平成25年10月31日 市長記者会見

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ページ番号1001194  更新日 2020年12月14日

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とき
10月31日(木曜日)11時00分〜11時35分
ところ
市庁舎4階 会議室
出席者
米沢市長
政策推進部 原部長、東堂企画調整監
下野障害福祉課長、森川観光課長、西尾スポーツ振興室主幹

写真:記者会見の様子

2013フードバレーとかちマラソンの開催について

<市長>
それでは、2013フードバレーとかちマラソンの開催についてご説明します。昨年に続いて開催するマラソン大会が、いよいよ近づいてきました。ランナーのエントリー数は、お手元の資料にあるかと思いますが、合計で4,092人となっていまして、昨年と比較して826人の増となりました。昨年の参加者からは、市内コースで走りがいがあったこと、市民の応援が途切れなく力をもらったことなどの高評価をいただいています。こういうことが今年の申し込みの増加につながったのではないかと考えています。
また、大会ボランティアは、昨年とほぼ同数の796人の人にご協力をいただくことになっています。特に、ある連合町内会では、100人規模のボランティアの申し込みがあるという報告をいただいていて、大変感謝をしています。ただ、その中心的な役割をしていただいた方が、つい先日お亡くなりになられまして、大変残念に感じています。また、当日のボランティアではありませんが、マラソンに先立ち今年初めて、「おもてなし清掃」としてコース付近の清掃活動を、明日11月1日に障害のある人が150名程度で行っていただけることとなっています。今回の清掃活動を行うことになったのは、今年の7月に開催した北海道障害者スポーツ大会で多くのボランティアの人に支援をしていただくなど市民の皆さんからの手助けをいただいて、無事成功に終ったのが、きっかけになったと伺っています。障害のある方も障害のない方も同じように、この大会に参加している思いで、街の中をきれいにする社会貢献活動を行っていただき、大変意義があるありがたいことだと思っているところです。清掃活動の当日は、飛込みでの参加も可能ですので、寒い時期になっていますことから、暖かい格好でのご参加をいただければと思っています。
4日の天気は、今のところ少し寒いという予報になっているようです。ランナーの人には、北海道のマラソンシーズン終盤の大会として、練習の成果を存分に発揮していただき、かつ、自己記録更新を目指していただければと思っています。我々はサポート体制を万全にして大会運営に臨んでいきます。
また、参加賞は昨年好評でした「マラソン大会スイーツめぐり券」のほかに、飲食チケットの「まんぷくチケット」などがあります。このまんぷくチケットは、市内各飲食店、並びに管内の一部の飲食店が、この大会を盛り上げるため、利用できるように、ご協力をいただいているところです。このように、大会を支えていただく協賛、それからボランティアの輪が広がりをみせていることは、参加者の方はもちろんですが、我々運営するものにとりましても、大変励みに感じています。
最後に、今回も昨年に増して、市民の皆さんの沿道からの声援でランナーを後押ししていただきたいと思っています。本件につきましては、私から以上です。

報道機関との質疑応答要旨

(報道)
去年のエントリー数と実際に走った人の数は、どれくらいになるのでしょうか。

<西尾主幹>
エントリー数は昨年では3,266人で、実際に走られた方は3,000人程度です。途中棄権などがあり、正確にはわかりませんが、3,000人程度とおさえています。

幸福駅オープニングイベントについて

<市長>
次に幸福駅のオープニングセレモニーについてご説明します。幸福駅の再生プロジェクト事業は、11月上旬まで、駅舎の建替えを含む周辺の施設の工事を行っています。工事を終了して生まれ変わった幸福駅を、市民を始め全国の皆さんにご紹介するということで11月16日、土曜日にオープニングセレモニーを開催します。
幸福駅は多くの観光客が訪れることから、かねてから施設整備が望まれていたところです。土地や建物の所有などの調整が必要なこともあり、当面は改修を予定していなかったのですが、幸福町内会から駅舎のご寄附のお申し出をいただいたこと、それからちょうど時期を同じくして市民からのご寄附をいただいたこともありまして、今年度、幸福駅の改修に取り組むことができました。
工事を請け負っていただいた鹿島建設さんには、幸福駅の風情を残すために可能な限り現在の外壁を再利用するご提案をいただき、当初3割程度の再利用を見込んでいましたが、鹿島さんの丁寧な作業そして技術力で、最終的には約半分の材料を再利用して復元いただいたところです。これまで数多くの観光客が触れ、足跡を残してきた駅舎の板は、これからもまた観光客を迎えてくれることになりました。
16日に開催されるセレモニーは、お手元の資料にあるとおりです。特に、4Kテレビハッピーウインドウズは、東京都内でシェアオフィスを展開しておりますオフィスコロボックルさんが、東京でも大阪でもなくこの幸福駅で世界初の4Kテレビを使った新システムにチャレンジしていただいた試作品です。運用していく間にいろんな改善点等が出てくるかとは思いますし、また不具合自体も生じることがあるかもしれません。NHKさんのお昼に放映された「サラメシ」でも、このプロジェクトの様子をご紹介いただいていました。放送の目的はちょっと違いましたが、幸福駅のために集まって、それもお昼に、皆さんでさまざまなアイデアを出し合い、手弁当で実現していただき、大変嬉しいと思っています。
さらに、「愛の国から幸福へ」で大ヒットした歌手の芹洋子さんは、交流のある市民の人のご尽力によりまして、幸福駅のオープニングセレモニーお越しいただけることになりました。ステージの打ち合わせを進める中で、芹さんから地元の子どもたちと一緒に、「愛の国から幸福へ」を歌いたいというご提案をいただきまして、稲田小学校と緑丘小学校の合唱団とのステージが実現したところです。
今回の幸福駅再生プロジェクト事業は、「古くて新しい」をテーマとして、古いたたずまいを残した駅舎の中に、最新のシステムを搭載した4Kテレビの設置、それから芹さんと子どもたちによる「愛の国から幸福へ」のコラボコンサートで過去と未来をつなぐ、あるいは過去から未来へのチャレンジを意識してすすめているところです。
今わたしがお話したことがすべてではありませんが、この事業を通じて感じたことは、幸福駅が帯広市民だけでなく、日本中の人に愛されてきた思いそして活動によって、今回の幸福駅再生プロジェクト事業が実現できたことに、大変印象深く、意義深く感じています。ご支援いただきました市民の皆さん、それから鹿島建設の復元にかける思い、それから遠く東京からボランティアで応援してくれた人、今回の幸福駅の再生に関わった全ての人に感謝を申し上げたいと思っています。
セレモニー当日は、市民をはじめ多くの皆さんにお越しいただき、幸福駅のオープンを祝福したいと考えていますので、是非報道機関の皆様には、全国に向けた発信周知をお願いできればと思います。わたくしからは以上です。

報道機関との質疑応答要旨

(報道)
幸福駅建て替えの事業費は、総額でどのくらい掛かり、そのうち寄附と帯広市の予算がどのくらいなのか。

<森川課長>
帯広市の予算額は3000万円です。ただこの事業は、特定財源、ご寄附をあてて実施していますので、事実上帯広市からの一般財源の支出はありません。

(報道)
芹さんと子どもたちとの歌謡ショーは何時頃になるのでしょうか。

<森川課長>
芹洋子さんの方から、歌謡ショーの中で帯広の子どもたちと一緒にやりたいというお申し出がありまして、お手元の資料の進行スケジュールでお示ししているとおりで、おおむね2時〜2時半の間で実施することとしています。

その他

報道機関との質疑応答要旨

(報道)
昨日の特別職の報酬について審議会から答申がでました。市長は独自削減で15%削減していますが、その削減を今後も継続していくのでしょうか。本則を下げた状態から更に15%削減するのでしょうか。今後、この答申を受けてどう対応していくのでしょうか。

<市長>
昨日、答申をいただいたところですので、答申内容をしっかりと踏まえ判断して、適切な時期に必要な手続きを進めたいと考えています。

(報道)
適切な時期というのは。

<市長>
昨日に出されたばかりですので、どこが適切かも含めて内容を精査して、どう対応していくか、これから考えたいと思っています。

(報道)
独自削減を継続していくかも含めてですか。

<市長>
そうです。

(報道)
最近、話題になっているホテルでの食材の誤表示について、帯広市のホテルでも誤表示がありましたが、市としてどう受け止めていて、何か対応することがあるのかをお伺いします。

<市長>
誤表示報道は、毎日、表現の仕方がいろいろ出てきて、私も目を白黒しているところです。これまでの慣行であったり、故意があったか、なかったかいろいろな議論があります。この場合、事実関係も含めて、まだ全体像が明確に分かっているわけでありませんので、我々は静観していくべきと思っています。ただ、信頼はとても大切で、信用・信頼が、今回の食品の表示問題だけではなくて、最近起きていることに繋がっていると思いますので、我々自らの仕事も含めて、身を引き締めていかなくてはならないと思っています。

(報道)
帯広厚生病院の建て替えで病院側から負担を求められているという話があります。額も63億円程度という話も出ているのですが、市長はどのようにお考えでしょうか。

<市長>
まだ具体的にお話しているわけでありません。先方が町村会にお話をされているだけです。我々もこれから町村ともしっかりと議論をしながら、協力できることはしていかなくてはいけないと思っています。ただ、市民の皆さんに最も負担の少ない形でいくのが当然と思っています。どのような形でご協力させていただくのかを考えていかなければいけないと思っています。

(報道)
一点目は、来年4月の再選出馬の意向について、市長がどのように考えておられるのか。
二点目は、今月から始められた地区懇談会について、市民の方からの反応や市長自身が懇談会のやりとりでどのように感じていらっしゃるのか。
三点目は、市内中心部の屋台の組合が譲渡を模索しながら、帯広市、商工会議所等に協力要請されていらっしゃいますが、今後、この問題について、どのように対応していこうと考えていらっしゃるのか。

<市長>
一点目について、残り5ヶ月になりますが、まさにあっという間でした。残り5ヶ月は、公約の実現のために精一杯全力でこの残りの任期を務める覚悟です。当然、公約の達成状況についても、市民の皆さんにお示ししていくことになろうかと思います。そこに全精力をあげたいということです。
それから次に地区懇談会です。今年は8回予定していて、その内の3回が終ったところです。地区懇談会は、これまでどちらかというと市の政策を、最初に長く説明して最後に意見交換を行ってきましたが、今回は、政策がどうかということに焦点を置くよりも、今の帯広市が抱えている課題はどういうことなのか、そして集まっていただく皆さんと課題を共有して、共有した課題に対してどのような政策を行っていて、それは十分なのか違うのか、また、どこをどのように変えたらいいのかという形でのやりとりが出来る懇談会を今年は意識してやっています。1時間半の中で、どうしてもお互いに言い足りない部分もあると思いますが、去年と比べてみますと、今年は随分積極的に発言をいただいています。これまでは、休みの日が中心で、夜ではなかったものですから、昨年と比較しますと大勢の方に参加いただいていると感じています。また、今回のテーマを、少子化と高齢化の二つにして、帯広の現状とそれに対する課題をどう解決したらいいのかという話で行っていますので、お子様連れ、お子様をお持ちの方だったり、若い方にも参加いただいているという感じです。今まで休みの日だったので、参加が可能な人が多かったかもしれませんが、今日から夜に開催しますので、時間帯の関係で今日あたりから参加人数も構成も少し変わってくると思っています。今までは非常になるほどと思う意見もいただいていますし、僕としてはここまで新しい企画にしてよかったと思っています。
次に、屋台については、屋台自体年間で15万人を集客する帯広、そして十勝に根付いた夜の観光スポットになってきています。当然、宿泊も伴うことで経済効果も高く、それから全国的にも大変知名度が高く、町おこしの中での成功例です。市民の皆さんが中心となって動いて作ったもので、十勝・帯広を発信していただくのに大変ありがたいものになっています。大げさに言えば十勝・帯広の観光資源になっていると思います。例えば、旬のフェアを開催してくれたり、地産地消の面でも非常に役立っていただいていると思います。それでご質問の核心で言えば、とにかく屋台事業を円滑に運営していただきたい、うまくやってほしいと期待しているのが、今のご質問に対する回答になると思います。この事業は市民が組合を作って屋台事業を行ったという認識にたてば、基本的に組合内部できちんと解決をされることが基本だと思いますし、そうしていただけるのではないかと期待をしているところです。ご質問にありましたように、帯広市、商工会議所、中央会に先般、コンタクト(情報交換)していますので、それに対して我々が出来ること、相談していただいたことについて、我々も協力していきます。繰り返しにはなりますが、基本は組合内部できちんと解決されることではないかと期待しています。。

(報道)
公約の達成状況を市民にお示ししていくという話でした。市の施策の達成状況はまちづくり通信で毎年出ているのですが、市長公約の達成状況は具体的にどういう形で示していくイメージをされているのでしょうか。
もう一点、前回の会見からこれまでの間に、第二合同庁舎の予算がついたり、中心部の懸案となっているヨーカドービルについて、債権移動があったり、厚生病院も含めて街の中の大きな建物に関する話題があります。将来的にその建物は市有ではありませんが、例えば、建てる移動するなどの中で、市街地の形成の仕方に関して、市がある程度方向性若しくはビジョンを示してもいいのではという一部市議会の中からの声もあります。市として大きな構造物の建築とまちづくりの関係をどのように考えて進めていきたいのかをお願いします。

<市長>
一点目の公約の達成状況についての発表の仕方は、これまでの私の公約についてどうなっているかの整理を鋭意進めています。どうお示しするのが一番わかっていただけるのか、また、こちらの意図をお伝えできるのかを検討しているところです。まだ、この時期にこれでどのように出すところまでの最終的な検討が終っていません。ただ、これは当然行わなければいけないと思っています。
二点目は、これも経済の状況が少しずつ変わりつつある環境の中で、おそらくいろいろな民間の動きの中での不動産の動き、不良債権のオフバランスシート化(貸借対照表(バランスシート)から資産や負債を計上しないこと)などの事情があって出てきていると思いますので、単純に債権者の名前が変わったから動くのと単純につながらないと思います。我々は、市街地の活性化などを考えていかなければなりませんので、関心を持ってみています。まちづくりに影響のある土地の利活用や公共施設の配置であれば、これまでも必要に応じて、市民や関係者の意向を聞きながら、市の各種計画に照らしあわせて取り組みを進めています。民間所有地はそれぞれ状況、背景は異なっていますので、所有者との関わりの中で方向性を確認しながら、個別に共有を進めていきます。また、先ほど議会のお話がありましたが、他人の所有権を持っているところをどうやって口を挟んでいくのかやり方を教えていただければ、一生懸命やりたいと思いますが、そういうことはできないのではないかと思っています。ただ、いろいろな関係は出てきますので、先ほどの厚生病院も、彼らは単独でやっていくのではなく、病院経営やっていくわけで、先ほどの何割負担でお願いできないかという話です。そういう形で、必ず我々に相談があると思っていますし、その時のための準備はきちんとやっていかなくてはいけないのですが、民間の経済活動に口を挟めというご質問ではないですよね。大いに関心持ちながら、我々が出来ること、それからご相談いただいた時にはそれなりのものを考えていかなくてならない。ちょっといいすぎかもしれませんが、ビジョン出せと言われますが、そのビジョン出したことで取引価格などいろいろなものに全部影響しますよね、違いますか。ですから、責任のとれないところで、不真面目なことをやっていいのかと思います。私としては今申しましたが、現状をしっかりと関心を持って見て、我々がトータルでみている市の各種計画との齟齬などをしっかりと確認していきたいと思います。

(報道)
任期があと5ヶ月ですが、具体的にこの事業は公約として達成できているとか、達成できていない分野があるのか教えてください。また、残り5ヶ月の中で、達成する具体的な事業あれば、ご説明してください。

<市長>
公約の達成については、今日、用意していません。また、この場で発表するものでもないと思っています。提示した46項目の公約は、どこまで着手しているのかは、発表しています。4年のスパンの中で、どこまできたのかと、また行くのかをどのような形でお示しすると分かりやすいのかを考えています。まだ5ヶ月ありますからどこまで達成できるのか、またはできないものも出てくるかもしれませんが、それについても、鋭意、5ヶ月で一生懸命、全力でいかなければいけないと思っています。

以上

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