています。

今回制作のミュージックビデオは、昨年に引き続いて首都圏のクリエイター集団「とかちのかちプロジェクト」の企画提案によるものです。
それから、渋谷の「キューズアイ」での放映は、十勝の小麦を使った食パン「ゆめちから入り食パン」を発売されているPasco(パスコ)ブランドの敷島製パンさん、関西以西では一番大きな製パン会社です。昨年まで、中吊り広告の協賛をいただいていました。今回、この企画にも協賛をいただきまして、30秒の先ほどのダイジェスト版の放映後に、敷島製パンさんの広告が30秒入り、合わせて1分ということで、渋谷のデジタルサイネージで発信していきます。
ここまでがミュージックビデオについての話で、次に市民と作る観光ポスターについてです。資料の5ページ目をご覧ください。

帯広市の観光ポスターで、2年ごとに製作をしています。
今回は、7社によるプレゼンテーション(提案)を受けました。その結果、プロコム北海道の企画提案で行くことになりました。

特徴としては、「市民の皆さまこそが帯広の顔」をコンセプトに、今回初めて、市民からモデルを公募して、市民と作る観光ポスターになりました。記者の皆さんの後ろに大きく貼ってあるのが、10種類のポスターです。
帯広の魅力をとにかく伝えたいという気持ちはわかってもらえると思っています。

モデルの公募には44人の多くの市民にご応募いただき、ご参加いただいた結果、行ってみたい、行ったらもっとすごいだろうと思ってもらえるポスターができたのではないかと思っています。
10種類のポスターは、定番でありますばんえい競馬、愛国・幸福駅、豚丼、スイーツ、北の屋台それから、四季を表現するため、春のガーデン、夏のサイクリング、秋の収穫、酪農体験、冬の氷まつりという構成にしてみました。

各ポスターは、先ほど言いました拡張現実技術を活用してスマートフォンで「とかちのかち〜愛と大地のメロディ〜」が視聴できるようになっていまして、ポスターの下のところにスマホをかざしてもらい、ARのアプリを使うと先ほどのビデオが見られるということになっています。
今回、作成したミュージックビデオ、それからポスターは、繰り返しになりますが、十勝・帯広の美しさというのをしっかりと見ていただきたいし、そこに住む人々が輝いているのが十勝の魅力だと改めて主張していきたいと思っています。

これまで、何年もやってきました十勝の違いを発信してきていますが、やはりみんなが共通して感じるのは、驚きといいますか、ここは元気で、それが風景と自然につながっているあたりが、今回のミュージックビデオや後ろのポスターも考え方として一貫していると考えています。
ぜひ多くの方にビデオなどをご覧いただきたいと思っていますし、外部の人はもとより、十勝に住んでいる方にも改めて見ていただくことで、「そうだ。これが俺たちの住んでいる十勝だ」ということ。それからもっと自分たちも入っていって、この次のポスターは自分も出てやろうというくらいの気持ちになったら、動きがでてきていいと個人的には思っているところです。これがポスターについてです。

それから次に、秋の首都圏での観光プロモーションについても少しお話させていただきます。資料の7ページをご覧ください。今月は、十勝魅力発信セミナーを開催し、旅行エージェントとの商談会や、世界最大級の旅行博「ツーリズムEXPOジャパン」に出展していこうと思っています。
こうした素材を活用して、十勝の魅力「とかちのかち」をアピールしていこうと思っています。

最後に、8ページをご覧ください。既に各紙新聞記事で取り上げていただいているところもありますが、十勝出身の首都圏在住者などで作っているグループ「ワイガヤ十勝」という団体があります。
アジアの観光客向けに短編映画「マイ リトル ガイドブック」を制作中です。
十勝の観光魅力を紹介する短編映画として、今作ってくれていまして、7月に十勝ロケをしました。まだ、完成していませんが、ダイジェスト版が届いていますので、これも少し触りを見てください。

〈市長〉(見所は)これからでしたけど。11月の完成に向けて、今、編集作業を進めているということであります。
私どもは、従来からアジアのプロモーションを進めさせていただいていますが、今後の海外プロモーションにぜひ活用させてもらいたいと考えていますし、彼らの目線の映画ということで、すばらしい作品になってほしいと期待しています。私からは以上です。

報道機関との質疑応答要旨

<記者>ミュージックビデオのロケ地というのは、さっき市長のお話にありましたが、この写真を見ると、小麦畑と他になにかありますか。

<加藤課長>十勝管内の先ほど映った十勝しんむら牧場さん、豊頃のはるにれの木など十勝管内のいろいろなところを撮って回ったということです。
今回、三条高校さんの合唱部がメインで出演してくれているので、三条高校での撮影や、三条高校の合唱部の方々にはるにれの木や中札内の六花の森などといったところに来ていただいて、十勝全体での撮影ということでお話させていただきました。

<記者>三条高校の生徒が畑で歌っているのは、帯広ではなくて、どこですか。

<加藤課長>畑のシーンは帯広です。

<記者>撮影は、帯広市内に限っているわけではないのですか。

<加藤課長>とかちのかちということで、帯広市内だけでなくて、十勝全体で撮っています。

<記者>観光ポスターは、帯広市を中心に紹介しているのか。それとも、これも十勝を紹介しているのか。

<加藤課長>ポスターは帯広市の観光として、帯広市民をモデルに、帯広市内で撮影しています。

<記者>ポスターは、合計1000枚作って、どこに貼り出すのか。

<加藤課長>これから、国内の観光プロモーションや海外のプロモーション、北海道物産展などに十勝の物産品などを持っていきますので、そこで貼り出すことになると思います。

<記者>ミュージックビデオとは違って、具体的にどこに張り出すとかまだ決まってはいないのか。

<加藤課長>具体的にはこれからで、必要なところに貼るということです。

<記者>ポスターは2年間くらい使うということか。

<加藤課長>次に作成する平成28年までの2年間使います。

<記者>ビデオとポスターの全部で、どれくらいの費用をかけているのか。

<市長>ミュージックビデオが帯広市の事業費360万円、このうち180万円が北海道の交付金を利用させてもらっています。
それから、観光パンフレットは事業費300万円、パンフレットに広告が一部入っているので広告収入が80万円の歳入ということで見込んでいます。
過去のポスターでは、平成20年は4種類、平成22年度は1種類、平成24年度は4種類、今回は10種類となっています。「知ってる帯広」などが、今、市役所に貼っています。

<記者>改めて、市長個人のミュージックビデオができた感想と、ご自身も出演されていかがでしたか。

<市長>最初は、どのようなものができてくるのかと思いましたが、出来上がったものについては、非常になるほどと思って見ました。
どうしても我々が中で作ると、内向きなというか、一人よがりな感じがします。「とかちのかち」プロジェクトは、東京のクリエイター集団と一緒にやっていて、彼らが発信してくれる企画というのは、僕にとって、山手線のジャックの時も、今回のデジタルサイネージを使って行こうとする時も、とても斬新な提案をいただいています。
ビデオには、提案してくれた「とかちのかち」の歌と映像が入って、どこでもやっているものよりも、ちょっと違う企画ができたと思っています。
9分ほどでしたが、見入っちゃいました。こういう発信の仕方もあると、かつ、最近スマホをみんなが使うようになった中で、ARの技術を使って、ビデオを見てもらえる可能性があるわけです。ですから、単発のイラストだけというものよりも、これはどういう反応があるのかと楽しみにしています。
それから、自身の出演としては、声をかけていただいたので出ました。どのくらいの感じになるのかと思っていたのですが、許してもらえる範囲と思っています。

<記者>この後、東京でやるプロモーション関係の予算はどれくらいでしょうか。

<加藤課長>プロモーションにつきましては、帯広市単独ではなくて、19市町村が作っている協議会が主催していたり、十勝観光連盟の主催、とかち観光誘致空港利用推進協議会の主催で、それぞれの予算になっていまして、市の単独でやるのは(5)の丸の内のタニタ食堂だけで、予算は40万円となっています。
残りにつきましては、それぞれ団体がお金を出し合いながら実施していきますので、この場では金額をお示しできません。

<記者>さっき市長おっしゃっていた自治体が、観光PRでミュージックビデオを作って首都圏に売り込むのは、かなり珍しいのか。

<市長>(各自治体では)いろいろなことをやっていられると思いますが、少なくとも僕の周辺では見たことがないですね。
1番は目を引くのではないかと思っているのです。特にきれいなシーンが多いですよね。イラストなどはインパクトがあると思いますが、デジタルサイネージのような人がいっぱいいる時に、きれいなものは目を引くのではないかと思います。そういう面では、特徴が出たと思っています。
例えば、プロモーションで海外に行った時に、北海道はこういうところで、そのきれいなところの写真を並べているスライドショーのようなものは結構あると思いますが、帯広三条高校の彼女たち彼らがこの歌に合わせて、歌で「とかちのかち」を発信していく作り方は、僕はあまり見たことがないです。

そこに人をどうやって結びつけていくかという時に、写真は観光で一番きれいな場所を写すだけなのです。
だけど、今回の後ろのポスターもそうですが、一番いっぱい映っているのは人です。定番的な言い方になりますが、観光は、そこに生きている人、輝いている人を見に来るはずです。それをどうやって表に出していくか、みんなは努力して、チャレンジしていると思います。
今回は、「とかちのかち」の歌と、それを合唱してくれている学生たち、ここで働く人たち、生きている人たちの様子も重ねていって発信していくミュージックビデオになりました。
そして、後ろのポスターも見ていただいたとおり、帯広の市民の皆さんに参加していただいて、それぞれのシーンとして、数を増やしてみたところです。

<記者>渋谷のスクランブル交差点の放映は、敷島製パンが基本的に放映料を全部払ってくれるということですか。
市の方は持ち出しがないというイメージですか。

<加藤課長>スクランブル交差点のキューズアイは、「とかちのかち」のプロジェクトの方で企画をしているものでして、そこに我々や敷島製パンさんも協賛金を出しているという形で行っています。

<市長>両方からだから、そのプロジェクトが向こうからいくらというのは、僕らは関与していない。敷島製パンがいくら出しているかわからない。

<記者>さっきの制作費360万円は、制作費と協賛金を含めてですか。

<加藤課長>ビデオ制作費のみです。

<市長>最後に、一言言い忘れました。渋谷のスクランブル交差点の通行量は仮定の数字ですが、一日30万人から50万人だそうです。
敷島と合わせて毎回60秒映像を流すとなると、一日50万人として計算すると7日間で約6万人(※)という数字があります。
このメインビジョンは、縦7m28cm、横12m95cmですから、ある程度の大きさがあります。よくコマーシャルなどで、テレビに出るところを使います。

※ 計算式 50万人÷60/3600秒×7日間=約6万人

以上

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