平成23年9月(2) 市長記者会見

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ページ番号1001208  更新日 2020年12月14日

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とき
9月28日(水曜)11時00分〜11時30分
ところ
市庁舎4階 会議室
出席者
米沢市長
産業連携室 安達室長 小野副主幹
(政策推進部 伊藤部長)

写真:記者会見の様子

フードバレーとかちロゴマークの正式決定について

フードバレーとかちのロゴマークの選考結果について、ご報告します。
これは、十勝管内の町村や関係団体の皆さんで、本年7月に設立した「フードバレーとかち推進協議会」が8月から募集してきたものです。

募集期間は、8月15日から9月12日までの約1カ月間で、応募件数は79件、23都道府県から応募があり、遠くは沖縄県からも応募がありました。

選考に当たっては、「フードバレーとかち推進協議会」の委員の皆さんに意見をいただくとともに、十勝管内のデザイナーの組織である「とかちデザイン振興協議会」にもご協力をいただきながら選考を進めてきました。

選考結果については、最優秀賞1点、優秀賞2点を選考しました。
最優秀賞は、大分県別府市在住の「松本ゆかり」さんの作品で、「おいしい十勝を食べる」をコンセプトにデザインしていただきました。

【最優秀賞の作品を紹介】
豊かに広がる実りの大地をイメージした、黄色のお皿の上に載る北海道、そして十勝地方の位置をスプーンですくうことで、「おいしい十勝の“食”を食べる」という形を表現していただきました。

優秀賞の一つは、旭川市在住の「木村知子」さんの作品で、十勝19市町村を表す「19個の丸」で「FOOD」を囲むことによって、十勝地方が一体になって食糧が生産されている様子を表現しています。

「19個の丸」で一つ一つの市町村の技術が結束して、とても大きな生産力になること、そして、「FOOD」及び「FOOD VALLEY」の文字を2色で構成し、十勝19市町村だからこそできる生産物の多様さも表現しています。

また、円形でまとめて安全と安心感が伝わるように考慮されています。

もう一つは、福岡県福岡市在住の「古川康幸」さんの作品で、十勝の『十』の文字をビジュアル化されています。箸、スプーン、フォーク、ナイフと食をイメージさせるアイテムで構成しています。
また、黄・赤・緑・青は食材の豊かさを表しています。

『十』をビジュアル化することで、人と食材がクロスする場所であることを表現されています。

【優秀賞の作品を紹介】
最優秀の作品は、「フードバレーとかち」の正式なロゴマークとして、今後フードバレーとかち推進協議会のさまざまな取り組みに活用していく予定です。

報道機関との質疑応答要旨

(報道)最優秀賞の作品に対する市長の率直な感想をお聞かせください。

(市長)全部で79件の応募がありましたが、どの作品もそれぞれのコンセプトなどが大変おもしろかった。きちんとしたプロセスで選んできており、その中でやはり最優秀作品は一番人気があったものですが、良い作品が上がってきたと思っています。

個人的には、この黄色や緑などの色合いがとても温かいイメージと食というイメージがあると思います。それから、英語と日本語の両方が表記されていますので、外国の方にもフードバレーとかちが分かりやすいと思いました。

これからいろいろな場面で使用していきますが、TPOに応じて一番使いやすいとも思いました。今後、セミナーなどのチラシや名刺などに使っていく予定ですが、この作品は使いやすいと思います。

(報道)ロゴマークの公式な場面での初使用は何になるでしょうか。

(市長)バックパネルに使うことになると思います。

(報道)フードバレーとかち推進協議会の事業でも使っていくということですが、市長ご自身はフードバレーとかち構想を掲げられて、昨年は萌芽期と位置付けて進められて、現在2年目に入り、このロゴマークも含めてフードバレー推進協議会で加速度的に事業を進めていくというお話を以前にされていましたが、現在の状況と今後どのような形で進められていくのかをロゴマークができたことをきっかけに今の思いをお聞かせください。

(市長)加速度的というよりは巡航速度で進めていこうと思っていますが、フードバレーとかちについては、みんなで進めていかなければ意味のないものですから、スタートの1年間は、ずっと旗印と言ってきました。今回、19市町村みんなでこのロゴマークを決めてきたことで、実際に動きがスタートしたという認識を持っています。

(安達室長)フードバレー推進協議会では、基本的に連携して事業展開していこうということで、私どもが事務局をお預かりしています。今、18町村に出向いてどんなことで連携できるのかという意見交換をしています。当面は、当初予算で計上していますフードバレー推進協議会のホームページなどについて、事務局で対応できることから進めていきます。

(報道)最優秀、優秀の3作品を使い分けていくでしょうか。

(市長)最優秀の作品だけを使っていきます

(報道)暫定的に使っていたのぼりなどはこれからも併用していくのでしょうか。

(安達室長)これまでのものは、暫定的な形での使用でしたが、状況に応じて併用することもあり得ます。
基本的にはこれからは新しいロゴマークに切り替えていく考えです。

(市長)これまでのものは、フードバレー推進協議会が設立される前に帯広市の活動として、この1年間暫定的に使用してきました。

今後は、フードバレー推進協議会において決まった新しいロゴマークを使っていくことになります。ただし、現在使っているのぼりなども、もったいないので状況に合わせて使っていくこともあります。

今回、さっぽろオータムフェスト(9月16日から10月2日まで札幌市大通公園で開催)で十勝のブースを広くいただいてPR活動を行ってきましたが、やはりフードバレーとかちののぼりがあったことは、十勝をアピールする上で、参加者を始め関係の皆さんにプラスの評価をいただきました。他のブースは、それぞれの市町村名しか出ていませんでしたが、その中で「とかち」という形で、みんなで一緒に取り組んでいることを評価していただいたことは大変うれしかった。

(報道)前の質問に関連しますが、今まで使っていたものを併用することもあるとは言え、切り替えていくことは無駄遣いにならないでしょうか。

(市長)暫定的に作ったものをしっかりと活用してきたので、これまで取り組んできたことについては無駄だとは思っていません。

次の段階に入っていくので切り替えていきますが、これまでののぼりなどは帯広市内だけで使っていくことになると思います。市内でのにぎやかなイベントなどに使用していきたいと思っています。

(報道)全く使わないとすれば、もったいないと思ったので、こんな質問をしました。
ロゴマークが複数あると市民にとって分かりづらいのではないかと思います。また、外部から見てもロゴマークが複数あると印象が薄くなるような気がしますが、いかがでしょうか。

(市長)そもそも、フードバレーとかちを進めていくために18町村に声をかけて、またフードバレー推進協議会にはいろいろな団体にも入っていただいています。このような動きの中で、これまではそれぞれが十勝を売り込んでいこうという思いで事業展開していたものが、今回、統一したロゴマークを作っていくことになりました。

質問のような新旧のロゴマークの使用方法について、今後議論が出てくると思いますが、みんなで一緒に動いているということをアピールできるように、確認できるように皆さんでルールを議論して整理していきたいと思います。

(報道)入選された方を取材したいが、入選したことをお知らせしていますか。

(安達室長)この記者会見を終えた後にお知らせします。

(報道)フードバレーとかちが進められて1年余りが経過しましたが、市民を始め十勝、北海道における認知度、理解度など市長が感触として浸透度をどのように感じていますか。

(市長)フードバレーとかちという言葉は、少なくとも昨年の4月まではありませんでしたので、いろいろな方々から質問も受けますし、こちらから発信もしてきました。

また、これまでも報道されておりますが、十勝に向かっていろいろな方が来ていただいています。今までとは違った分野の方々に来ていただいており、お迎えするときの最初の言葉は「フードバレーとかち」になります。ですから、街や地域がどのような方向に向かっているのかという議論をするときには「フードバレーとかち」が間違いなく話のきっかけになっています。

それから、この言葉や方向性に興味を持っていただいている皆さんが「十勝を一度見にいってみようか。」「見て感じてみようか。」ということでお越しいただいている方々もいますので、やはり旗を立てて動いていることが、まだ十勝全体をカバーできていないかもしれませんが、それなりに外からの関心を引くことができたと思います。

また、相乗効果で域内からも食品会社などがフードバレーとかちとして関連、波及した事業が展開されてきています。いろいろなところでフードバレーとかちを訴求させようとする動きが出てきており、外の方々も関心を寄せてきていただいています。市民の皆さんから形が見えないとも言われていますが、このような事業展開によって十勝をセールスしていく上で、少なくともプラスになっていると思います。

1年半が経過して、これからフードバレーとかちを本当の動きにしていかなければならないと思います。それは、当初からお話していますとおり、役所が主導するのではなく、農業者、商工業者などの皆さんと一緒に地域の動きにしていかなければならないと思います。1年半前にはなかったということから考えると、これがきっかけになって化学反応が起こりつつあるのではないかと思います。

(報道)新たなロゴマークの使用のルールはどのようにしていくのですか。

(小野副主幹)個別の商品には使用しないということで整理しています。
名刺などに使用したいという依頼がフードバレーとかち推進協議会にあれば、データをお渡しして使用していただくという対応にしていきたいと思います。

届け出をしていただくようにしたいと思っていますが、それは「フードバレー」という言葉を富士宮市が商標登録をしており、昨年8月20日に富士宮市と帯広市で「フードバレー交流に関する共同声明」に調印して、「フードバレー」という言葉を使うことは問題がないとしていますが、個別の商品等にはロゴマークを入れないという紳士協定になっているためです。

商品なのか取り組みをPRするものなのかという判断の難しいものがありますので、届け出をしていただいて使用していただくことにしたいと思います。

(報道)石川知裕代議士が有罪判決を受けましたが、当日、発表された市長のコメントでは「今後の推移を見守る」ということでしたが、地元の代議士がそのような状況にあるということ、それから国会では野党が議員辞職勧告決議を出すという話もあります。可決されないとしても、地元の政治には大きな影響がある出来事だと思いますが、市長は率直にどう受け止めていますか。

(市長)その当日に発表したコメントのとおりですが、控訴されておりますし、裁判が継続されて確定していないことですので、推移を見守るしかないということです。

地元の政治に影響があるのではないかというお話ですが、さまざまな方々がそれぞれの立場での発言を新聞等で確認していますが、私の帯広市長という立場で言えば、地元選出の唯一の国会議員ですので、市のこれからの行政を進める上で国会議員にお世話にならなければならない部分については、他に手段がありませんので、お世話になっていくことになるだろうと思います。

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政策推進部広報秘書室広報広聴課広報広聴係
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